「クローズ ZERO」
最凶・最悪の不良学生たちの巣窟、鈴蘭男子高等学校に、転入してきたヤクザの息子が学内制覇に参入してきたところから、壮絶な抗争が勃発する!
久しぶりに出てきた健康優良不良少年映画。
たかだか、学生時代の3年間で何の足しにもならないプライドを守るため喧嘩に明け暮れるのがこの手の映画の定番なのだが、基本的に不良なのに意外にちゃんと学校に通っているし、型は崩しているものの制服は着ていて意外に「まじめ」だったりする。
喧嘩もスポーツ的だ。
これに比べたら、昨今の陰湿ないじめや、最初から登校しないのに比べたら大変健康的である。
監督が三池崇史なのでユルいギャグが入りながらも、アクションシーンは迫力満点!
「天然少女萬」の時もそうだが、この人の映画はアクションを編集でうまく見せるのを得意とするようで、今回も細かいカットつなぎでアクションを見せている。
この手の映画は、不良たちの世界とルールで話が進んでいくわけで、もしそれらに感情移入ができないと冷めてきてしまう。
ところが、この映画には鈴蘭高校のOB(実は中退)のヤクザが、狂言回し的な立場で登場する。
それにより客観的な視点ができて、たかだか3年間の、それも学校内限定のテッペン争いが、期間限定であり、達成感はあるかもしれないが実は将来何の役にも立たないことを匂わせている。
劇中にもある卒業生が家庭を持って働いているという話が妙に切ない。
出演は小栗旬、山田孝之、やべきょうすけ、黒木メイサ(B78-W56-H82)。
自分は最初、予告編とかから山田孝之が主役だと思っていたが、意外に彼の出番は少ない。
しかし、彼もオタクからツッパリ高校生まで、妙に幅広い役をこなしており、妻夫木聡の次に20歳を越えて高校生を演じられるのは彼しかいない。
ただ、彼が強そうに見えるかというと微妙で、どちらかというろ小栗の方がまだ説得力はある。
黒木メイサは正直、この映画には全く必要がないのだが、まあ商業映画ではヒロインはお約束だから仕方ないのかもしれない。
ただ、歌うシーンは超蛇足!
原作は「月刊少年チャンピオン」の高橋ヒロシの漫画で、「チャンピオン」といえば、ラブコメ中心の「少年サンデー」の対極にあるといっても過言ではないくらい、男汁満載のツッパリ漫画が多いが、この調子で「男旗」や「Let’sダチ公」の映画化希望!
「Let’sダチ公」のキャッチコピーはもちろん「タイマン張ったらダチ」で決まり!
しかし、東宝も「クローズド・ノート」とか似たようなタイトルが連続ではマズいだろ(笑)
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