「ザ・シンプソンズ MOVIE」
アメリカの大人気長寿TVアニメ「ザ・シンプソンズ」の劇場公開版。
意外に映画化していなかったことが不思議だ。
この映画の話題はなんといっても吹替がTV版と違うことだろう。
長年親しんできた声が変わってしまうのは違和感もあるし、ファンとしても辛い。
自分が007シリーズのDVDを買い始めたのは、やっと日本語吹替版が出たからで、それもショーン・コネリー=若山弦蔵、ロジャー・ムーア=広川太一郎なのがその理由だ。
しかし、「女王陛下の007」でテリー・サヴァラスの声が森山周一郎でなかったのは残念!
畜生、これではいつまでたっても録画した「月曜ロードショー」が捨てれない。
そんなわけで、ファンとしては「ザ・シンプソンズ」の映画版の声の交代は憤慨物なのは気持ち的によくわかる。
しかし、映画会社の考えもわからないでもない。
「サ・シンプソンズ」というアニメが日本でどれくらい浸透しているかというと、キャラクターはCMで観たことはあっても、実際にアニメを観ている人は多くないと思う。
アニメファンだって朝から深夜まで国産アニメを追うのが精一杯で、萌え要素が少ない海外アニメを観るのは少数派だろう。
当然、一般の人はもっと知るはずがない。
だからこそ、話題作りとして、今回の声優交代はわからないでもない。
しかし、自分が観にいった劇場はガラガラで、話題にはなっても観客動員には結びつかなかったようだ。
映画版は町民の怒りを買ってスプリングフィールドを追われた上、妻マージからも三行半を突きつけられたダメ親父ホーマーが、故郷と家族の危機を前についに立ち上がる・・・・・・というもので意外に面白かったというのが本音。
問題の吹替えだが、和田アキ子は完全ミスキャストだが、その他はTVシリーズを全く考慮しなければ悪くない。
特にホーマー役の所ジョージは「トイ・ストーリー」でも悪くなかったので下手だとは思わない。
しかし、やはりTVシリーズで定着している声を変えることは、ファンに見捨てられる可能性もあるわけで、今回のキャスティングはやるべきではないと思うが、時々、映画業界って素人が考えても不思議な企画が通ってしまうのはどうしてなんだろう?
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