「靖国 YASUKUNI」
前にも述べたが、自分がドキュメンタリーを映画館で金払って観るのは、テレビではまず取り扱わない題材をテーマにしているからだ。
この映画はご存知の通り、公開中止の映画館が出てきたり、全国会議員向け試写会があったり、助成金問題など、盛り上がりに盛り上がった映画なので、さぞや土日は混むだろうと思って、平日に観にいったのだが、それでも満席状態!
あれだけ物議をかもしだしたので、さぞかし過激な映画なのだろうと思ってワクワクしていたのだが、映画は極めて普通の終戦記念日を中心とした靖国神社の境内の映様子を、ナレーションなしで見せていくというもの。
一応、靖国刀の最後の刀鍛冶職人のエピソードも入っているのだが、実は思った以上に必要性はなく、むしろ、軍服姿の人や、「小泉支援」のプラカードと星条旗を掲げるアメリカ人、暴れて流血騒ぎの熱血左翼青年など、終戦記念日の風物詩的なものを見せているだけなのである。
また、撮影も編集もあまりうまくはなく、香港国際映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞をもらったりするのかが不思議。
極めて普通の映画で、これが言論の自由云々と大騒ぎになる理由がさっぱりわからない。
ひょっとして一連の騒ぎは巧妙な宣伝?
確かに連日ワイドショーやニュースで取り上げられて、ミニシアター系の映画がテレビ局製作の東宝映画並みの宣伝、それも無料とくるわけだから確かに美味しい!
真実はともかく結果的には当たっているので映画会社としては嬉しい限りだろう。
結局、この映画は外国から見たら極東の神社をめぐる不思議な光景でしかないんだろうなあ。





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