「BABY BABY BABY! ベイビィ ベイビィ ベイビィ!」
「ナースのお仕事」のキャスト・スタッフが贈る日本初の出産コメディ。
個人的には「ナースのお仕事」は面白いと思ったことがなく、更には映画は悪ふざけが激しすぎて好きになれなかったのだが、そもそも随分前に終わったドラマなのに、それが売りになるのか?
だったら、「ナースのお仕事」の映画最新作でいいと思うんだけどなあ。
別にTVドラマの映画化はもはや定番でしょ?
監督が両沢和幸で、出演も観月ありさ(B82-W59-H87)、松下由樹(B83-W58-H83←「オイシーのが好き」出演時)、神田うの(B77-W56-H80)、伊藤かずえ(B83-W58-H85)と揃えるなら「ナースのお仕事」の映画化の方が宣伝もしやすいし、興行成績も期待できると思うんだけどなあ。
話は観月扮する大手出版社に勤務する女性が、編集長の昇進が決まったのに妊娠が発覚!
仕事か子供を取るかの選択を迫られる。
訪れた産婦人科には4人目の子供を産もうとしている(自称)ベテラン妊婦、10代カップル、不妊治療中の夫婦、人目を忍んでやってくるモデルなどがいた…という感じの妊婦の最大公約数的な登場人物が巻き起こすドタバタ劇。
う~ん、想像通りのベタな展開で面白いわけでもなく、つまらないかというとそうでもなく、ぶっちゃけ映画館で金払って観るようなものでもなく、テレビの2時間スペシャルで十分。
主人公は仕事か子供か悩むのかと思いきや、あっさり仕事はやめてしまう。
そこが一番大切なのに、その理由が産休が終わって職場復帰すると嫌いな奴の部下になるから…って、結構重要なテーマを軽く流しすぎじゃないか?
「ナースのお仕事」の出演者を出そうとしているため無駄に登場人物が多く、その分テンポが悪く、上映時間が長くなっている。
この手の話はせいぜい100分前後でしょ。
あと、「ナースのお仕事」でも感じたけど、登場人物のキャラが深みがなく極端すぎて笑うどころか腹が立ってくるんだよねえ。
いや個人的には観月ありさが好きなんで彼女の出ていればいいんだけど…やっぱり無茶苦茶肥えてる。
もちろん、役作りだよなあ(そう信じたい)
松下由樹はも太っているのが当たり前になってきたな。
他の出演者では谷原章介、斉藤由貴(B86-W59-H86)、MEGUMI(B94-W60-H86)で、谷原はキャラが立ちすぎていてOKだけど、MEGUMIは本当に華がないことを改めて認識。
やっぱり今でも水着があってナンボのものなのか?
結局、妊娠に対して伊丹十三映画のような情報満載でもなく、群集劇としても面白くないし困った映画なのである。
もしかして妊娠経験者には物凄く面白いのか?
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