「ミルク」
「ハーヴェイ・ミルクの映画って今回初めてじゃないんだよ。
1984年に彼のドキュメンタリー映画があってさ、それを観ると主演のショーン・ペンが物凄く雰囲気が似ているのに驚く。
それに彼独自のユーモアを入れて、さらに昇華した感じになっているよね。
そりゃあもらっちゃうよ、アカデミー主演男優賞。
この映画ってゲイのことばかり強調されそうだけど、本当の面白さはやっぱりマイノリティが公職につくまでの選挙活動の面白さで、彼のブレーンが、ある意味変わり者だけど実力ある人間が集まっているのがポイントだね。
もちろん、この映画だけ観てもいいけど、ドキュメンタリーを観るともっと面白い。
時代の変化がよくわかるよ。
監督がガス・ヴァン・サントなので、もっとカメラがふらつくかなと思ったけどそうじゃなくてよかったよ。
だけどさ、ハーヴェイ・ミルクはまだいいんだよな。
皆に「タイム誌が選ぶ20世紀の100人の英雄」として認められているから。
どちらかというとゲイっておしゃれな感じだし、何となく市民権がありそうじゃん。
だけどさあ、ロリコンはそうはいかないんだ。
おそらくロリコンの人が立候補しても絶対に当選しない。
いや、そんなことよりミルクは相思相愛の恋人もいたんだろ?
全然OKじゃん。
ロリはどれだけ好きでも子供とは結婚できないし、何よりも悲しいのは子供は成長してしまう。
永遠の子供はいないんだよ」
「はあ~、そうですかあ」
その後、広末はポケベルのCMまでとか、SPEEDは「Body & Soul」を歌っている時が神とか、辻ちゃんはやっぱ初期型が最高!など、返事が難しい話題を延々と聞かされた自分。
「●島さんは仕事はできる人なんだけどねえ」と歯切れの悪い言われ方をしているのがわかった気がした。
「所さんのただものではない」の間下このみの話くらいで意識が遠のき、薄れゆく意識の中で「エイリアン通り」でシャール君がサンフランシスコの名物がゲイだと言っていたことを思い出す。
ちょうど、ハーヴェイ・ミルクの選挙時期と連載が同じ時期なので多少なりとも影響があったのではないかと思ったが、それがあまり意味のなさないことであるのは言うまでもない。
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» ミルク / MILK [我想一個人映画美的女人blog]
「私の名前はハーヴィー・ミルク。
皆さんを、民主主義を守る戦いに勧誘したい。」
今年のアカデミー賞で、作品/監督/主演男優/助演男優/脚本/編集/衣装デザイン/作曲と8部門でノミネート{/ee_3/}
(うち、脚本と主演男優賞で受賞!)
1977年11月8日、カリフォルニア州サンフランシスコでハーヴィー・ミルク市政執行委員が誕生。
ゲイであることを公言して主要都市の公職についたアメリカ史上初の人物。
その彼が、1978年に凶弾に倒れる、、、、、。
これは、ミルクという一人の男の人生最後の8年... [続きを読む]
» 『ミルク』を観たぞ〜! [おきらく楽天 映画生活]
『ミルク』を観ました1970年代のアメリカで、同性愛者であることを公表して公職に就いたアメリカ初の政治家ハーヴィー・ミルクの生き様を描く伝記ドラマです>>『ミルク』関連原題: MILKジャンル: ドラマ/伝記製作年・製作国: 2008年・アメリカ/ドイツ上映時間: ...... [続きを読む]
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