「ミッドナイトイーグル」
北アルプス山中で消息不明となった米軍のステルス機をめぐり、自衛隊と某国工作員の攻防戦が展開、そしてそれに巻き込まれた民間人の話。
こう聞くと物凄く面白そうなのだが、一方では予告編を見ると「ホワイトアウト」臭もするわけで、とりあえず公開初日に劇場に行く。
妙に観客が少ないのは、祝日とはいえ、金曜日公開だからと思いたい。
最初、ユニヴァーサルのマークが出てきたので、劇場を間違えたかと異常に焦ったが、実はこの映画、ユニヴァーサル配給でアメリカでも公開されるそうな。
ところが、後で考えたらこの「劇場を間違えたのか?」と焦ったのが一番手に汗握ったところで、それ以降は全編全く緊張感なしで進んでいく。
猛吹雪のためヘリが使えないという設定なのだが、観ている分には吹雪いている感じがしないし、政府の緊急対策本部は緊迫感なし。
それ以前に子供をそんなところに入れてはいかんだろ。
「13デイズ」なんか全編ほとんど会話だけなのに緊迫感が出ていたが、この映画は全くそんなものはない。
状況を説明するグラフィックイメージも、あれがリアルといえばそれまでなのだけど、昨今のSFアニメはもっと視覚的に凝っているので、もっとハッタリかますべきだと思う。
まあそれ以前に山の中に大勢の武装した某国の工作員はどうやって入ってきたんだ?とか、米軍のステルスなのにアメリカの関係者が対策本部に全く顔を出さないし動いている様子もないとか、細かいところでツッコミどころ満載!なのだが、それはハリウッド映画でも同じで、要は観ている最中は、そんなことを考えさせないくらいの緊張感のある演出が欲しいのである。
ラストのある決断をしてからが妙に長いのは困ったものだし、原作はどうなっているか知らないが、あの終り方は感動させるところかもしれないが、自分はもっと考えて解決するものだと思っていた。
結局、この映画はいかに主人公が危機を乗り越えるかというわけではなく、毎度日本映画でお馴染みの難病物の変化球なんだよなあ。
出演は、大沢たかお、竹内結子(B80-W60-H82)、玉木宏、吉田栄作、藤竜也、石黒賢、大森南朋。
竹内はこの映画を観ていると困ったくらいに演技が下手に見える。
吉田栄作は自分的にはちょっと久しぶりすぎて懐かしかった。
石黒賢は「未来予想図」で編集長役だったが、今回も写真週刊誌の編集長役で、両方の作品を観ているとちょっと混乱するかも(そんな奴はいない)。
一応、アメリカでも公開するらしいが、失笑されないことを祈る。





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