「君のためなら千回でも」
ソ連のアフガニスタン侵攻の際にアメリカに亡命し作家になる夢を実現させた主人公が、少年時代に犯した罪の罪悪感を償うためにタリバン独裁政権下のアフガニスタンに帰郷する。
ソ連のアフガニスタン進攻と聞くと、「ランボー3/怒りのアフガン」を思い出すのは映画ファンの悲しい性だろう(え、自分だけ?)
実は辛気臭そうな話なので観るつもりはなかったのだが、監督のマーク・フォースターなので観にいくことにした。
何故なら彼の映画は「ネバーランド」「主人公は僕だった」という微妙なものが多いが、007最新作「Quantum of Solace 」の監督に起用されたので、どのような演出をするかを確認するためだ。
原作の原題が「カイト・ランナー」からもわかる通り、凧が重要なアイテムになっており、ケンカ凧大会が見所の一つとなっている。
ところが、たかが凧されど凧で、空中の凧のすぐ後ろのカメラアングルや急降下していく凧など、ケンカ凧が思った以上に迫力があって、手に汗握ってしまった。
これならジェームズ・ボンドが凧に乗って戦っているシーンがあっても大丈夫だと確信。(ロジャー・ムーア時代ならその可能性はあるが)
話はいわゆる友情系と言うか韓国映画のようなベタなところもあるのだが、演出がうまいので違和感がない。
歴史的背景が重要な要素だが解りづらいものではない。
主人公の30年間の人生と歴史的背景を説明するため、上映時間が長くなってしまうことが多いが、この映画は2時間以内にうまくまとまっており、だからといって予備知識がいるわけでもなく、物語の中で無理なくわかるようになっている。
タイトルがどういう意味なのかよくわからなかったが、ラストで納得!
ちょっと泣けた。





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