「最高の人生の見つけ方」
「1・2の三四郎」の岩清水君は自分の好きな女の子の名前を書いた「死ねるリスト」を作っていたが、この映画は「死ぬまでに叶えたいリスト」を作っている。
自分本位な富豪の男と実直な自動車整備士が、余命6ヵ月の末期のガンと宣告されたのをきっかけに、死ぬ前にやり残したことを実現しようと2人で病院を抜け出して旅に出る話で、出演はジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン。
そう、この映画は名優2人の濃い演技を楽しむためのものなのだ。
監督は「スタンド・バイ・ミー」や「恋人たちの予感」のロブ・ライナー。
自分も身内に癌患者がいたのだけど、実は余命6ヵ月くらいだと、ほとんど生きているのが精一杯なんだよね。
だからこの映画のようにレーシングカーで対決やスカイダイビングをしたり、タージマハル、ピラミッド、ヒマラヤに旅行したりするのは現実的にはちょっと無理だし、それにこの映画ではジャック・ニコルソンがとてつもない大金持ちという設定だから成り立っている。
まあ夢物語というか、おそらくこの映画を劇場に観に来ている人は凄く健康なのだと思う。
しかし、それだと映画が成り立たないわけで、これは病気は物語をスタートさせるためのものなので、別に何でもいいのだと思う。
ただ、日本映画や韓国映画みたいに無理無理泣かせようとしているわけではなく、実は病気で死ぬことよりも、人と人とのつながりを描いた映画なのである。
映画に出てくるリストで、「世界一の美女とキスをする」というのがあって、男のバカ妄想炸裂かと思いきや、実際、それが実行された時にはちょっと泣けた。
いや、真剣普通の話なんだけど、ここ最近は目先の派手な映画ばっかりだったので、逆に新鮮なものを感じたなあ。





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