「クローンは故郷をめざす」
クローン技術が進んだ近未来を舞台に、クローン人間として生まれ変わった主人公の心の葛藤を静かに淡々と描いているので、当然、爆睡ぶっこいている人もいたが、イビキさえなければ、携帯電話を使われるよりマシだと思っている。
クローン再生される主人公と、幼少の頃に死んだ彼の双子の弟の話をリンクさせていくのは面白いと思うのだが、意外性はあまりない。
まあクローンのネタの時は、オリジナルとは?とか生と死の基準とか毎度お馴染みの話が多いから仕方ないと思っている。
主演は及川光博、共演に永作博美(B82-W58-H84)、石田えり(B90-W64-H90)、嶋田久作など。
やっぱミッチーは「プライド」に出演した時みたいに漫画っぽいいかにも系の感じがいい。
監督はこれが商業映画監督デヴューとなる中嶋莞爾。
2006年度のサンダンス・NHK国際映像作家賞受賞のオリジナル脚本を、その時の審査委員長ヴィム・ヴェンダース製作総指揮の下で映画化したのが、この映画らしいのだが、いやはや久しぶりに聞いたなあヴィム・ヴェンダースの名前。
「ベルリン・天使の詩」の時は物凄くもてはやされた時期もあったけど、あの映画も個人的には世間が言うほど目茶苦茶面白いとよ思っていないので、今回もヴェンダースの名前を聞いてもピンと来なかったし、彼が関係しているから寝ている人がいても仕方ないと考えてしまう。(好きな人には申し訳ない)
登場人物の誰もがぼそぼそと話すので音響設備のしっかりした劇場で観ないと辛い。
相変わらず嶋田久作は何喋っているか聞き取り憎いしね。
« 「トワイライト~初恋~」 | トップページ | 「イエスマン “YES”は人生のパスワード」 »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 「A Film About Coffee(ア・フィルム・アバウト・コーヒー)」(2016.01.06)
- 2015年映画雑感(2016.01.05)
- 2015のダメ映画②(2016.01.04)
- 2015のダメ映画①(2016.01.03)
- 2015年日本映画ベストテン(2016.01.02)
この記事へのコメントは終了しました。
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 「クローンは故郷をめざす」:
» 「クローンは故郷をめざす」 SFを通して行う「人間とは何か?」という思考実験 [はらやんの映画徒然草]
予告を観てどうしても観たくなった作品。 僕はSF好きなのですが、こういうテーマの [続きを読む]
» クローンは故郷をめざす [だらだら無気力ブログ]
ヴィム・ヴェンダースがエグゼクティブプロデューサーとして参加した SF映画。 クローン技術が進んだ近未来。クローンとして再生した男と彼を取り巻く 人々の模様を描く。クローン技術が発達した日本。宇宙飛行士の高原耕平は宇宙ステーションの 船外活動中に事故で殉職..... [続きを読む]
コメント