「お買いもの中毒な私!」
レベッカ・ブルームウッド25歳。
夢はファッション誌の編集者。
憧れのNYライフを満喫している彼女の最大の悩みは…
お買物がとまらない!!
つうことで、「お買いもの中毒な私!」、通称「おかちゅう」を観にいってきた。
チケット売り場は物凄い行列だったが、それはTBSのドラマの映画化目当ての人達で、この映画は大変閑散としており、逆に落ち着いて観ることができてラッキー!!(配給会社はアンラッキーなのかもしれないが…)
まあ毎度お馴染み、主人公のやることが、偶然が偶然を呼んで都合よく進んでいくという、加藤あつしの「カメレオン」みたいな話で、アメリカンコメディの王道なのだが、これが大変面白い。
調子のいい話ではあるが、それなりに理由付がされているし、勢いのある話展開とテンポのいい編集でどんどん進んでいく。
コメディはその国の文化が背景を知っているともっと楽しめるのだが、この映画は明らかにアメリカのカード問題のことが背景にあり、日本人だと買い物が過ぎるだけの話なのだが、アメリカでは結構重たいテーマだったりする。
ただ麻薬中毒やアル中よりも共感しやすいのも確かで、ヒロインの言う通り、魔法のカードとはうまくいったもので、便利すぎて、現金と違って目に見えないので使っている意識がない。
さらに、最近はネットショッピングでうっかり使い過ぎることがあるので、他人事ではないんだよね。
しかし、「プラダを着た悪魔」でもそうだが、アメリカの女性の憧れの職業ってファッション誌の編集なの?
あと「幸せになるための27のドレス」で初めてブラインドメイドを知った自分だが、この映画にもその話があって、これもアメリカの女性物の定番なのかもしれない。
主演のアイラ・フィッシャーは映画では25歳らしいが、実年齢は30歳を越えているらしいが違和感はなく、少なくとも「グリース」のオリヴイア・ニュートン=ジョンの高校生役よりは無理がない。
それに小柄ながらも意外に巨乳なのも捨て難い。
製作がジェリー・ブラッカイマーなので、爆発シーン盛り沢山かと思えばそうでもなかったのが意外!(当たり前か)
その代わりというわけでもないのだが、ショーウィンドウの人形が動くシーンがあって何気に凄いのだが、調べたらILMが参加していた。
効果的だがなくてもいいシーンに金をかけるところに、ハリウッド映画の底力を見た。
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「お買いもの中毒な私!」★★★☆
アイラ・フィッシャー 、ヒュー・ダンシー 、ジョーン・キューザック 主演
P・J・ホーガン 監督、ジェリー・ブラッカイマー製作、
2009年、105分、アメリカ
「夢はファッション誌の編集者、
しかし現実はなかなか厳しい、
そんな現実を忘れさせてくれるのが
《お買い物》
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