「ROCKERS【完全版】」
「パンクロックの封印を解く」ということで「NO FUTURE」、「THE PUNK ROCK MOVIE」、「ROCKERS【完全版】」と連続上映されたが、自分は最後のこれしか観てない。
1978年、失速した日本のロック・シーンを自らの手で打破するために、ミュージシャンたちが集結!
FRICTION、LIZARD、Mr.KITEなど、下北沢ロフトをはじめ、日本各地でギグを繰り返したそのムーヴメントは“東京ロッカーズ”と呼ばれ、衝撃を与えていく…。
1978年といえば「スター・ウォーズ」や「さらば宇宙線間ヤマト愛の戦士たち」が公開され、空前絶後のSF&アニメブームの真っ最中で、R2-D2のラジオが欲しくてコーラを飲みまくったりしていた年で、音楽というとピンク・レディーと沢田研二だった。
おそらくヤマトのエンディングを沢田研二が歌ったのが、今でこそ珍しくない、アニメソングをミュージシャンが歌った最初ではないかと思っている。
そんなあまりにも一般的な生活をしていた自分には日本のロックが失速していたことなんか知る由もなく、この映画で初めて状況を把握した状態だ。
映画は演奏とインタヴューで構成されていて、実は30年前に作られたものだが、ストラングラーズの演奏シーンを加えて完全版として甦ったものらしい。
なるほど~…って実はそっち方面の音楽に興味ないので思い入れもなく、普通にドキュメンタリーとして観てしまいました。
何しろ、「自殺」とか「SPEED」とか「8 1/2」とか「SS」とか絶対にバンドの名前とは思わないって。
自分には「8 1/2」はフェリーニの映画だし、「SS」はナチの親衛隊というイメージしか思い浮かばなかった、
じゃあ、どうして観にいったんだよ?と言われそうだが、たまたま時間が合って、観ていないのがこの映画だったというわけなのさ、エヘ。
ところが意外に面白く、特に撮り方が今風でない分、少し新鮮に感じた。
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