「ストレンヂア 無皇刃譚」
戦乱の世を舞台に、一人の少年を巡って、自ら抜刀を封じた浪人と明に仕える金髪碧眼の剣士の宿命の激突が展開するアクション時代劇アニメ。
ここ最近やたらと複雑な設定が多いアニメの中では、至極単純明快!
だからこそ演出に力量が要求されるわけだが、意外に面白い!
少年と浪人の関係も漫画版の「どろろ」を思わせるものがあり、逆に実写版がこうであれば・・・・・・いや、言うまい。
見所のアクションも面白いし、そこに至るまでの描写もきちんと筋が通っている。
出演している登場人物はそれぞれの関係と動機にきちんと理由があって自然に流れているのが良い。
敵の男が組織に属していながらも剣の道に生きる剣士であるところも良い。
ここ最近すっかり聞かなくなったからなあ、剣士とかガンマンとかね。
声の出演で長瀬智也が起用されているのだが、思った以上にうまかったと思う。
今でも本職の声優以外は断固反対の人が多いのに驚くが、必ずしも声優がうまいというわけでもなく、要は作品の雰囲気に合っているかどうかで、偏見は捨てるべきだと思う。
ただ少年役の知念侑李は、もうひとがんばりなんだけどね。
何が凄いかというと、物語の季節は冬なのだが、きちんと吐く息が白い。
そんなの当たり前だと言われそうだが、アニメで白い息を描くのがどれくらい手間なのか考えれば、その凄さがわかるだろう。
少なくとも夏の設定なのに息が白い実写よりは評価したい。
アニメはどちらかというとテレビだとセリフとイメージカットで説明的なものが多いのだが、この映画に関してはセリフよりも動きで見せていく。
正にアニメ「映画」なのだ。





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