「スパイダーウィックの謎」
決して読んではいけないとメモが貼られた妖精たちの秘密が記録され封印されていた図鑑を開けたことで悪の妖精までも呼び覚ましてしまった姉弟の冒険物語。
決して読んではいけない本を作ってしまうことそのものがよくわからない。
それも悪の妖精にとっても都合のいいことが書いてあったりするのだ。
う~ん、これは健康に悪いとか、未成年が吸わないようtaspoを発行したりしているが、絶対に販売をやめるわけではないタバコと同じではないか。
一応、映画の中では本がある理由をあれやこれや説明しているのだが、今一つ説得力に欠けるものがあるのだ。
だからといって、この映画がつまらないのかというと、自分のボーダーラインが低かったせいか意外に面白く、少なくともここ最近ではギャガが莫大な宣伝費を投じたファンタジー映画よりは遥かに良い。
そもそもファンタジーの定番として、選ばれし者が出てくるのだが、この映画の主人公は極めて普通の人間で、むしろ両親が別居という現実問題を解決しなくてはならない立場だ。
これが浮かれがちなファンタジーに妙な現実感を持ち込んでたり、また意外なところで伏線になっているのが良い。
そして舞台も、どこか遠くに旅するというわけではなく、自分の家の周り限定という壮大なのか規模が小さいんだかわからないところが新鮮!
姉弟家族とやっかいな本を書いた大伯父とその娘を対比させているところもうまいと思うし、最後は少し泣けた。
敵の最後が肩透かしっぽいところもあるのだが、そこに至るまでの伏線はあったし、良い意味での脱力系だと思う。
監督はマーク・ウォーターズ。
お姉ちゃんの役はどうしても胸に目がいってしまうがちだが、実は彼女「イン・アメリカ/三つの小さな願いごと」の女の子だったんだね。
まさかきちんとした成長した姿を拝めるとは思わなかった。
最後は大伯父さんとその娘は幸せだが、警察に事情徴収されて「妖精の国にいきました」と言うわけにもいかんだろうなあ。





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