「ポストマン」
千葉県を舞台に一通の手紙を届けることへの過剰ともいえる情熱を持ち続ける郵便局員と、手紙を通じて深まる家族の物語。
タイトルだけ聞くとケヴィン・コスナーのトホホ映画のリメイクかと思ったよ。
郵便屋の映画というと、SABU監督の「ポストマン・ブルース」というのがあった。
あの映画では郵便屋が人の手紙の中身を見て破くという、気分が悪くなるシーンがあった。
この映画はどちらかというとサーヴィス過剰な郵便屋の話で、主人公はバイク配達が主流の中、昔ながらのバタンコと呼ばれる自転車に乗って配達をする無駄に熱い男で、最後は200キロ先の家に自転車で手紙を届けるのだ。
もちろん、それには手紙に対する思いがあるからだった。
メール全盛の時代に郵便は物凄くアナクロな感じがする。
ともすれば、時代錯誤な話になったり、ズレたものになってしまう。
この映画はファンタジーだ。
こういうのを受け止めることができるかどうかで、この映画の印象は大きく変わる。
日本郵政が関係しているので、基本的に郵便マンセーであり、当然メールは言葉で出てくるが、使っているシーンはない。
ところが、全くもって期待していなかったせいか、それなりに観ることができた。
いわゆる学校で体育館で見せられる典型的な健康優良映画だった。
まあ、たまにはこういうのもええかなあって。
主演は長嶋一茂で、なんと製作総指揮も務めている。
まあ演技はとてもうまいとはいえないが、体力だけで勝負するこの映画の主人公役には合っていると思う。
自分の本当のお目当ては「幸福な食卓」の北乃きい(B80-W61-H81)なのだが、この映画では物凄く大人っぽくなっていたのに驚いた。
大塚寧々(B80-W53-H83)も友情出演しているのだが、基本的に死んでいる役なので遺影とか横たわっているだけで意外に楽な役か?
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