「カンフー無敵」
ここ最近すっかり少なくなったもの、それはカンフー映画だ。
昔は二本立ての1本はお気楽カンフー映画がついていたことがある。
話は親や師匠の敵討ちで、とりあえず特訓して敵を倒すというシンプルなストーリーが多いが、その分、アクションが凄いくて勢いがあるので、話がチープでも気にしない。
特にジャッキー・チェンが若かった頃は本当にわくわくしたものだが、今や彼も年老いてしまいアクションに昔のキレがない。
これは仕方ないと思っている。
だって人間だもの。
しかし、後に続くものがいないのが嘆かわしい。
確かにタイのトニー・ジャーやアクションのできるハゲ=ジェイスン・ステイサムもいるのだが、定期的に新作は公開されないし、ちょっと話が複雑!(カンフー映画としては)
あ~普通のカンフー映画が観て~。
そんなわけで、「カンフー無敵」
一応タイトルに「カンフー」とあるし、これ逃すと次は「カンフーくん」までカンフー映画はないかもしれないので、早速劇場にいく。
まだ見ぬ父を捜すため、上海へやって来た若者が、自らの超人的な肉体だけを武器に、激しい抗争渦巻く夜の街で力強く生きていく。
主演は台湾の人気アイドルグループF4のヴァネス・ウー。
すいません、セイント・フォーよりF4がよくわかってません。
それよりも共演が「少林サッカー」のラム・ジーチョン、チェン・クォックワンなので期待していたのだが、意外に面白くなかった。
主人公と父親の因縁とか、ナイトクラブの歌姫の恋愛とか面白そうな要素はあるものの、盛り込みすぎな上に演出でうまく処理してないので、ちょっともたついている。
また期待のカンフーアクションも意外に少なく迫力がないし、CGやワイヤーアクションが過剰気味。
最後のオチも、なんじゃこりゃあてな感じで残念な結果に終わった。
つうか小さくまとまりすぎ!
加減をしないカンフーアクションは今や昔の話なのか?
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