「犬と私の10の約束」
10の約束というのは、「俺より先に寝てはいけない。俺より後に起きてもいけない」とか「夜は水をやってはいけない」とか、そういうものではなく(当たり前)、犬の気持ちを代弁したことばとして世界中の愛犬家から支持されているという作者不詳の短編詩“犬の十戒”のことらしい。
映画は、犬と少女の生活を描いた9年の様子を描いている。
当然、その間には少女の成長があって、母親が死んだり、淡い恋があったりするわけだ。
田中麗奈(B77-W56-H82)演じる獣医となった主人公の回想形式で物語はスタートするのだが、中学生時代の彼女があまりにもリアルなので、今のCG技術はここまでできるのか?とマジで感動していたら、よくよく見たら福田麻由子だった。
そういえば「Little DJ」の時に彼女の大人役が広末涼子(B80-W58-H86)だったので、どう考えても田中麗奈だろうと考えていたので、これはベストキャスティングだろう。
ただ、ここ最近美人になったと思っていた田中が、どういうわけかこの映画だと凄く不細工に見えるのはちょっと悲しい。
犬の十戒は文章だけでも感動するので、いかにこれをさりげなく映画化するのかが最大のポイントである。
しかし、この映画は主人公の母親が口で説明するのだが、それもご丁寧に「ゴジラ対ガイガン」のように吹き出しテロップ入りだ。
まあ子供にもわかりやすいとはいえ、もっと工夫するべきじゃないの?
むしろ、十戒も後半に出てくる死んだ母親の絵で説明しているのが一番自然で伝わりやすいと思う。
別にそれ以外は正統派の作りで問題なし。
特に犬が好きな人は泣ける展開だと思う。
しかし、言うほど犬の登場シーンはないので、犬萌えの人は注意!
この映画を観て、犬の存在が昔と今は随分変わったなあと思った。
昔は犬は番犬の役割が強く、家の中には絶対に入れずに外の犬小屋で飼っていたし、餌は残飯で、散歩は子供の仕事だったのだけど、今やすっかり扱いがいいことにちょっと驚き。
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大好きだった母からの遺言
それは──「犬の10戒」
ソックス、
私のそばにいてくれて、
ありがとう。
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