2016年1月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ

« 「バイオハザード ディジェネレーション」 | トップページ | 「レッドクリフ Part I」 »

2008年11月 2日 (日)

「まぼろしの邪馬台国」

Mabotai  吉永小百合は、ある世代にとっては女神であり、日本映画に貢献してきたことは重々承知している。
 しかし、ここ最近の彼女の役柄は異常だ。
 とにかく1945年生まれなのに、30歳位若い役を演じていることが多く、それがもはや特殊効果に近いメイクをしても、違和感を拭うことができない。
 確かに女優はどんな年代でも演じきらなくてはならない。
 しかし、それにも限界があるはずだ。
 特に映画は演劇とは違い、見たまんまのリアルさというのがあるのだが、もはや彼女の存在が浮きまくっている。
 「北の零年」では、どんだけ高齢出産なんだというくらい小さな子供がいて、いくら女がいない開拓前の北海道だからといって、若い石田ゆり子(B83-W59-H85)そっちのけで、モテまくりだし、「母べえ」では浅野忠信が憧れる人妻役だったのだが、浅野の年齢から考えると、どんだけババコンなんだよとツッコミを入れてしまうのは仕方ないだろう。
 「まぼろしの邪馬台国」は盲目の郷土史研究家・宮崎康平と彼を支えた妻の話で、吉永は当然妻の役だ。
 彼女がNHKの声優で宮崎と知り合うところから始まるのだが、これがまた若い時の設定を演じるので若作りのおばさんにしか見えない。
 ここが映画に入り込めるかどうかの分かれ目であり、ここで宇宙人が地球人に化けているような感じを覚えるともう終わりだ。
 映画は、宮崎康平の生きざまを描くのか、彼を支えた妻の話なのか、邪馬台国の話を描くのかはっきりせず、本来なら宮崎康平の人生を描くのが正解なのだが、吉永の見せ場を作らなくてはならないので一本筋が通らない。
 吉永小百合で資金が集まっている映画なのに、彼女のせいで映画が大変不自然になっている。
 最後に吉永が卑弥呼の格好で出てきたのには脱力してしまった。
 結局、この映画は吉永小百合のアイドル映画でしかないことを実感した。
 唯一、救われるのは窪塚洋介と柳原可奈子(B102-W87.8-H101.5)のエピソードだ。
 柳原は窪塚とのキスシーンとか意外に美味しい役だが、それがコメディというわけではなく、物語の良いクッションとなている。
 また、この二人が主役夫婦とうまく対比させている構成は悪くないと思う。
 監督はここ最近は何でも演出しているイメージが強い堤幸彦。
 もっと面白くなりそうなのに吉永小百合の存在で大変惜しい映画。
 とにかく、彼女は年相応の役を演じてほしいし、制作側も彼女に合っているかどうかを真剣に検討して起用してほしい。
 それでも間違いなく、今年の色々な映画関係の賞では主演女優賞候補なんだろうなあ。

参加してます。よろしくで~す
   

« 「バイオハザード ディジェネレーション」 | トップページ | 「レッドクリフ Part I」 »

「映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/185540/42980025

この記事へのトラックバック一覧です: 「まぼろしの邪馬台国」:

» まぼろしの邪馬台国 [だらだら無気力ブログ]
昭和40年代の日本に邪馬台国ブームを巻き起こした全盲の文学者・ 宮崎康平と彼の目となり彼を支え続けた妻・和子の夫婦を描いたドラマ。NHK福岡で勤務していた和子はひょんなことから島原鉄道の社長であり 郷土史家の宮崎康平と出会う。和子は康平の勧めにより、島原で..... [続きを読む]

» 映画「まぼろしの邪馬台国」(2008年、日) [富久亭日乗]
    ★★★★☆  邪馬台国探しに生涯をかけた男と それを支える妻の愛の物語。      ◇  九州・島原。 父親から鉄道事業を受け継いだ 宮崎康平(竹中直人)はワンマン経営者だ。 そのため妻明子(余貴美子)は愛想を尽かし 2人の子供を置いて逃げてしまった。 目が不自由な康平は、 邪馬台国研究に執念を燃やしている。 ある時ラジオ番組に出演した康平は 番組の司会をした長濱和子(吉永小百合)と出会う。 和子に好意を持った康平は、 和子を自分の会社に呼び、 新設した観光バス事業のバスガイド教育部長にする... [続きを読む]

» まぼろしの邪馬台国 [象のロケット]
昭和31年、盲目の長崎郷土史家・宮崎康平は、一方では島原鉄道の破天荒なワンマン社長。 集中豪雨の復旧工事の最中でも発掘作業に励み周囲をあきれさせる。 島原観光のバスガイド教育係として招かれた和子は、その後康平の妻となり、目となり、“邪馬台国”の場所を探す二人の共同作業が始まった…。 実話に基づく、日本史最大の謎に挑んだ夫婦の物語。... [続きを読む]

» 映画「まぼろしの邪馬台国」 [茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~]
『魏志倭人伝』から始まる~倭人は帯方の東南大海の中にあり、山島に依りて國邑をなす。旧百余國。漢の時朝見する者あり、今、使訳通ずる所三十國~ 邪馬台国所在地論争と言っても、畿内説に較べて九州説は近年すっかり劣勢のようだ。それでも&q... [続きを読む]

» 【まぼろしの邪馬台国】 [日々のつぶやき]
監督:堤幸彦 出演:吉永小百合、竹中直人、窪塚洋介、風間トオル、余貴美子 「和子はラジオの収録の仕事で、目の不自由な康平と出会った。その後職を失い康平の元を訪ねたのがきっかけとなり彼の後妻となった。 邪馬台国の探求を続ける康平の目となり魏志倭人伝、... [続きを読む]

» まぼろしの 探偵たちに 道ありき [空想俳人日記]
 久しぶりの劇場鑑賞は「まぼろしの邪馬台国」。これ、前に劇場予告で、あるワンシーンがお気に入り、それで「観よ」と思っていた。目の見えない宮崎康平(竹中直人)が畦道を突っ走りながら道をそれて脇へ転がるシーン。妻の和子(吉永小百合)が慌てて駆け寄る。  あとから本... [続きを読む]

» まぼろしの邪馬台国 [映画鑑賞★日記・・・]
2008/11/01公開(11/24鑑賞)製作国:日本監督:堤幸彦出演:吉永小百合、竹中直人、窪塚洋介、風間トオル、柳原可奈子、石橋蓮司、江守徹、大杉漣、余貴美子、由紀さおり二人の旅が、やがて日本中に旋風を巻き起こす。... [続きを読む]

» 「まぼろしの邪馬台国」 [まっちゃん(ひきばっち)の映画がいっぱい!!]
 観て参りました! 吉永小百合さん、綺麗ですね。竹中さんと並ぶとよけいに・・いや・・失敬(笑)  NHK福岡でラジオの声優をしていた和子(吉永小百合)は、ある日のゲストに 来た、島原鉄道社長、宮崎康平に「わしは、目の見よらんけん!美人じゃのお〜! !」と顔中を触られ、「あんた、島原へ来んしゃい!!」と、唐突に誘われた・・ ・。「九州の歴史」という番組でのことだった・・・。 社内での左遷などもあって、 一ヵ月後、和子は島原行きの汽車に乗っていた・・。 「よう来たのう!!」 3ヶ月という期... [続きを読む]

« 「バイオハザード ディジェネレーション」 | トップページ | 「レッドクリフ Part I」 »