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2007年12月 4日 (火)

「姑獲鳥の夏」

Ubu  「この映画に面白いものなど何もないのだよ、関口君」
 いや、真剣面白くなかったよ。
 かつての角川映画の金田一耕介みたいな映画かなと思ったのだけど、あんなにハッタリが利いたものでもなかった。
 よくよく考えてみたら自分にとって実相寺昭雄の監督作品って面白い映画なんて1本もないわけで、猟奇的でエロいけど話はよくわからないというイメージだけが強い。(全部観てないので偏見あり)
 自分の周りでも映画は観たけれど内容はよく覚えていないという輩が多い。
 そしてその理由はあまり語りたがらない。
 何故か?
 それは至って簡単で、エロビデオが普及する前に、エロ映画の劇場に行くのは抵抗があったので、何となく芸術の香りがしてスケベな映画ということで観ていたらしい。
 「今考えると実用性がない」(関係者談)
 まあ確かにそうなんだけど時代的にしょうがないわけで、やっぱり大人になっても下着の通販のカタログを見て興奮できるくらいの少年の心はどこかに残しておきたいよね!
 そして、実相寺昭雄の名前を自分らが意識しているもう一つの理由は「ウルトラマン」や「ウルトラセブン」で時々妙にシュールな話ややたらと凝った画面作りをしている監督として意識しているからだろう。
 おそらくそこで感化されて実相寺は面白いと思ってしまうわけだね。(いや実際はどうか知らないけど)
 そして「姑獲鳥の夏」。
 昭和27年夏、大病院の娘が20ヶ月も妊娠しているのに産気づかず、彼女の夫も1年半前に姿を消し、行方不明!
 関口君は友人の古本屋の店主・京極堂に意見を求める。
 事件は見えないものが見える(ジャンキーかよ)シックスセンスの入った探偵や、戦時中は軍隊で関口君の部下だった刑事も巻き込んで次々と謎が出てきてとんでもない展開になっていく!
 相変わらずの実相寺節健在なのだけど、話は面白そうなんだけど面白くなくて、前の客もイビキかいて寝ている状態!
 自分もちょっと眠たくなったけど、いしだあゆみ(B85-W59-H82←「日本沈没」公開時)の雄叫びで目が覚めた。
 う~ん、雰囲気は嫌いじゃないんだけどね。

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 コチラの「姑獲鳥の夏」は、京極夏彦さんの大人気シリーズ"京極堂シリーズ"の1作目にして、デビュー作である同名小説を無謀にも映画化してしまった妖怪ミステリーです。  監督は、「無常」の実相寺昭雄監督ですので、昭和20年代の怪しげな雰囲気は非常に出ていたと思う...... [続きを読む]

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