「子猫の涙」
1968年のメキシコオリンピックでボクシング・バンタム級銅メダルに輝いた実在のボクサー、森岡栄治の人生を娘の視点から描いた映画で、タイトルに子猫とあるが、ほとんど出てこないので、「マリと子犬の物語」みたいな動物映画を期待していくと肩透かし。
しかし、猫が出ようが出まいが映画は大変面白い!
ボクサー物はジェットコースター並に栄光と挫折の差が激しいのが基本だが、この映画もどちらかといえば挫折したボクサーの話である。
だからといって奮起して再度試合に出るようなベタな話展開でもない。
湿った感じはなくカラっとしていて明るい展開で、それは登場人物の関西弁もさることながら、ボクサー以外の登場人物全てが結構悲惨な人生なのに、前向きに生きようとしているからである。
どこかで観たような感じだなと思っていたら、ちょっと「どついたるねん」を思わせるところがあるからで、そういえば赤井秀和も出演している。
時代設定は1961年から始まるのだが、時代考証は結構いい加減なので、あくまでも雰囲気のみ!
主演は武田真治。
まさか彼がここまで鍛え抜かれた体とは思わなかった。
彼の愛人役で広末涼子(B80-W58-H86)なのだが、これが思った以上にええ感じで、目尻の皺は目立つものの、いい女優になったと思う。
しかし、何といっても娘役の藤本七海が良く、将来が楽しみ!
久しぶりに見た喜味こいしは、すいません、まだ生きてたんだと思ってしまいました。
監督は森岡利行で、実は森岡栄治の実の甥らしい。
トルネードフィルムの映画なので、もっとやばいかなあと思っていたが、猫がボクシングするとかの展開にならなくて良かった。





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