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2007年9月23日 (日)

「化粧師」

Kewaishi  創立50周年記念といって出てきた映画が夏の稼ぎ時に「赤影」だったり、お正月映画に「千年の恋」だったり、50周年の節目がこれだったら、100周年だったらどんな作品が出てくるんだ?と期待してしまう東映映画!
 2001年は「GO」と「東映アニメフェア」がなければかなり悲しい展開だったが、やっと2002年になって、予告編だけは相当前から上映されていた「化粧師」がやっと公開!
 「千年の恋」はこれで上映が終わりかと思いきや、小さな劇場に移ってまだまだ続映していたのは、大人の都合ってやつか?
 「化粧師」は大正時代の下町を舞台に活躍する化粧師の話(詳しくは情報誌を読もう)。
 この手の話で一番困るのは化粧の話なのに「最後は気持ちの問題だ」という道徳の時間で先生が適当に読んでいるお話みたいな展開で、実際はそうなのだが別にそれでもいいのだが社会人になってすっかり荒んでいる自分にはそれなりに納得させてくれないと困る。
 公開当時、初日に劇場に行くと、どういうわけかおばちゃんの佃煮状態で、化粧師ではなくケバイ師状態で、映画の中の若い女の子よりも先にこいつらを化粧師になんとかしてもらいたいと切に願ってしまった。 
 さて、映画は期待していなかったこともあるが、思った以上によくできていたと思う。
 椎名桔平扮する主人公はキャラクター的にはブラック・ジャックを思わせる。
 主人公なのに少し影が薄いのだが、その分彼をとりまく女性の描き方が際だっている。
 彼をとりまく女性は菅野美穂(B81-W57-H82)と池脇千鶴(B80-W55-H85)のかつてのNHK朝の連ドラのヒロイン夢の共演、そしてすっかり東映の顔になてしまった柴崎コウ、実は「日本沈没」を観たら着やせするタイプだったいしだあゆみ等豪華なキャスティング!
 これが松竹で五社英雄が監督していたらエロ満載の展開になっていただろうが、この映画はエロは全くなく唯一の裸といえばラ王のCMでお馴染みの椎名桔平が2カ所くらいふんどし一丁になっているくらいか。
 残念ながら自分は男の裸は興味ないのでどうでもいいっす。
 この映画で自分がいいなあと思ったのは、菅野美穂と池脇千鶴のエピソードだ。
 菅野は主人公が住んでいる家の下にある天婦羅屋の娘で、主人公に恋心を抱いているが、かなわぬままお見合いをして婿養子を取ることになる。
 祝言の時に化粧をしてもらうのだが、彼女と主人公の顔が近づきいかにも口づけしているような感じに見せているところが彼女のかなわぬ恋のやるせなさと願望をうまく描いていると思う。
 また彼女のなんともいえないやるせない顔が観ている側の心を打つ。
 彼女は気の強い性格だったが、化粧師が同じ境遇に近い下働きの女の子(池脇千鶴)の手助けをしているのを見てしまって恋愛を諦めてしまうのだ。
 この微妙さの描き方がうまい。
 親とか身内に反対されていても反抗してがんばろうとするけど、少し離れた立場の人から諭されてしまうと納得してしまうようなことがあるのだが、そんな雰囲気が出ていてやるせない。
 池脇千鶴はいしだあゆみ扮する金持ちの奥様の下働きで、学がないので言葉を知らない。
 「ありがとうございます」の「ございます」がいえないので、いつも奥様に指摘される始末だ。
 このやりとりが映画の中で続いていく。
 池脇は自主的に字を覚えていき本を読む。
 当初の目的は深川の大火事で焼け出された子供達に本を読んでやることだったのだが、最後は前からぼんやりと憧れていた女優になる決心をする。
 当然、女優の道は厳しく今の仕事はやめることになるので、奥様も反対するわけだが、彼女の決心は固かった。
 ここで化粧師の登場!
 女優学校用の写真を撮るための化粧をする。
 その時、実はこっそり奥様が餞別で着物を置いていく。
 彼女は感謝を込めてはっきりと「ありがとうございました」と言うのだ。
 なんか書いているとえらく陳腐な話展開なのだが、これが映画だとそれなりのいい話になってしまう。
 この他にも顔に火傷をした嫁さんの話やら心温まる話が盛り沢山で(旦那役が最近大麻で捕まった拓ぼんの息子)、自分の後ろの席のおばちゃんも思わずもらい泣き状態!
 少し詰め込みすぎでキャラクターも多すぎる感じもするのだが予想以上の秀作だと思う。

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