「ミーアキャット」
昔、「野生の王国」という番組が好きで毎回楽しみに観ていた。
動物と自分の子供は見ていて飽きないとはよくいったもので、物凄いドラマがあるわけでもないのだが、逆にその素朴さが良かった。
ここ最近、動物をテーマにした番組が少ない。
あっても、テロップと芸能人のコメントでまみれていて、じっくり見ることができない。
こんなことを言っていると年寄りだと言われそうだが、今のテレビ番組って集中して見たり、見て何か考えるものではないのだろうなあ。
そんな「野生の王国」マンセーの自分にとり、この映画は久しぶりの動物映画である。
アフリカ・カラハリ砂漠に生きるミーアキャットの生態を描いたもので、、コロと名付けられた子供のミーアキャットの成長を物語としている。
おそらく、どんなわがまま俳優よりも動物は言うことを聞いてくれない。
「戦場のメリークリスマス」の時に大島渚がトカゲがNGを出したので怒っても言うことを聞いてくれないという心温まるエピソードからも明らかだ。
この映画も物凄く時間をかけて撮影をしただろう。
そしてそれらの莫大な量の素材を集めて編集をしたと考えると、スタッフの苦労も並大抵のものではないはずだ。
確かに話はあまりにも素朴だが、この手の映画は動物のアイドル映画でもあるので問題なし。
むしろ、「きつねと私の12か月」のように中途半端な人間ドラマにしようとしているだけマシである。
いや、正直、「チェ 28歳の革命」を観た後だと、何観ても面白く感じるから不思議だ。
ミーアキャットがどこか人間に似ているというのはちょっと無理があるが、感情移入するためには表現的にありだろう。
ナレーションは、これが遺作となったポール・ニューマン。
日本語吹替え版は、何故か三谷幸喜。
ポール・ニューマンの声なら川合伸旺は亡くなっているので無理としても 津嘉山正種か羽佐間道夫だろと思ったが、意外にも三谷の喋りがうまかったので。これはこれでOK!
変な芸人やへたな声優よりはよっぽどいい。





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