「ボーン・アルティメイタム」
記憶を失った元CIA諜報員が自らの過去を取り戻すため世界中を駆け巡るジェイソン・ボーン・シリーズの3作目にして完結篇(?)
ジェイソン・ボーン役は「グッド・シェパード」でもCIA職員を演じていたマット・デイモン。
さすがに「グッド・シェパード」を観て、今回のボーンの仕事は地味だなと思った人はいても、この映画を観て、今回のエドワードの仕事は派手だなとい思う人はいないだろう。
やっぱりマット・デイモンはジミー大西に似ているので、彼がどれだけかっこいい役をやろうとも日本人はちょっと複雑かも(笑)。
いやはや大変面白い!
監督が前作に引き続き、ポール・グリーングラスなのだが、実は前作の手持ちカメラに酔ってしまい、さらに同じ監督の「ユナイテッド93」でフラフラになってしまったので、怖かったのだが、意外に今回は気持ち悪くならず、むしろ緊迫感が出ていて効果的だった。
CIAの極秘計画トレッドストーンによって過去の記憶を消され、究極の暗殺者にされたジェイソン・ボーンが、過去の断片を辿りながら、全てを明らかにする謎解き(もしくは自分探し)がメインなのだが、この映画って根本的には映画がサイレンと時代からある追っかけ物で、追跡したりされたりしているだけで、007と比べるとひたすらに地味なのである。
しかし、単なる追っかけと違うのは、ハイテク機器を駆使していることだろう。
例えば最初のボーンと新聞記者が携帯電話で話をしながら移動しているだけでも物凄い緊迫感が出ている。
これは演出の力が物凄くあることを示しており、実際最後まで目が離せないし緊張感が途切れないのは見事!
舞台もモスクワ、パリ、ロンドン、マドリッド、タンジール、ニューヨークと転々としており、単なる観光映画でなく、その土地の特性をうまく生かしている。
特にタンジールは「007/リビング・デイライツ」でも舞台になっており、個人的には懐かしいなあと思った。(「あの映画でカットされた“空飛ぶ絨毯”のシーン観たいなあ)
予告編でもお馴染みタンジールでの窓から窓に飛び移るシーンは迫力満点!
あれってよく見るとカメラも一緒に動いているんだよなあ。
またボーンを追いかけるCIA内部も面白く、現場で命令系統が2つで混乱するところなんかサラリーマンの貴兄には苦笑物だろう。
格闘シーンは、普通に見ても動き早いのに編集も細かいので、何が起こったかわからないまま相手が倒れているという状態!
カーアクションは・・・・・・普通なら絶対に死んでます(笑)
この映画に出てくる女性っていわゆる美人はいないのだが、逆にそこがリアルだったりする。
いやはや一応完結篇(そうはいいながらも無理無理続編を作るのがハリウッドのお約束なのだが・・・・・・)に相応しい面白さなので、1作目と2作目を予習して劇場に行くべし!





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