「群青 愛が沈んだ海の色」
鳴り物入りでお披露目されるが、沢口靖子(B80-W58-H87)以降、あまりパッとしない東宝シンデレラで、現在の人気女優は長澤まさみ(B83.5-W54-H82.5)だ。
ところが、この東宝のお姫様は不思議なことに主演映画に恵まれていない。
自分は彼女の出演映画で一般公開されている映画は全部観ているが、主演映画はトホホなものが多く、ブレイク前の「ロボコン」だけが唯一面白い。
「群青 愛が沈んだ海の色」も彼女が主演=面白くないの法則が100%当てはまっている。
沖縄の離島にやってきた世界的に有名なピアニストと漁師が恋に落ちて生まれた娘・凉子は、幼なじみの一也、大介と兄妹のように育っていく。
そして、涼子と一也は恋に落ちて結婚を約束するのだが、その矢先、凉子の父を説得するために宝石サンゴを獲りに海へ深く潜った一也は帰らぬ人となってしまう。
そのショックで涼子の心は壊れてしまい、自分の世界に閉じこもってしまうのだった…。
沖縄が舞台で、幼なじみの一也が死亡…って長澤2大トホホ映画「涙そうそう」と「タッチ」を足して再構築してような感じの映画で、こんな誰でもツッコミそうな企画に何故会社がOK出したのかよくわからない。
それなら、映画として良作かといえばそうでもないのが残念なところ。
この映画の構築の仕方だと、主演はどう考えても佐々木蔵之介が演じる涼子の父親だし、それ以前に大介のナレーションで進んでいくということは、彼の目線で話が展開していくはずなのに、そうでもない。
そもそも、ヒロインが恋人を失って心が壊れる程なのに、二人の恋愛描写があまりにも少ないため伝わらない。
島に3人しか子供がいなくて、2人の幼なじみのうち何故、片方を好きになるのかが描ききれていない。
その時点で、この映画は終わっているのだ。
これを淡々とした演出と言えば聞こえはいいのだが、演出不足でしかないと思う。
ラストの「奇跡」っぽいのも、もう少し説得力のある方が…。
共演は福士誠治、良知真次、田中美里(B81-W58-H83)。
監督は中川陽介。
映画の日に観に行ったのに劇場は8人。
あれほどチケット売り場並んでいたのは何だったんだ?と思ったが、当然、「ヱヴァ」だろうなあ。
あとやっぱり20世紀フォックスのマークが出て、日本映画は違和感があるなあ。





コメント