「闇の子供たち」
中学生の初めてのデーとはやっぱりハリウッド大作娯楽映画や、フジテレビが作って東宝で公開しているような明るく楽しい中身がない映画が一番だ。
少なくとも背伸びして、「闇の子供たち」なんかは観にいってはいけない。
業界ではより優雅に「やみこ」って言うんだぜ~と言っていても空しさが漂うだけである。
幼児の人身売買、売春という生々しい内容で、記事にすることにより事実を世界に知らしめることにより子供を救おうとするジャーナリストと、目の前にいる一人の子供を守ろうと命を張るボランティアの少女の、二つの視点から描いている。
もうひたすらにやりきれない映画で、観た後はどよ~んとなってしまうことは避けようがない。
この映画の後、食事してホテルでも行こうとしたら、彼女に「私は自分にいいわけしたくない」と叫ばれてしまいそうだ。
デートには明らかに不向きではあるが、映画としては大変面白く、内容が内容だからか知らないが、全編物凄い緊張感がある。
そして子供を商売にしているのを非難しているわけでもなく、それを利用することも問題としている。
宮崎あおい(B78-W57-H78)扮するボランティア少女に真剣嫌気がさしてしまうのだが、これも傍観者としての描き方としては効果的である。(さすがに劇場で彼女を観て「篤姫様よ」の声は聞こえなかったが)
やさぐれた社会人だと子供のために臓器を買う親の気持ちの方に共感してしまう。
監督は、ムラが激しいが結構何でもこなしてしまう坂本順治。
出演は宮崎以外にも江口洋介、妻夫木聡、佐藤浩市など、意外に豪華だが、それさえも生々しい内容には霞んでしまうのだ。
ただ「トラフィック」や「ナイロビの蜂」など海外ではこの手の社会ネタの映画は多いので、日本映画でもこういう作品がでてきたことは良いことだと思う。





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