「西の魔女が死んだ」
登校拒否になった女子中学生が、田舎に暮らす英国人の祖母に預けられ、日々成長していく姿を描く。
梨木香歩の児童書を映画化。
当然自分は未読だが原作を読みたくなった。
思った以上に傑作!。
この映画に出てくるおばあちゃんは魔女というよりも誰よりも世間をわかっている人で、彼女の言うことは孫娘の女子中学生に向けてというより、社会人の方が身に染みる。
「女子のつきあい方って独特なんだよね」と女子中学生は言うが、社会人なんかもっと独特すぎていやになってしまう。
だからこそ、この映画が思春期の子供だけでなく、大人の世界をも取り込み、説得力があるのだ。
魔女修行は大人になるまでに終わらせておくべきだったことを実感!
田舎暮らしの食事シーンが妙に美味しそうなのも、この映画の特徴!
ここ最近の喫茶店はカリカリのトーストが出ないので、この映画はカリカリ好きの自分としては理想的なトーストが出てくるので羨ましい。
この映画を観ていると、田舎暮らしもいいなあと思ってしまう人も多いかもしれない。
自分は昔、とてつもない田舎に住んでいたのだが、テレビの局数も少ないし、映画は遠い町まで行って尚且つ単館系は上映されないし、店はないし・・・よく見えるのは映画の中だけなので人によっては厳しいかも。
夏場は雑草が繁殖し、薮蚊は多いし、不便すぎで、まあ時々リゾート感覚で行くのが正解かな。
あと、この物語の女子中学生みたいに心のケアで長期の休みがを取ることができるのもうらやましい。
昔はほとんどの子供が無理無理でも登校していたような気がするなあ。
出演はおばあちゃん役にシャーリー・マクレーンの娘サチ・パーカー、女子中学生役に高橋真悠、彼女の母親役にりょう(B83W60-H83)、隣に住むいやな中年男に木村祐一。
シャーリー・マクレーンの娘ってそんなババアじゃないのにと思ったらメイクだった。
どちらかというと魔女っぽい顔の怖さはりょうで、あの顔だと絶対に娘を虐待していると思われても仕方ない。
あ、この映画では普通の母親役でした。
木村は誰が見てもハマリ役のイヤな奴で、だからこそ女子中学生が嫌悪感を抱くことに観客側も感情移入できる。
2年後の彼女が彼に対して見方が変化していることにより、少し成長していることを描いたのはうまいなと思った。
監督は長崎俊一で、よく考えたら全然種類の違う「黒帯」とかも演出しているんだよな。
最後はちょっと泣ける。
おそらく観る世代によって変わるが、どちらかというと社会人の人が必見かも!





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