「東京の女性」
DVDの普及で今やすっかりなくなってしまった名画座。
確かに交通費や入場料を考えると、DVDを購入した方が安い場合が多く、それに今やすっかりホームシアターが普及しているのに、わざわざ時間が決められている劇場に行くのは、余程の映画ファンだけだろう。
ただ時々無性に昔の映画が観たくなる時があるんだよね~。
そんなわけで、衛星劇場で「東京の女性」を観た。(あ、言っておくけど物凄く前の話だからね)
ちなみに自分が観たのは衛星劇場だけど東宝版だ。
タイピストとして自動車会社に就職した女性が、好意を持つ男からセールスの世界の話を聞き、自分もやりはじめる。
女に何ができるという冷ややかな目線の中、頭角を現す彼女だったが、肝心の彼氏の心は妹に傾いていく・・・・・・。
うわ~滅茶苦茶ベタな話だよと思ったが、この映画は1939年公開。
つまり、戦前という時代背景から考えると、主人公がいかに翔んでる(←死語)女性かわかるだろう。
タイピストという職業も当時としてはナウい(←死語)仕事だったんだろうなあ。(そういえば和文タイプライターって今もあるの?)
自分は正直、話には半分くらいどうでもよくて、1939年の公開というのに興味を持った。
もう70年近く前の映画なので、歴史的記録を観ているようなものである。
さすがにいくらCGを駆使して頑張っても本物の「時代」には負けてしまう。
とにかく建物の高さが低く、車の数が少ないし、当たり前だが金額のレートが全く違う。
主人公は自動車を売る仕事なのだが、今だったら博物館でしか見ることができないようなものばかりである。
もはやNHKで放送された歴史ドキュメンタリー「NHKスペシャル~映像の世紀~」を観ているようなものである。
もはや戦前は時代劇の域に突入していると思う。
主演は原節子。
いや、マジで若いですよ。
つうかおそらく撮影時十代?
ところで、時々、シネコンでも特集上映で古い映画が上映されるが、フィルムではなくDVD上映の場合が多い。。
最近のプロジェクターは解像度はいいし、古い映画でお馴染みフィルムが切れて中断とか、コマ飛びとかないので正解かもね。





コメント