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2008年10月16日 (木)

「トウキョウソナタ」

Tokyosonata  パパはリストラ
 ママは誰にも見向きもされないドーナツ作り。
 長男はアメリカ軍への入隊志願
 次男は家族に内緒でピアノ教室
 家庭崩壊への道を突き進む佐々木家のあしたはどっちだ?


 っつうことで、黒沢清の新作はそれぞれ秘密を抱えバラバラになってしまった家族の物語だ。
 今までホラーばっかり(本当はそればっかじゃないんだけど)の監督がホームドラマ?と思って観てみると、黒沢節が全開!
 静かな中にも緊迫感と怖さがあり、今回はなまじ普通の家庭の話なので今までの映画よりも手に汗握ってしまった。(でも情報誌なんかでは、この映画はコメディ扱いなんよね)
 出演は父親役にの香川照之、母親役に小泉今日子(B80-W58-H85)、長男役に小柳友、次男役に井之脇海。
 アイドル時代を知る世代にとって母親役を演じるようになった小泉今日子に時代の流れを感じた。
 キョンキョンの作ったドーナツよりも彼女を食べたいと思っている貴兄は多いはず(笑)
 勤め人から見ると、家族にリストラを隠して公園で配給もらいいの、ハローワークに並び~のしている父親の姿が他人事とは思えず、40歳回って転職は余程手に職がないと難しいだろうなあと実感!
 「俺らってさ、ゆっくり沈んでいく船みたいだなあ」というセリフは名言だと思う。
 もっとも彼の友人のエピソードの方が死ぬほど怖いんだけどね。
 それに比べたら母親のドーナツくらいどうでもいい話なのだが、家に一日いる専業主婦にとっては大切なことだし、旦那がリストラになった場合は、正に夫婦共稼ぎならぬ共倒れなので笑うに笑えない。
 長男のアメリカ兵志願はこの映画の中では一番現実味がないのだが、彼の唱える論理というか屁理屈が今時の若者なのかもしれない。
 次男の給食費ちょろまかしてまでピアノ教室は、彼の行動より、親の甲斐性の問題なのだが、一昔前はそろばん以外の習い事を許す家庭は少なくて、ましてピアノなんか男が習うものではないと思われていたので、時代が変わったなあと思ったよ、いやマジで。
 これは間違いなく傑作だと思いきや、残念なことに黒沢清の映画の常連である役所広司の強盗が出てくると、すっかり現実味がなくなり話の方向性もずれてくる。
 黒沢映画には何が何でも役所を出すのがお約束であれば、もう少し考えて配置するべきだと思う。

参加してます。よろしくで~す
   

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