「コドモのコドモ」
小学5年生の女の子が妊娠・出産!
とはいいながらも昔、「ママは小学四年生」というアニメがあったのに、そんな衝撃ないなあ。(いや、もちろん本当に小四の女の子が出産する話ではありません。SFアニメとしてはかなりレヴェルが高いので必見!)
さそうあきらの漫画を映画化したもので、自分も「アクション」で連載されていた時は読んでいたのだけど、あの雑誌って注意していないと微妙にいつ発売されているかわからなくて、結局女の子のおばあちゃんが死んだあたりまでしか読んでいない。
そんなわけで、漫画のオチを知りたいのもあって、映画を観にいった。
う~ん、映画は妙にリアリティがなくて、おそらく演出であえて生々しさを出していないと思うのだけど、それが裏目に出てしまっている。
いやさすがにあれだけ腹が大きくなって仲のいい家族が気づかないわけないっしょ。
どうしても同じような題材なので今年公開の「JUNO」と比べてしまうのだが、高校生の妊娠というありがちの話とはいえ、「JUNO」の方が面白く、何よりも共感できる内容であった。
しかし、「コドモのコドモ」は小学生が妊娠・出産という設定が現実味がないのに、そこに至る過程がファンタジーなので、観ていてどんどん冷めていくのだ。
またゆったりとした演出が間延びして余計なことを考えさせてしまう。
日米妊娠&出産対決は日本の惨敗である。
監督は前にもさそうあきらの漫画の映画化した「神童」の萩生田宏治。
「神童」の方が遥かに面白い!
主演はオーディションで選ばれた新人の甘利はるな。
いや子供は興味ないからという人には麻生久美子(B80-W59-H83)と谷村美月(B82-W56-H80)、宮崎美子(B84-W60-H86←ミノルタのCM出演時)が脇を固めている。
「14才の母」とか低年齢の出産ネタは人々の興味があるのかもしれないが、今後はぜひとも高齢出産ネタで盛り上げてほしいのだが、おそらく誰も興味ないんだろうなあ(色々な意味で)
あと、子供たちがやたらと、語尾に「~し」とつけたり、「超うける」というのは、今や当たり前のことなのか?
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