「クライマーズ・ハイ」
御巣鷹山日航機墜落事故は、夜のテレビ番組が急遽変更になり、坂本九ちゃんが死亡したこと、吊り上げられていく生存者の写真のことを覚えている。
まだちょっと前の事件のように思えるが、もう20年以上経過していることを感じた。
この映画は、世界最大の航空機事故を取材する地方新聞社の話だ。
当然、他の新聞社との出し抜きあいの取材合戦があるのだが、それ以上に同じ社内での小競り合いが大変面白い!
この手の話は編集部中心に盛り上がることが多いのだが、当然会社というのは花形(と言われる)以外の部署もあるわけで、当然彼らは彼らなりのルールがあって仕事をしている。
この映画は新聞を販売する部署や広告を取り扱う部署、同じ部署での人間関係のドロドロさ加減がうまく描かれており、会社勤めを経験した人なら、主人公だけでなくその他の登場人物にも感情移入ができてしまうはずだ。
さらに監督が「突入せよ!「あさま山荘」事件」の原田眞人なので全編緊張感が出まくり。
ちょっと心配していた妙に短いカット割やハンディカメラが主張しすぎていなかったことも良かった。
上映時間145分と長いが、それを感じさせないものがあった。
ただ、主人公の生い立ちや最後のエピソードは必要性が薄いのが惜しい。
主演の堤真一のハイテンションぶりが、話を盛り上げる。
録音状況なのか演出なのかはわからないが、時々セリフが聞き取れない箇所があった。
あと、山崎努がペットボトルを持っていたけど、当時そんなに普及してたっけ?





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