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2007年9月30日 (日)

「クローズド・ノート」

Cn  お、今日から公開か!と思っていそいそと劇場に行ったら「クローズZERO」じゃなくて「クローズド・ノート」かよ。
 「デス・ノート」とか、似たようなタイトルばかりで、もう少し考えればいいのになあ。
 大学生の香恵は、引っ越したアパートで、前の住人の忘れた1冊のノートを見つけた。
ノートの持ち主は若い教師・伊吹先生がの学校での出来事とともに、彼女の恋の苦悩が書かれていた。
 日記の内容と香恵の生活がシンクロしていき、出会うはずのないそのふたつが交錯したとき、隠された真実が明らかになる・・・・・・。
 監督は行定勲。
 いや~行定監督といえば、構想7年のトホホな映画「遠くの空に消えた」があったから、ちょっと不安だったのだが、この映画もあれ程ではないけれど、結構微妙。
 それに前作以来、漫画的(?)な演出が目立つ。
 もともと行定監督の映画は「世界の中心で、愛をさけぶ」の時もそうだが、結構無理無理な話し展開が多く、まあそれらは大人の諸事情で仕方ないからだと思っていたが、今回の新作を観る限り、演出の力量が足りないのではないかと思われる。
 正直、映画のオチは途中ですぐにわかってしまう。
 だからこそ、観客が思う以上の演出をしなくてはならないのだが、どうも成功していない。
 登場人物の行動が、普通常識から考えたらありえないだろ!と思うようなことが多く、例えば、バイト中にのうのうとノートを読む主人公(そもそも彼女が働く万年筆屋にど~考えてもバイトは必要なし)や、テストの採点中になくなった答案の行方など、見ていて不自然で違和感を感じる。
 もちろん、それを不自然にならないようにするのが演出なのだが、この映画は演出に説得力がないので、韓国映画よりもベタになってしまい、おそらく、韓国がリメイクしたらもっとマシになるのではないかと思われる。
 だから時々出てくる良いシーンなどは、そこの部分だけ見ていると良いのだが、前後の流れからみると不自然極まりない。
 上映時間もやたらと長く、実はもっとカットしたらテンポよく進むので違和感を感じなくて済んだのではないかと思われる。
 おそらく小説だとOKでも、映像化してしまうと妙に陳腐になってしまう典型的な例だと思う。
 主役は主人公の香恵に沢尻エリカ(B83-W58-H86)、伊吹先生役に竹内結子(B80-W60-H82)。
 竹内はクローズドノートよりも中村獅童の名前を書くデス・ノートが欲しいところだろうなあ。
 主人公が恋をする男を伊勢谷谷友介が演じている。
 主人公の友人役でサエコ(B80-W56-H82)が出てくる。
 ダルビッシュとのできちゃった婚で、サエコならぬサセコと陰口を叩かれている彼女だが、ロンドンに留学する設定なので、正味5分も登場シーンがなく、必然性がなるでなし。
 こんな映画で大丈夫か?>行定監督
 何かもう自分の中では行定監督がダメな監督の一人になりつつあるので、次回作に期待するしかないのか。

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2007年9月29日 (土)

「予言」

1  実は公開当時、「感染」と「予言」の2本立てで自分が観たかったのは「予言」の方である。
 何しろ原作がつのだじろう先生の「恐怖新聞」なのである。
 「恐怖新聞」と「うしろの百太郎」は自分の子供時代の2大怖い漫画で、特に「恐怖新聞」のコミックスで、つのだ先生は「わたしは、今まで三度も霊魂を見ています。」と言い切って、当時の自分を恐怖のどん底に叩き込んだくらいである。
 そんな先生が描く漫画に自分だけでなく当時の子供たちは恐れ慄いたはずである。
 もちろん、水島新司先生に負けず劣らず描く女は色気を感じさせないのが欠点だが、この人にそんなものを誰も求めてはいない。
 ただひたすら怖い漫画を求めるのみである。
 さて、そんな先生の「恐怖新聞」の映画化である。
 といっても恐怖新聞を使うだけで、原作とはまるで関係ないだろうなあと思ってたら、なんと出てくるんだよ、鬼形礼が。
 「恐怖新聞」の主人公・鬼形礼が出てくるのである。
 それも、中学生でなく恐怖新聞研究家(どんな仕事じゃ!)として。
 これはファンとしては嬉しい限りである。
 もっとも映画の中の新聞は未来を予言することはあっても、読むと寿命が百日縮むというような設定はないし、鬼形礼を殺そうとするポルターガイストも出てこない。 
 物語は死を予言された未来をいかに変えるか終始する話なのである。
 だが、これが意外に最後は泣かせる展開なのである。
 ここらへんは、言うと面白さ半減なので劇場で確認するのが良いと思う。
 ひょっとしたら、「感染」がそんなに面白くなかったので、「予言」が面白く思えたのかもしれない。
ホラーというよりSF色が強い。
 じゃあ、ホラーとしてはダメなのかといえば、そうでもなく、列車事故で死んだ女性の顔がないところや、いきなりダンプに撥ねられるところなんか、突然な展開で、ちょっと飛び上がってしまったよ。
 あと三上博史の妙に熱い演技と浮き上がった顔の血管も怖いぞ。
 三上博史って映画で見るのは久しぶりのような気がする。
 自分の中では「私をスキーに連れてって」以来観てないような気がするんだけど・・・・・・すいません、調べたら自分が知らないだけで結構映画には出演なさってました。

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2007年9月28日 (金)

「死に花」

1  「すいません、『もうひと花ふた花ボクらの花を咲かせましょう。』大人1枚下さい」     
 「はあ?」
 いやあのポスターは絶対に勘違いするって。
 自分、タイトルは「もうひと花ふた花ボクらの花を咲かせましょう。」だと思っていたよ、マジで。
 公開当時、正直、近頃不本意ながら仕事が忙しく、自分の住んでいる場所は郊外にシネコンがあるだけで、直営館がないので東宝や東映が今何を上映していて、これから何を上映するのかわからない。
 直営館だと東宝ニュースのような速報やら予告編やら入るのだが、シネコンは直前まで何を上映するかわからないので困ってしまう。
 だから近日公開のポスターだけ観てどんな映画をするか知るわけだ。
 あ、言っておくけど自分はそこらへんを除けばシネコン万歳派なので、昔ながらの映画館がいいとかは全然思わない。
 今更尻の痛くなるような椅子や真っ暗にならない環境、立ち見を当たり前だと思っている状況は良いとは思わない。
 それだったらホームシアターの方がマシじゃないっすか?
 まあそれはともかく「もうひと花ふた花ボクらの花を咲かせましょう。」いや「死に花」だけど、出演している人って年寄りになるのか?
 自分としては彼らがそんなに年寄りとは思わなかったのだが、よくよく考えてみたら自分がいい年なので彼らは当然年寄りであって当たり前だ。
 それはともかく、この映画はお年寄り版「ぼくらの七日間戦争」である。
 大変調子よく話が進んでいく大ホラ映画である。
 ホラ話を楽しむためには多少のリアリティか勢いがあってしかるべきだが、この映画にはそんなものは全くない。
 そして、何がダメかって登場人物に誰一人として共感できないところで、そもそも超高級老人ホームに住んでいる連中が17億円手に入れる話に誰が手に汗握るだろうか、いや握るわけがない。
 むしろ失敗してくれないかなあとマジで思ったよ。
 つうかね、工事関係をやってた自分から言わせてもらえばあのやり方では絶対にバレるし無理!
 まあファンタジーって言われればそれまでなんだけど、ファンタジーと都合のいい話は違うからね。  

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2007年9月27日 (木)

「APPLESEED」

Apple  昔、「VISITOR」と全編フルCGで作られたアニメがあった。
 しかし、当時の技術水準が足りなかったのか予算が足りなかったのかは知らないが、映像は極めて安っぽいものだった。
 ところがアニメの技術はともかくとして、脚本が伊藤和典だったので話は面白く、また声優が三石琴乃や千葉繁などが出演していたので、それなりに楽しむことができた。
 「APPLESEED」の売りは全編フル3Dアニメで制作されていることだと思う。
 しかし、悲しいかな二次元リミテッドアニメに慣れている自分の目には、かなり違和感がある。
 この感覚は「VISITOR」を観た感覚に近く、あの時に比べれば数段良くなったいるものの、やはりフニャフニャしたものを感じる。
 これで話がつまらなければ最悪なのだが、幸いなことに話はアクションシーンを入れて適当に面白くまとめている。
 つまり技法は新しくてもやっていることは普通のアニメなのだ。
 だったら普通に作ればいいじゃんと思うのだが、それを言うとこのアニメの存在意義が成り立たない。
 話が進むと最初感じた違和感は慣れていく。
 原作は「攻殻機動隊」の士郎正宗なので、難解なセリフが多く哲学的な世界が展開するのかと思いきや、萌え萌え度のの高い巨乳の女の子が出てきたりして、最新の映像を駆使しているといいながらも、アニメの大事なツボはきちんとおさえているところは大きく評価したい。

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2007年9月26日 (水)

「殯(もがり)の森」

Mogari  金のなかった時は映画も慎重に選んで観ていたが、余裕が出てくると、とりあえず通の映画ファンっぽいからという理由で観る映画もあるわけだ。
 それがミニシアター系だったり、一部マニアに人気の作品だったりする。
 その中には自分にとって良い作品もあるし、全く理解できないものもある。
 例えば前から言っているが、自分は「2001年宇宙の旅」が面白いとは思えないし、デヴィッド・リンチの映画も面白いものは少ないし、クエンティン・タランティーノやリユック・ベッソンの映画も実は過剰評価ではないかと思っている。
 もちろん、これは人それぞれなのだが、世間的な評価が高いのに、自分の中では面白くないのがあって、それが自分の場合は河瀬直美の映画だ。
 それでも観にいくのは世間的な評価が妙に高いのと、色々な映画の賞を取っているからで、今回も2007年カンヌ国際映画祭にて審査員特別大賞受賞作品ということもあり、のこのこ劇場に観にいったわけだ。
 互いに家族を亡くしている認知症の老人と女性介護士の触れ合いを通して、人間の生と死を静かな眼差しで綴る話で、上映時間97分。
 昨今昨今のやたらめったら長い上映時間が多い映画の中では大変理想的なのだが、この映画に関しては体感時間では3時間に感じられる。
 真剣つまらない。
 いや、賞をもらているくらいだから、世の中では良い映画なんだろうけど、自分は全くダメ。
 全体的に話し声が聞き取りにくいし、手持ちカメラだし、自然の音とはいえ耳障りだし、実は途中から少し気分が悪くなってきた。
 やりたいことはわかるのだが、もう自分とは合わないのである。
 公開前にNHKでハイビジョン放送されたらしいのだが、テレビだたtら絶対に途中で見るのをやめただろうなあ。
 こういう映画を良いといえるのが通なのだが、自分は無理! 
 

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2007年9月25日 (火)

「ミス・ポター」

Pota  さすがにハリー・ポッターと間違えて観る人はいないと思うが、あの予告編を観て、ピーター・ラビットのアニメが楽しめると思った人は少ないないはずだ。
 実は自分がそうで、ピーター・ラビットと作者が一緒のアニメと実写の合成物、昔だと「メリー・ポピンズ」みたいなものかと思って、劇場に行ったのだが、世界中で愛されているキャラクター、ピーターラビットを生んだ女流作家ビアトリクス・ポターの半生を綴る伝記ドラマだった。
 だからアニメシーンも思った以上に少なく、へたしたらキューピーのCMの方がよく動いてかわいい位だ。
 このビアトリクス・ポターというのが、夢見がちで結婚もせず、家に篭って絵を描いており、自分の描いたキャラクターと話をするという、ちょっと痛いところもあるキャラで、ヴィクトリア王朝の封建的制度が残っている時代だからとはいえ、今の時代だと同人誌をやっている女子みたいな感じで、たまたま成功したから良かったけど・・・・・・みたいなイメージだ。
 ところが、そんなひねたことを考えていても、映画は意外に良くて、特に主人公と出版社の男のロマンス、特にプロポーズのところは少し泣ける。
 この恋愛を中心話が進んでいくかと思いきや、後半が意外に蛇足。
 上映時間は93分と、昨今のやたらめったら長い上映時間が多い映画の中では大変理想的で、内容が伝記物なので、もっと濃厚な話になって上映時間も長くなりそうだが、軽くまとめているのは自分としては好感が持てる。
 短いからといって美術に手を抜いているわけでもないしね。
 逆にそれが物足りない人もいるかもしれない。
 出演はビアトリクス・ポター役にレニー・ゼルウィガー。
 この人は、この手のブリジット・ジョーンズとか、ちょっと痛い感じの役をやらしておくと、本当にハマリ役!
 ポターの彼女の担当の出版社員役をユアン・マクレガーが演じている。
 しかし、全国規模で公開されているけど、どちらかというと単館系だよなあ。 

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2007年9月24日 (月)

「ファンタスティック・フォー:銀河の危機」

F4  「ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]」の続編で、なんと敵にシルバーサーファー登場!
  いや~、ネットサーファーが敵じゃなくて良かった(笑)
 もう随分前にシルバーサーファーの映画化の話があったのだが、全く制作する気配がないので諦めていたのだが、この映画の予告編を観た時に鳥肌が立った。
 シルバーサーファーが映像化されている!
 CG万歳!
 もしCGがなかったら絶対に井出らっきょが全身銀色に塗って全裸で出てきただろうなあ。
 自分的にはシルバーサーファーが出てきただけで、この映画は許してしまう。
 未知の生命体シルバーサーファーが登場、その謎の解明と地球の平和を守るべく、再びファンタスティック・フォーの4人が立ち上がるという話で、いきなり日本の駿河湾から物語が始まるのにはちょっと驚き!
 それも、遠くに富士山が見えているというデタラメぶりで、21世紀にこんな映像が拝めるとは思わなかったが、もちろん制作側も重々承知で、あくまでイメージで、ここで目くじらを立てていたら、この映画はもう楽しめない。
 アメリカでは古くからの有名なコミックも日本では知らない人が多く、随分昔にアニメ化しているとはいえ、「宇宙怪人ゴースト」を知っている人は結構いい年だと思うぞ!
 映画館のポスターみて、「ガンロック」とか「ムッシュムラムラ」とか言っている人は、若くありません!
 まあ、知っていればシルバーサーファーが敵かどうかはすぐわかってしまうしね。
 映画は、これぞお気楽映画の典型的なもので、デートに良し、暇つぶしに良しといった感じで、昨今の2時間半が当たり前の時代に90分程度は大変良いと思う。
 まあそれくらいの時間だと面白くなくても我慢できてしまうしね。
 もっとも、この映画は大変面白い!
 シルバーサーファーは思った以上に動きもかっこよくて、この技術だったら「コブラ」のクリスタルボーイの実写化も可能だなと思った。
 チームワークが売りヒーロー物だが、今回はヒューマン・トーチが特に大活躍!
 彼の姉がスーザンで、これが日本のアニメや漫画だと彼をシスコンの設定にしているだろうなあ。
 そうすれば姉の結婚の話も幅が出そうなのだけど、明るく楽しいアメコミでその手の話はご法度か?
 基本的に嘘臭い話なのだけど、ハッタリが凄くて、ロンドンのビッグベンの横の川(すいません、名前忘れました)の水がなくなったりしている映像とか出てくると納得してしまう。
 前にも言ったかもしれないが、自分は現実味がないアメコミをどこまで、もっともらしく見せるのか物凄く興味があるのだが、この映画は申し訳程度の設定で、あとは映像と勢いで見せており、上映時間の短いのも手伝って成功していると思う。
 「スター・ウォーズ」のジェダイのような格好のドクター・ドゥームの登場は意味ないとか、「宇宙戦艦ヤマト」の白色彗星みたいなギャラクタスが弱すぎ!とかツッコミどころもあるのだが、おそらくアメリカ人やファンがわかるサーヴィスなんだろうなあ。  
 

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2007年9月23日 (日)

「化粧師」

Kewaishi  創立50周年記念といって出てきた映画が夏の稼ぎ時に「赤影」だったり、お正月映画に「千年の恋」だったり、50周年の節目がこれだったら、100周年だったらどんな作品が出てくるんだ?と期待してしまう東映映画!
 2001年は「GO」と「東映アニメフェア」がなければかなり悲しい展開だったが、やっと2002年になって、予告編だけは相当前から上映されていた「化粧師」がやっと公開!
 「千年の恋」はこれで上映が終わりかと思いきや、小さな劇場に移ってまだまだ続映していたのは、大人の都合ってやつか?
 「化粧師」は大正時代の下町を舞台に活躍する化粧師の話(詳しくは情報誌を読もう)。
 この手の話で一番困るのは化粧の話なのに「最後は気持ちの問題だ」という道徳の時間で先生が適当に読んでいるお話みたいな展開で、実際はそうなのだが別にそれでもいいのだが社会人になってすっかり荒んでいる自分にはそれなりに納得させてくれないと困る。
 公開当時、初日に劇場に行くと、どういうわけかおばちゃんの佃煮状態で、化粧師ではなくケバイ師状態で、映画の中の若い女の子よりも先にこいつらを化粧師になんとかしてもらいたいと切に願ってしまった。 
 さて、映画は期待していなかったこともあるが、思った以上によくできていたと思う。
 椎名桔平扮する主人公はキャラクター的にはブラック・ジャックを思わせる。
 主人公なのに少し影が薄いのだが、その分彼をとりまく女性の描き方が際だっている。
 彼をとりまく女性は菅野美穂(B81-W57-H82)と池脇千鶴(B80-W55-H85)のかつてのNHK朝の連ドラのヒロイン夢の共演、そしてすっかり東映の顔になてしまった柴崎コウ、実は「日本沈没」を観たら着やせするタイプだったいしだあゆみ等豪華なキャスティング!
 これが松竹で五社英雄が監督していたらエロ満載の展開になっていただろうが、この映画はエロは全くなく唯一の裸といえばラ王のCMでお馴染みの椎名桔平が2カ所くらいふんどし一丁になっているくらいか。
 残念ながら自分は男の裸は興味ないのでどうでもいいっす。
 この映画で自分がいいなあと思ったのは、菅野美穂と池脇千鶴のエピソードだ。
 菅野は主人公が住んでいる家の下にある天婦羅屋の娘で、主人公に恋心を抱いているが、かなわぬままお見合いをして婿養子を取ることになる。
 祝言の時に化粧をしてもらうのだが、彼女と主人公の顔が近づきいかにも口づけしているような感じに見せているところが彼女のかなわぬ恋のやるせなさと願望をうまく描いていると思う。
 また彼女のなんともいえないやるせない顔が観ている側の心を打つ。
 彼女は気の強い性格だったが、化粧師が同じ境遇に近い下働きの女の子(池脇千鶴)の手助けをしているのを見てしまって恋愛を諦めてしまうのだ。
 この微妙さの描き方がうまい。
 親とか身内に反対されていても反抗してがんばろうとするけど、少し離れた立場の人から諭されてしまうと納得してしまうようなことがあるのだが、そんな雰囲気が出ていてやるせない。
 池脇千鶴はいしだあゆみ扮する金持ちの奥様の下働きで、学がないので言葉を知らない。
 「ありがとうございます」の「ございます」がいえないので、いつも奥様に指摘される始末だ。
 このやりとりが映画の中で続いていく。
 池脇は自主的に字を覚えていき本を読む。
 当初の目的は深川の大火事で焼け出された子供達に本を読んでやることだったのだが、最後は前からぼんやりと憧れていた女優になる決心をする。
 当然、女優の道は厳しく今の仕事はやめることになるので、奥様も反対するわけだが、彼女の決心は固かった。
 ここで化粧師の登場!
 女優学校用の写真を撮るための化粧をする。
 その時、実はこっそり奥様が餞別で着物を置いていく。
 彼女は感謝を込めてはっきりと「ありがとうございました」と言うのだ。
 なんか書いているとえらく陳腐な話展開なのだが、これが映画だとそれなりのいい話になってしまう。
 この他にも顔に火傷をした嫁さんの話やら心温まる話が盛り沢山で(旦那役が最近大麻で捕まった拓ぼんの息子)、自分の後ろの席のおばちゃんも思わずもらい泣き状態!
 少し詰め込みすぎでキャラクターも多すぎる感じもするのだが予想以上の秀作だと思う。

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2007年9月22日 (土)

「十五才 学校Ⅳ」

15  「中学生日記」というとNHKが製作しているだけあって、どうしても道徳臭いドラマかなあと思いがちだが、現在の時事問題を取り入れていたり、中学生の微妙な心理を描いていたり意外に侮れない。
 TVで毎週それなりのレヴェルなのだから、映画で中学生をどう扱っていくのか?
 特に学校シリーズは今まで夜間学校など特殊な学校を描いてきた山田監督が今度は中学校という普通(!)の学校をテーマにするわけだから興味深い。
 映画は、やさぐれているが根はやさいい中学生の主人公が旅をしているうちに成長していくという話だ。
 「男はつらいよ」や「幸せの黄色いハンカチ」などロードムービーはお得意の山田監督だけにそれなりのツボを心得た演出に安心して観てられるのだが、残念ながら主人公の言い分が妙に子供じみているならまだしも、普遍的と言えば聞こえはいいが内容が一昔前のテーマなので今更それはないだろうという感じがしてしまう。
 この感じは昔「虹を掴む男」であまりにもずれた話展開でげっそりしたがその感じに近い。
 ちょっとパターンすぎないか?
 主人公は吉岡君のコピーみたいな少年で、寅さんの甥っ子と同じようなキャラクターというのもちょっと冷める。
 自分は「学校Ⅲ」が面白くて好きだったのでシリーズ最新作に期待したのだが、いまいちだったのは残念だ。
 

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2007年9月20日 (木)

「ミリキタニの猫」

Mirikitani  ニューヨークの路上で絵を描き続ける日系人画家、ジミー・ミリキタニの人生を追うドキュメンタリー。
 劇映画もドキュメンタリーも登場人物のキャラクターが立っていないと面白くないわけで、例えば延々と会話をしている「ゆきゆきて、神軍」も奥崎謙三のキャラが立ちまくっていて、また内容がTVではまずやらないようなものがネタなので手に汗握ってしまう。
 やっぱり映画館で観るドキュメンタリーはこうでないとね。
 この映画もミリキタニのキャラが立ちまくっているのが面白いわけで、アメリカ生まれで広島で育つが、18歳でアメリカに帰国。
 第二次大戦中に日系人強制収容所に送られて、アメリカ国家に抵抗して自ら市民権を放棄する。
 当然、社会保障も受けられず、ニューヨークで路上生活を送ることになる。
 いやはや「シッコ」と合わせて観ると尚楽しめること請け合い。
 とにかく、この爺さんの生きざまがかっこいい。
 相当強い意志でないとできないと思う。
 同じ意味では、彼を自宅のアパートに招き入れてしまう監督のリンダ・ハッテンドーフも凄いなあと思う。
 しかし、何よりもミリキタニの描く絵の素晴らしさで、な~んか心にグッと来るものがあるんだよなあ。
 特に猫の絵は彼の魂が日本人だなと思わせるものがある。
 残念なのは白い映像が多いのに、字幕に黒エッジがついていないところで、読みにくくてたまらない。
 もっと工夫しろよ>配給会社
 さらには今の時代に縦書きはどうよ?と思ったが、英語字幕があるので仕方ないのか。
 

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「映画 犬夜叉 時代を越える想い」

Inu  自分の世代だと高橋留美子(なんか凄い巨乳らしいぞ)といえば「うる星やつら」と「めぞん一刻」で漫画はもちろんTVも映画も観ていた。
 「うる星やつら」は映画は2作目がかなりの傑作であったことはいうまでもないだろう。
 「めぞん一刻」は五代君と響子さんの結婚式に至るまでに相当時間がかかっていたので、結婚する時の「スピリッツ」が出た時は感無量で、近所の本屋は「ビッグコミックスピリッツ」が完売していた。
 「響子さん結婚した。本当に良かったな」と「スピリッツ」を3冊も買った知り合いが涙ぐんでいたのだが、「それ漫画じゃねえか」の一言がいえなかった自分が不憫でならない。
 しかし、彼が結婚したのは響子さんからは、程遠いどちらかといえば一の瀬さんに近い感じだったのだが、本人が良ければそれでOKなんだろう。
 その後、「らんま1/2」とか「1ポンドの福音」描いていたのだが、そんなに弾けて面白いわけでもなく、自分はむしろ「ビッグコミックオリジナル」に年1回くらい載る読み切り漫画が好きだった。
 基本的に高橋留美子自信は怪奇漫画が好きみたいなのだが、どう考えてもギャグの方が面白いのでそっち方面を描いてほしいのだがそうもいかないみたいで残念である。
 ところが、現在「週刊少年サンデー」に連載している「犬夜叉」は怪奇とギャグがほどよくミックスされている。
 連載当初は「炎トリッパー」の焼き直しに思えたが、今はそれなりに面白く毎週「サンデー」(社会人なのに最近買い出した)を楽しく読んでいる。
 面白くなってきた要因は七宝と冥加が出てきてからで、この二人がコメディリリーフを引き受けている。
 もっといえば七宝=テンちゃん、冥加=錯乱坊を思わせるものがあり、もっといえば弥勒=面堂といったところか(←考え過ぎだっちゅうの)
 キャラクター的には少し「うる星やつら」が入って、話がRPGであれば面白くならないわけがない。
 焼き直しだと言われても、今の若い奴が「うる星やつら」を知らないわけだし、知ってても古典漫画扱いになりつつあるわけで、逆にいい歳の大人が漫画読んでいること事態に問題があるのではないか?(悪いか?←自己ツッコミ)
 今の若い奴らは「うる星やつら」なんか知るわけもなく、高橋留美子=「犬夜叉」になっている。
 「犬夜叉」はTVアニメも始まり、その前に放送していたがアニメとしては盛り上がりに欠ける「金田一少年の事件簿」の後番組となり、一時期の月曜日の夜7時から8時は「犬夜叉」から「コナン」まで「少年サンデー」の漫画のアニメ化一色になった時もあった。
 ちなみに「犬夜叉」のアニメを作っているのは「ガンダム」でお馴染みサンライズで、「うる星やつら」を観ていた世代としてはぴえろかディーンかと思っていたのでちょっと意外!
 昔は漫画のアニメ化と言えば原作とは似ても似つかわない絵だったが、今のアニメ技術だとそれなりに原作の絵に近くなるのだが、「犬夜叉」に関してはどうも少し違う。
 特にかごめのデザインだけが、高橋キャラとは違うのに自分としては少し違和感があったりする。
 そういはいいながらも慣れの問題で、「はいからさんが通る」とかに比べたらまだましか。
 そんな待望の「犬夜叉」が映画化である。
 こうなると映画評論家がまたTVアニメの映画化かと馬鹿にしそうだが、そんなこと言ってる奴が馬鹿だっちゅうの。
 そもそも漫画とTVのファンが全員納得させ、尚かつ初めて観る人にはくどくならないように設定を説明して、映画ならではの話を作るのにどれくらいの労力がいるのか考えてみればこれがいかに至難であるかわかるだろう。
 今回の映画はオリジナルストーリーである。
 映画の「名探偵コナン」同様最初にキャラクターと話設定をさくさくと紹介してしまうのは良心的だと思う。
 もちろん中にはよく説明なしのキャラクターもいるが、そんなものは雰囲気で判断するか、予め予習しておくことをオススメ!
 正直ちょっとテンポが悪く、例えば複数の登場人物がそれぞれ同時に動くのでうまく出し入れをしないといけないわけだが、この映画はそこがうまくいってない。
 もちろんメインは犬夜叉とかごめがメインである。
 他の登場人物の話が思いついたように出てくるのだが、それが良いクッションになっていれば良いのだが、緊張感がそこで少し下がってしまうのはなんともはや残念でならない。
 基本的にはよくある根性で事件を解決していくパターンである。
 自分的には大陸から来た妖怪の瑠璃&玻璃がお気に入り。
 それに瑠璃役の椎名へきる(B77-W58-H83)がうまいんだ。
 この映画で一番へたな声優って誰か?と考えると、小学館が募集した素人を除けばかごめ役の雪乃五月(B80-W60-H81)が一番へたくそなのは残念である。
 やっぱり強い女、やらしてくれる女、巨乳の女、派手な女は男の憧れであることは今更説明するまでもないことだが、この映画では珊瑚・瑠璃・玻璃の暴れっぷりをみているだけで自分としては満足である。
 エンディングの歌が浜崎あゆみ(B80-W53-H82)なのだが、ご丁寧にも歌詞がスーパーで出ているのがTVの雰囲気で・・・…いいのか?
 映画の最初でかごめちゃんが使っているエプロンがピヨピヨエプロンであることに、往年の「めぞん一刻」ファンへのさりげないめくばせがあって嬉しいが、これで喜んでいるのは明らかにお子様の父兄の方である年齢であることは言うまでもない(あ~もうそんな年齢なんだなあ)

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2007年9月19日 (水)

「ギャラクシー・クエスト」

Gq  どこの世界にも熱心なファンというのもいるものだが、関係のない側からだと彼らは異様で滑稽だ。
 特にアニメや特撮関係のディープなファンは時にはちょっと痛々しい。
 「もっと他に使うことがあるだろう」というような買い物をしたり、「どうしてそんな格好ができるんだ?」というようなコスプレやキャラクターのトレーナーの着用、「そんなこと知っててどうするんだ?」というような物語の中の設定を熟知してたりして、正直ちょっと疎外感さえある。
 もちろん、それを堂々と見せているか、隠しているかは人それぞれなんだけど、何故ゴルフや野球などのスポーツ系は良くて、アニメや特撮はダメなのか?と考えている奴だって絶対にいる。
 もっと暖かい目でみてやってちょうだいよ。
 「ギャラクシー・クエスト」は観れば誰でもわかると思うが「スタトレ」とそのファンのパロディ色が強い。
  だからといってそれらを馬鹿にしているわけではなく、むしろ暖かい目でみているし、ファンの心意気を理解している傑作だ。
 元ネタを知っても知らなくても楽しめるし、パロディ的な作品なのに特撮部分なんか本家顔負けのレベルの高さである。
 その中でも最高の特撮はシガニー・ウィーヴァーの若作りであることに誰も反論しないはずだ。
 やっぱりこの徹底さと脚本のうまさが単なるパロディ物になっていないんだろうなあ。
 この手のものなら日本でもできそうなので「ガンダム」とか「ヤマト」(?)なんかでやってくれと思ったが、この映画のような傑作にはならないだろうなあ。

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2007年9月18日 (火)

「アーサーとミニモイの不思議な国」

Arthur  何?加護ちゃん(B80-W60-H80)が喫煙でクビになって、辻ちゃん(B78-W62-H78←妊娠前)が妊娠、ミカちゃん(B81-W62-H89)が音楽の勉強といいながら実質引退状態、矢口(B75-W60-H80)が小栗旬と破局なのに、今更ミニモニ。?・・・・・・と思っていたら、ミニモニではなくミニモイだった。(ベタすぎてスマン)
 好奇心旺盛な10歳の少年アーサーは、両親と離れ、祖母と暮らしているが、土地代未払いのため2日後に屋敷を立ち退かなければならない。
 行方不明になってしまった冒険家の祖父が自分に残した書物には、体長2ミリの民族ミニモイと7つの王国の秘密とともに、裏庭に埋められたルビーの地図があった。
 ミニモイ族の真実を知るため、そして家族の危機を救うため、アーサーの冒険が始まる!
 監督はリュック・ベッソン。
 ベッソンといえば、「グラン・ブルー」や「レオン」など、ちょっと渋くてクールな映画を演出する監督のイメージが強かったが、「フィフス・エレメント」を観た時に何か違和感を感じた。
 そして、プロデュース作品が「TAXi」やら「トランスポーター」など、日本だったら「トラック野郎」などの東映二本立て路線のユルい作品、約6年ぶりの監督作品「アンジェラ」のあまりにも都合のいい少年漫画のラブコメな話展開に、当初はオシャレな映画で彼の作品を売っていた配給会社も何かが違うと思い始めたと思う。
 そう、リュック・ベッソンは、実は、オタク中学生がそのまま映画監督になっているだけで、「グラン・ブルー」や「レオン」が、実は彼の作品の中でかなり異質なのである。
 そして、「アンジェラ」の次の監督最新作は、実写と3Dの融合と言えば聞こえはいいが、ピクサーやドリームワークスのCGアニメが蔓延している昨今では今更感が強い。
 それにミニモイの造形も昔の「ダーク・クリスタル」を思い出させるが、日本人から見ると「プリンプリン物語」なんだよね(泣)
 ベッソンが原作を書いているらしいのだが、話も伝説の刀を抜くという、タイトル通りアーサー王の伝説を元にしていて、ヒロインは定番のツンデレ、好奇心旺盛な夢見がちな主人公がヒーローに・・・・・・って相変わらずオタク中学生の妄想が炸裂しており、そうえいば行定勲も構想7年の映画が「遠くの空に消えた」というトホホなものだったし、映画監督って自分で考えた話って不思議なんだけど、そういうものなの?
 この映画もあまりにも定番なので、もっと工夫が欲しいわけで、ミクロの世界だったら「バグズ・ライフ」で完成しているわけで、ミクロの目線が少ないのが残念!
 どういうわけか、自分の行く劇場は日本語吹替版しか上映していなかった。
 アーサーは神木隆之介だが、「ハウルの動く城」の時ほどうまいと思わなかった。
 おそらく子供の声は無理になってきたんだな。
 ヒロインの戸田恵梨香(B77-W56-H78)は、まあそれなり。
 しかし、意外に敵役のGacktが異常にうまく、日本語版はこれだけでも十分見る価値あり!
 っつうか、声優でも十分やっていけると思う!

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2007年9月17日 (月)

「包帯クラブ」

Houtaiclub  包帯クラブというと、SM系の新しい風俗かなと思う人もいるかもしれない。
 「エヴァンゲリオン」の綾波レイが好きな人御用達みたいなね。
 もちろん、この映画の包帯クラブというのは、そんな風俗ではない。
 傷を癒してほしい人をネットで募集し、公園や学校など、その人が傷ついた場所に包帯を巻くことで、その人たちの心の傷を癒すという活動をするクラブ(非公認)のことで、映画はそれらをやり始めた高校生らの物語。
 おそらく、この映画の感じ方は世代によって大きく違うと思う。
 十代の人はこの映画を観てどう思うか知りたいところだが、すっかり社会に出て荒んでいる自分にとっては、包帯巻くくらいで癒されるとは思えず、やはり酒に勝るものなしとか思ってしまう。
 ただ、十代にはちょっとしたきっかけが大切なのかなあと思ってしまう。
 映画の中で、包帯をまくものによっては私有地に不法侵入の場合もあるという指摘があるのだが、昨今の某国立大学生のサークルが鳥取砂丘で落書きをして問題になっていることを考えると、公開時期が実にタイムリーな映画である。
 しかし、包帯代も莫大だろうから、包帯は撮影後回収してリサイクルの方がいいのではないかと思ってしまう。。
 証拠がないから警察が来ても大丈夫だし・・・・・・ってこれが荒んだ大人の考えか?(泣)
 監督は「トリック」や「ケイゾク」の堤幸彦。
 この人、意外に年間監督作品数が多くないか?
 出演は:柳楽優弥、石原さとみ(B82W58-H82)、田中圭、貫地谷しほり(B80-W55-H82)、関めぐみ(B78-W58-H83)、佐藤千亜妃(B80W59-H85)。
 柳楽は、徐々に演技がうまくなってきている。
 予告編で妙な大阪弁を話しているのが気になったが、これにはきちんと理由があるので納得!
 石原さとみはもう高校生役は無理な年齢だと思うのだが、昔のビニ本モデルのような貫地谷しほりの女子高生に比べたら遙かにましである。
 だけど、久しぶりに見たら石原さとみはかわいいわ~。
 特にサッカーゴール前での「ドンマイ」のポーズは正に胸キュン(死語)物だ。
 映画はもっと痛い話展開かなと思いきや、意外に正統派青春映画として描かれていて面白いと思う。
 ただ、ちょっと音楽がくどいような感じがした。

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2007年9月16日 (日)

「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」

Sukiyaki  壇ノ浦の決戦から数百年後、埋蔵金を巡り源氏と平家の末裔たちが対立する寒村で、流れ者の凄腕ガンマンの登場により、それぞれの思惑がぶつかり合い、駆け引き、裏切り、欲望、そして愛が入り乱れ、事態は壮絶な戦いへと激化していく。
 イタリアにマカロニウェスタンがあるなら、日本にもスキヤキ・ウェスタンがあってもいいじゃないか・・・・・・という発想なのかどうかはわからないが、この映画は日本人キャストとスタッフによる和製ウェスタンで、注目するところは本家のアメリカ西部劇ではなく、マカロニウェスタンを取り込んでいるところだろう。
 予告を観た時に、西部に移民した日本人の話かと思ったのだが、そんな歴史的な設定とは関係なくて、純粋なファンタジー。
 へたすると、正月のかくし芸大会スレスレなのだが、そこは監督が三池崇史なので手堅くまとめている。
 逆に、過剰なヴァイオレンス満載のマカロニウェスタンを取り込んでいるからこそ、彼が監督で正解かもしれない。
 いきなり語り部として、クェンティン・タランティーノが出てくるので、そういう映画だということはわかるのだが、逆にこういうカルト系というか、わかる人しかわからない映画は必要以上に過剰評価されるんだろうなあ。
 一番、困るのは何でもないところで過剰な反応してバカ笑いしている輩で、別に笑うのはいいのだけど、ちょっとシラケて周りがドン引きで冷めてしまう。
 だから、ちょっと心配だったのだが、自分が観た劇場は朝一でガラガラで、客層も節度のある人ばかりで安心!
 バカ笑いはなく、小さく笑いがあったのは真剣白刃取りのところくらい。
 話はそれなりに面白いのだけど、自分は三池映画なので、もっと笑いがあって、もっとドンパチしているのかと思いきや、意外に定番の真っ当な作り。
 途中、少しダレる箇所もあるが、最後の銃撃戦は楽しいのでOK!
 出演は伊藤英明、佐藤浩市、伊勢谷友介、香川照之、石橋貴明、木村佳乃(B83-W58-H83)、桃井かおり(B86-W64-H87)等、映画はベタなB級西部劇なのに、やたらと豪華!
 その他、チョイ出で意外な有名人も見ることができる。
 実は、意外に桃井かおりがかっこいいので注目!
 木村佳乃は、すっかりこの手のお色気系もできる幅の広い女優になったのだが、カレンダーを見ても思うのだが、もう少し胸があった方がいいと思う貴兄は多いに違いない。
 主題歌が北島三郎というも良い。
 これが英語の歌だったりすると興醒めだしね。

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2007年9月15日 (土)

「ラマになった王様」

Rama  ディズニーのアニメ映画の中には「アラジン」や「ターザン」のように有名なものもあれば、「ポカポンタス」や「ヘラクレス」のように話題にならなかったような作品もある。
 それらは作品的につまらないかといえばそうでなく公開のタイミングなどが悪かったりするわけだ。
 「ラマになった王様」は「ターザン」ほど気合いが入っているわけではないが、力を抜いた面白さが全編溢れており大変面白い!
 しかし残念ながら公開当時は「千と千尋の神隠し」の異常なヒットのおかげで目立たないだけなのだ・・・・・・と信じたい。
 観客席はガラガラである。
 しかしそんな中でも子供たちには大受けで、自分も思った以上の面白さにびっくりした。
 ディズニーアニメにしてはミュージカルシーンなし。
 全編カートゥーン・ネットワークで放送している短編アニメのドタバタアニメが更に昇華した感じで、さらにはきちんとしたテーマも盛り込んであるのだが、それが前面に押し出されているわけではないので鼻につかない。
 特に敵役2人が異常にキャラクターが立っていて、特に大男は「チキチキマシン猛レース」のケンケンのようで滅茶苦茶面白い!
 悪い奴なのだが憎めないのだ。
 2人のスピンオフで短編ができてほしいくらいだ。
 自分の近くの劇場は字幕版はまったくなくて日本語版だけだが、そんなに悪くなかったのでホッとしている。
 基本的に字幕絶対主義ではないのだが、あまりウケ狙いの吹き替えでなければ気にならない。
 だけど大阪弁にしたりとかされると困ってしまう。
 何か勘違いしているかもしれないが面白くするために大阪弁にするとか、お笑い芸人に吹き替えさせるのはやめてほしいなあ。
 基本的に大阪弁が面白いというものではないんだから。
 もちろんはまっていたら何でもOKなのだが、基本的に外国アニメに大阪弁は合わないと思うし、有名芸能人を使うのもうまければいいけど、話題つくりだけというのだったらいやだなあ。
 まあ声優以外の芸能人は最近のジブリアニメとか観る限り悪くはなくて、要は演出なんだろうなあと認識する今日この頃。
 最近は声優も必ずしもうまいわけでもないしね。

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2007年9月14日 (金)

「69 sixty nine」

69  自分は何に感動したかって、この映画の予告編で、ヒロインのがバラの花びらを敷き詰めた廊下を歩いているシーンで、CHEMISTRYの歌が妙にぴったりはまっていて滅茶苦茶かっこよかったんだよ。
 ここのところだけでも自分的にはかなりOK!
 でもやはり本編も観ないとね。
 というわけで、公開当時(2004年7月)、初日に劇場にいってきた。
 でも大半の人は「スパイダーマン」か「ハリポタ」なので劇場はちょっとガラガラ。
 まさに理想的な鑑賞環境である。(興行側には最悪だが)
 映画はバリケード封鎖するまではスピード感があって面白いのだが、その後はどんどん失速していく。
 特にタイトルバックなんか「キューティーハニー」の次にできが良いと思う。
 しかし、要所要所は面白かったりするのだが、それが連続しない。
 比較しても仕方ないのだが、「下妻物語」のように最初から最後まで高いテンションで走ってくれればなあと思ったりする。
 この映画で一番かっこいいのは主人公の父親役の柴田恭兵だろう。
 柴田というと今でも「あぶない刑事」のイメージが強いので、最初すぐに気づかなかった。
 つうか老けたよなあ。
 バリケード封鎖をやったことがばれた息子に対して「信じてやったんだから堂々と処分を受けてこい」とか言う懐の深さに感動!
 世のお父さんも見習いましょう。
 あと相変わらずいい味出している岸部一徳にも注目!
 それよりも、今でも高校生が似合う妻夫木聡で、「オレンジデイズ」で大学生役だったり実際はいくつなんだ?
 いや、それよりも安藤政信の方がもう高校生役をやるような年齢ではないと思うがいかに?

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2007年9月13日 (木)

「こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE2 UFO襲来!トルネード大作戦!!」

Kochikame2  亀有で発生したUFO目撃騒動とミステリーサークル。
 亀有はさながらUFOの一大観光名所となり、便乗して一儲けしようとする両さんだが、部長に見つかってしまいハワイへの慰安旅行も留守番となってしまう。
 しかし、両さんは飛行機の貨物に紛れ機内に潜入、ハワイにたどり着く。
 ところが、ハワイでもトラブルを巻き起こした両津は地元警察から指名手配される。
 逃亡する両津を救ったのは、セスナを華麗なテクニックで操縦する謎の美少女ミーナだった。
 窮地を脱した両さんは、小学生時代の親友・竜平と再会するため一路ハワイ島のヒロへいくが、竜平が愛娘を残し、既に謎の死んでいた。
 そして、龍平その娘こそがミーナだったのだ。
 両さんとミーナは竜平の死の謎をさぐるべく日本へ行くのだが、東京は、謎の超巨大UFOより発せられた強大な竜巻によって破壊されていた。
 はたしてUFOの正体は?竜平の死の謎とは?
両さんが、亀有の平和を守るため、巨大UFOの襲来に立ち向かう!
 
 「踊る大捜査線」がレインボーブリッジを封鎖したら、「こち亀」は破壊してしまうのだ。
 今回もアニメという手法を生かして実写ではゴジラでもやらないような東京の破壊しつくしていく。
 ハワイでのアクションも面白い。
 ただもっと細かい設定があれば、もっと面白くなっていたと思うので残念である。
 何しろ今回はUFOといういかにも嘘臭いものが出てくるのだから、もっともらしい設定が欲しいところなのだがそれがない。
 敵も実は両さんとの因縁があるのだが、それが途中からわかってくるのでもっと引っ張るべきだった。
 ここらへんは「クレヨンしんちゃん 爆発!温泉わくわく大決戦」を参考にしてもらいたい。
 ミーナの声は平山あや(B85-W59-H82)があてているのだが、これが稀にみるくらいへたで、最近の声優もうまくないとはいえ、今回の彼女はあきらかにミスキャストである。
 「ルパン三世 バビロンの黄金伝説」のカルーセル麻紀もとことんだったが、今回も久しぶりに上映中に違和感を感じた。

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2007年9月12日 (水)

「HERO」

Hero  テレビ局が関係している映画は、局が勢力を上げて宣伝するのは当たり前だが、その中でもフジテレビは異常だ。
 その最たるものが、今年公開の「西遊記」で27時間かけて宣伝しているのは、とても公共の放送とは思えない。
 そして「西遊記」の後に、これまた気合を入れて公開するのが「HERO」である。
 木村拓哉が型破りな検事を演じる大ヒットTVドラマの劇場版。
  容疑者が既にその犯行を認めている傷害致死事件を任された久利生公平だが、事件の裏には大物政治家の贈収賄事件が絡んでいた・・・・・・・という話で、思った以上に面白かった。
 あの過剰な「西遊記」の宣伝でフジテレビが絡んでいる映画は食傷気味だったのだが、この映画に関しては悪くないと思う。
 裁判物というと「それでもボクはやってない」があまりにもシビアな世界を見せたために、どれも嘘臭く見えてしまう。
 この映画もリアルさがないのはOKとしても、一番見たかった被疑者が犯行に及んだ立証を省いてしまったところは消化不良。
 まあ人間ドラマを見せるのが目的といえばそれまでかもしれないけどね。
 出演はキムタク、松たか子(B85-W59-H85)等のレギュラーの他に松本幸四郎、タモリ、イ・ビョンホンなど無駄に豪華なのだが、予告編で前面に出てたイ・ビョンホンはあまりにも少ない出演シーンにびっくり!
 というより、韓国のシーンはいらないだろ!
 タモリは大物政治家の役なのだけど、法廷にサングラスは変だし、大物にはとても見えない。
 松本幸四郎が加害者の弁護士役なんだけど、大物政治家の方が敵役かな。
 「西遊記」よりは遥かに面白いけど、もうTVドラマの映画化は飽きたな。
 エンドロールは映画と全く関係ないアーティストの歌ではなく、テーマ音楽なのは良かったけど、昨今のハリウッド映画同様やたらと長いのはちょっと辛い!

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2007年9月11日 (火)

「TOKKO-特攻-」

Tokko  藤沢とおるの漫画の映画化じゃないじゃ~ん。
 そんな奴はいないと思うが、ひょっとして北半球には2人位いるかもしれない。
 ちなみにあれは「特攻」じゃなくて「特公」ね。
 「「TOKKO-特攻-」は、日系二世アメリカ人のリサ・モリモト監督が、亡き叔父が特攻隊員としての訓練を受けていたことを知り、特攻隊員の生存者を取材し、特攻隊の真実の姿を追求していくドキュメンタリー。
 最近、この手の映画は日本人ではなく、外国人、どちらかというと日系の人の作品が多いような気がする。
 やはり純粋な日本人だと色々問題があるのかもしれない。
 外国人だと、良く言えば客観的、悪く言えば日本人だと遠慮するようなところまで土足で入り込める利点があるからかもしれない。
 確かに外国人から見ると神風特攻隊や人間魚雷などの行為は、自爆テロの一種と思われ大変異常に見えるかもしれない。
 しかし、この映画を見る限り、誰もが好きでやっているわけでもなく、むしろこの手の作戦がまかり通る日本の状況を把握するべきだなあと思った。
 最後の状況説明のアニメは思いっきり浮いていたが、実写の再現ドラマではなく、アニメというのは面白い。
 おそらく実写で飛行機などを再現するのは難しいからなんだろうなと勝手な想像をしてしまう。
 ただ、時々9.11の自爆テロと結び付けようとしているところは、少し無理な感じがした。
 あと、この映画の特攻の皆さんって意外にかっこいい男が多いんだよなあ。

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2007年9月10日 (月)

「釣りバカ日誌18 ハマちゃんスーさん瀬戸の約束」

18  1988年の第1作から20年の節目を迎えた大人気シリーズの記念すべき通算20作目なのだが、このシリーズ、どういうわけか新作ができればできる程つまらなくなっていく。
 今回は岡山県を舞台に、リゾート開発をめぐる大騒動に巻き込まれたハマちゃん&スーさんの話なのだが、大変つまらない。
 鈴木建設の会長になったスーさんが失踪。
 彼の妻に頼まれた浜ちゃんは、わずかの手掛かりで岡山にいくが、瀬戸内海で釣りが我慢できなくなり釣りを始めると、偶然にスーさんと再会。
 スーさんの世話になっている女性は、仲間と共に地元のリゾート開発計画に、美しい自然を守ろうという理由で反対運動をしていた。
 しかしその開発を請負っていたのは鈴木建設だった…という話で設定だけ聞くと物凄く面白そうだ。
 偶然とはいえ、敵のリゾート反対グループにいるわけだから、状況的に緊迫感とギャグの面白い話を作れそうなのに、全くその設定は生かされていない。
 そもそもリゾート開発に反対の理由が美しい自然を守りたいからと言っているが、リゾートがもたらす利益恩恵が自分達の生活が潤う以上に、自然を守る必要性ってあるのか?
 自然を大切にみたいな単純な理由だと、いくら喜劇とはいえ説得力がない。
 まあ、それを言い出すと浜ちゃんの存在そのものが、実際自分の職場にいたらちょっといやだなあと真剣思ってしまう。
 重箱の隅をつつくような真似はしたくないのだけど、話に勢いがないので、余分なことばかり考えてしまうのだ。
 実は「ビッグコミックオリジナル」の漫画の方は大変面白く、それを普通に映画化した方が面白いと思うのだが、どうして毎回無理なオリジナル話なのかさっぱりわからない。
 どうして?と思ったが、日本全国を回らなくてはいけないという「男はつらいよ」的要素を入れないとダメなのかなあ。
 出演は西田敏行と三國連太郎なんだけど、三國は本当に老けたよなあ。
 出演者が高齢なので、早急に新シリーズを考えた方がいいと思うぞ>松竹さん

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2007年9月 9日 (日)

「ワルボロ」

Boroboro  那須博之監督というと今でこそ「デビルマン」のダメ監督のイメージが強いが、彼の80年代の「ビー・バップ・ハイスクール」のシリーズは大変面白かった。
 ユルいコメディと緊迫感、アクションの微妙なブレンド加減がシリーズの魅力だが、それ以上に、日本独自のツッパリ物というジャンルの確立した功績は大きい。(もちろん、その前からもあったのだが)
 このツッパリ物というのは、たかだか中学・高校3年間という短い中で何の足しにもならないプライドを守るため喧嘩に明け暮れるというのがパターンだが、ここ最近はすっかりそんな映画も少なくなってしまった。
 ツッパリ連中がいなくなったとは思えないが、やはり学ランの制服がなくなったことが大きいと思う。
 今はブレザーや私服の学校が多いが、やはり80年代までは学ランの学校が多く、それらを少し改造したものとリーゼントやパーマがやはりツッパリの記号的なものだったと思う。
 そしてこのアナクロさが大切であり、ブレザーではこの異様さはでないと思う。
 「ワルボロ」の予告を見た時に、今更「ビー・バップ」路線か?と少し呆れたが(東映だしね)、どっぷりその洗礼を受けた世代としては興味があったので、公開初日に観にいく。
 なんと時代は現在ではなく1980年代で、よくよく考えてみたらゲッツ板谷の半自伝的小説(未読)なので当然で、高校生が主役かと思ったら中学生だった。
 立川市を舞台に、突然不良に目覚めた中学生の喧嘩に明け暮れる日々を描いたものなのだが、不良がひたすら暴れまくる映画ではなく、どちらかというと青春映画だった。
 だから「ビー・バップ」のようなイメージでいくとちょっと肩透かしかもしれない。
 自分としては懐かしいなあと思いながら観ていた。
 ただ、大人の目線から見ると中学生のやっていることって本当にバカなんだけど、それでも共感できる何かは心のどこかにあるわけで、この映画はその気持ちを思い出させるまではいってないのがちょっと惜しい。
 あとこの手の映画の中学生や高校生って役者の関係とはいえ老けすぎ(笑)
 出演は松田龍平の弟の松田翔太。
 よく見ると何となく似ている。
 ポスターとか予告編だと前面に出ている新垣結衣(B82-W63-H88)は、実は意外に出番が少ない・・・・・・というかあまり必然性がなく、まあドラマとかでうまくスケジュール調整ができなかったのかなあと思ってしまう。
 主人公の叔父でヤクザ者の役で仲村トオルが出演しているのが笑う。
 「ビーバップ」のトオルの行く末のようで面白い。
 意外にリーゼントの松田って昔の仲村トオルに似ているんだよなあ。
 初日なのに劇場は結構ガラガラ。
 興行的にはワルボロというよりボロボロか?

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2007年9月 8日 (土)

「TAXi4」

Taxi4  リュック・ベッソン製作・脚本の人気シリーズ第4弾。
 このシリーズは嫌いではないので新作が公開されると劇場に行くのだが、新作ごとに違和感を感じる。
 今までその原因がわからなかったのだが、今回やっと判明した。
 おそらく自分はこのシリーズはカーアクション映画だと思っているのだけど、おそらく本国フランスではユルユルのコメディ映画で、カーアクションは笑わせる手段の一つなのではないか?
 今回はドジばかりの刑事エミリアンに、17ヶ国から指名手配され凶悪犯を護送するという重要任務が舞い込んでくるが、彼の間抜けっぷりのせいで逃亡されてしまう。
 スピード狂のタクシードライヴァーのダニエルに協力をしてもらい、犯人一味を追いかけてモナコへいく…というもので、多くの人がこの映画に期待しているであろうカーアクションは最初と最後に正味5分あるかないかの申し訳程度、ダニエルが主役かと思ったら、そうでもなく、実は本当の主役は署長だった。
 そう、この映画はフランス版ポリス・アカデミーなのである。
 監督はジェラール・クラヴジック・・・・・・って誰?
 調べてみたら「WASABI」の監督だった。
 自分は日本語版を観たのだが、ダニエルとエミリアンはオリエンタルラジオが担当。
 署長は高田純次。
 オリラジはともかく、高田の署長は意外にハマリ役なのには驚き。
 人によっては声優以外の吹き替えはダメという人もいるが、自分は声優が必ずしもうまいとは思っていないので、あまりこだわりはない。
 だけどどうしても気になるのなら字幕しかないのだが、字幕だと情報量の限界がある。
 まあ、この映画に関しては言うほど情報量もないんだけどね。

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2007年9月 7日 (金)

「オープン・ウォーター2」

Op2  大型ヨットでクルーズに出た男女6人の若者たちが全員海に飛び込んだはいいが、梯子を出すのを忘れていたため、。甲板までは数メートルもあるために戻ることができない。
 体は冷えてくるし、疲れるし、ヨットには赤ん坊がいるし、鮫が来るかもしれないし(実際は来ないんだけど。予算の問題?)…果たしてどうするよ?てな話で、この設定は考えつきそうで考えつかない。
 話だけ聞くとギャグなんだけど、喜劇と悲劇は表裏一体とはよくいったもので、実際ありそうな話でサスペンスとしては、もはやこの設定だけでありだと思う。
 そして、映画を見ながら自分だったらどうするか考えるのも面白い。
 それは設定にリアリティがあるからで、鉈を持ったホッケーのマスクを被った男が来ることなんか実際にはあるわけなからなあ。
 おそらく、今度は何もない砂漠で車をインロックしたとかの話が出てくる可能性はあるだろうなあ。
 ちなみに「2」ってなっているけど1作目っていつ公開したんだろう?

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2007年9月 6日 (木)

「恋するマドリ」

Madori  都会に暮らす3人の男女が、引っ越しをきっかけに奇妙な偶然で結ばれ次第に心を通わせていく青春ラブ・ストーリー。
 思った以上に面白い。
 話は偶然が偶然を呼ぶベタな展開だが、淡々と進んでいくところが良い。
 ただちょっと残念なのは、主人公の美大生が空港に行くところで、船で動いたり、空港で警備員と大立ち回りをするのだが、これまでの流れからだとそんな展開にならないはず。
 いやもというと、彼女が空港に行く理由はあまりないわけで、ここらへんを納得させる演出でないのが大変惜しい。
 それ以外は問題がなく、むしろどこで見つけてきたのか、古い町並みと高層ビルが一緒に見える橋の上とかの場所はいいなあと思った。
 あと、和菓子屋でお菓子を残すところはちょっと抵抗があるんだけど、これって食物を粗末にできない世代的なもの?
 出演は新垣結衣(B82-W63-H88)、松田龍平、菊地凛子(B83-W62-H85)。
 新垣は、この後に松田翔太と共演する。
 つまり松田兄弟と共演することになるわけやね。
 菊地凜子は、「バベル」以来、あっちこっちの映画で見かけるのだが、この人って美人ではないけれど不細工とも言い切れず、味のある人で、こういうのをブサかわいいというのかもしれない。
 この映画は主演は新垣なのだが、実は菊地のアイドル映画でもあったりする。
 映画に出てくる「むかむか椅子」を最初ず~っと「すっきり椅子」だと思っていた。
 じゃあ「ぷんぷん椅子」もあるのか?……と思ったが、その時点で「おねがいマイメロディ」にすっかり毒されているのだろうなあ(泣)
 ちなみに、にっこり椅子はかわいいけど座りにくそう。
 デザインと実用性は必ずしも合致しないということかな。

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2007年9月 5日 (水)

「デス・プルーフ in グラインドハウス」

Deathproof  長年映画ファンをやってると、世間と自分の評価が思いっきりズレている時があって、例えば自分の中では「2001年宇宙の旅」がそうだったりする。
 あの映画を正に映画の踏み絵みたいなところがあるので、つまらないというのは結構根性がいる。
 そして、ここ最近だとクエンティン・タランティーノである。
 B級映画やマニアックな映画の良き理解者みたいなところがあって、一部マニアの間ではカリスマだが、すいません、彼の作る映画って面白いかなあ?
 いや確かに「レザボア・ドッグス」は面白いと思ったし、時間軸を入れ替えている「パルプ・フィクション」もOKとしよう。
 しかし、それ以外はどうかというと、「キル・ビル」も自分的には結構微妙だったりする。
 「デス・プルーフ in グラインドハウス」は、B級映画ばかりを2本立て、3本立てで上映するアメリカで流行った映画館グラインドハウスを現代に甦らせるべく、クエンティン・タランティーノとロバート・ロドリゲス監督が競作した2本立てムービー「グラインドハウス」のうちのタランティーノ版を独立した1本の作品として再編集したもの。
 テキサス州の田舎町で、改造シボレーで、美女たちを次々に殺すイカれた殺人鬼に狙われた女性4人組が、逆に彼をやっつけるという物語。
 昔懐かしの色調と演出、テロップの文字さえも当時の映画のように徹底している。
 自分も好きだった昔のカーアクションの映画だと思っていた。
 あ~もちろん、思い込んだ自分が悪いのだが、実際はダラダラした会話が延々と続いており、これがタランティーノ映画の醍醐味だと言われたら「はあ、そうですか」と答えるしかないのだが、大変退屈でつまらない。
 これはもはや会話がマニアックだからとか、そういう次元の問題ではないと思う。
 それでいて、最初の殺戮シーンはちょっと生々しくて気持ち悪くなってしまった。
 やっと面白くなるのは、女連中の復讐のカーチェイスが始まってからで、そこに至るまでがダレまくり。
 昔、2本立てや3本立てで観る映画ってこんなんだったか?
 つまらないのはそういう演出だと言われても、そんな演出しないでくれと言いたい。
 自分の中ではタランティーノは面白い監督ではないと認識。
 おそらく、この映画が面白いと言えるのが通なのだろうけど、自分は無理だな。

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2007年9月 4日 (火)

「キャプテン」

Captain  ちばあきおの名作漫画の映画化。
 転校してきた墨谷第二中学の野球部に入部した谷口タカオは、全国大会3年連続優勝を誇る強豪・青葉学院にいたという理由でいきなりキャプテンに任命されてしまう。
 しかし、本当は球拾い程度の経験しかなく、初めての試合で下手くそなことがバレてしまった谷口は秘密の特訓を開始する・・・・・・。
 自分の中では1980年にテレビスペシャルで放送したアニメが意外に面白かったことを思い出す。
 正直、今回の実写化の話を聞いて今更?という気持ちが強い。
 それに野球映画の実写化で成功したものはなく、「ドカベン」を筆頭に、最近では「タッチ」とか、トホホなものが多い。(完全にギャグの「逆境ナイン」は別)
 そんな状況で女っ気ほとんどなしで「キャプテン」を映画化するとなれば、かなり香ばしい匂いがするのは言うまでもない。
 ところが、映画は、まあ意外にオーソドックスで正統派だった。
 出演者の演技はトホホだが、変な演出もなく、どちらかというと学校の体育館や公民館で見せられる16ミリの教育映画みたいだが、たまにはこういうのもありだと思う。
 監督が室賀厚なので、もっとベタかなと思ったら意外なさわやかさに驚き!
 出演は野球部員の生徒は新人というか素人ばかりで知らない奴ばっかりだが、谷口の親父が筧利夫、野球部の顧問が小林麻央(B84-W58-H85)。
 う~ん、どうもアニメのイメージが強いので筧の親父は少し線が細い。
 小林は正直、「キャプテン」の世界では必要ないのだけど、「大きく振りかぶって」のモモカンの影響かなのか?

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2007年9月 3日 (月)

「シッコ」

Sicko  マイケル・ムーアの新作は、アメリカの医療問題がテーマである。
 え~?医療問題より、もっとあぶないネタなんか一杯あるじゃん・・・・・・と思ったが、アメリカでは医療問題は大変深刻なのである。
 なんとアメリカは先進国で唯一、国が運営する国民健康保険が存在しないのだ。
 アメリカの医療保険の大半はHMO(健康維持機構)という、民間の保険会社が医師に給料を支払って管理するシステムであり、保険会社は「治療は不必要」と診断した医者に、無駄な保険金の支出を減らしたということで奨励金を与える。
 この映画は、保険に入れない人ではなく、きちんと保険に入っている人が、保険金をもらえないという状況を訴えている。
 ちょっと信じられない話で、アメリカというのは、常に最先端の国だと思っていたが、意外な真実に驚き!
 いつものようにマイケル・ムーアが突撃取材をするのかと思いきや、インタヴューを中心とし、外国の保険制度について言及する。
 比べてみるとイギリスやフランス、あのキューバでさえも医療費は無料だったりする。
 もちろん、その分税金が高かったりなどのカラクリがあるのかもしれないが、それに比べると単純にアメリカは異常だ。
 アメリカ軍はキューバのグアンタナモ湾の収容所にテロリストに収容して、最高レヴェルの治療を受けさせている真実にも愕然とする。
 アメリカで暮らすのなら健康が最優先、笑い話でよく言う「健康であれば命なんかいらない」くらいの状態であることを実感!
 最後は少し泣けた。
 ドキュメンタリーでこれだけの長時間を飽きさせずに見せる演出は見事!
 いや~他の国の話で良かったと思いたいが、日本も医療費を大幅削減していることだし、アメリカに圧力をかけられたらどうなるかわからないんだよね(泣)

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2007年9月 2日 (日)

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」

Eva01  「エヴァ」が新しく映画化と聞いて今更?と思った人は自分だけではないはずだ。
 御多分に漏れず、自分も10年程前に「エヴァ」にどっぷり漬かった人間で、毎週毎週のテンションの高さにセリフを覚えるくらいビデオは見たし、関係本も読みあさり、まるで70年代に宇宙戦艦ヤマトに夢中の中学生状態だった。(もちろん当時はビデオデッキなんかないのだが)
 自分が「エヴァ」を好きな理由は、頭で追いつかない位の莫大な情報量と、妙に細かくリアリティであり、特に第6話の「決戦、第3新東京市」は、ポジトロンライフルを一発撃つのに、日本を停電させるという嘘臭い話を、ハッタリをかましてもっともらしく見せているところに感動、この話を観て最後までついていこうと思ったくらいだ。
 一瞬出てくる停電関係の看板が、かなり現実のものと近いものがあり、当時、工事関係の仕事をしていたので物凄く感心した覚えがある。
 あと、この回はアニメとしては異常に動きがないのだが、それでも緊迫感が出ていた。
 演出がうまいのである。
 これ以外にも「アスカ来日」で、さりげなく海の下に都市が沈んでいるのが描かれていたりして、物語の時代と状況を描いているのも良い。
 話題になったシリーズ後半よりも前半の方が遥かに面白い。
 もちろん、何が起こるか予想不可能の緊迫感はあったものの、最後の最後はやはりちょっと残念で、あの終わり方だからこそ話題になったかもしれないが、できれば伏線とかきちんと収めて終わってほしかったという気持ちは自分の中では強い。
 一方ではあの終わり方が認められてしまい、その後のアニメや漫画が収拾せずに終わってしまうものがあり、これこそ「エヴァの功罪」といっていいだろう。
 全てが解決するといわれた映画版は、残念ながら戦闘シーン以外は人をバカにした展開だった。
 今回、新たに最初から映画化するという話を聞いて、正直、今更やる意味がわからないし、今まで築き上げたものを食いつぶしていくことにより、「エヴァ」の評価が下がっていくのは辛いと思った。(「宇宙戦艦ヤマト」の悪夢再びは勘弁してくれ)
 そうはいいながらも惚れた弱みというのもあって、初日に劇場に行く。
 朝から満席状態で、「エヴァ」の人気っぷりが衰えていないことを知る。
 話は自分が好きな「決戦、第3新東京市」、通称ヤシマ作戦までだった。
 つまりTVシリーズのまんまリメイクなのである。
 しかし「Zガンダム」のような昔の古いフィルムを使い、違和感があるようなものではなかった。
 久しぶりに観ると、いやはや大変面白く、確かにTVシリーズを観ていないと説明不足だろうなあと思うところもあるのだが、基本的にTVシリーズを観ている人が対象であり、それ以外の人が観にいっても楽しめないのは仕方ない。
 もし、そんな人が観にいって、一般に公開される映画と同じ目線で感想を言っていたら、それは果てしなく無意味だ。
 もちろん、TVシリーズを観ていてもつまらないという映画化作品もあるので一概にはいえないが、少なくとも今回の劇場版は悪くない。
 ファンとしてはTVシリーズとの比較を楽しめるが、ヤシマ作戦のハッタリのかまし方はグレードアップしている。
 ただ、最後の綾波レイのぎこちない笑いがなかったのは残念だが、今回のも悪くはないと思っている。
 最後にある登場人物が既に出てきているのには驚き!
 正に再構築で、先が読めなくなってしまった。
 細かいところではエヴァのカラーリングやデザイン、ネルフやぜーレのマークが微妙に違うのにちょっと抵抗があったりしたのだが、前のようなウダウダな劇場版ではなく、物語としてきちんとしていたのでOK!
 心配していた宇多田ヒカル(B85-W59-H84)の歌もそんなに悪くなかった。
 エンドロールの後に次回予告がつくのだが、こ、これは凄いっつうか、真剣早く次回作が観たい!と思わせるものがあり、今回は設定を説明するだけの壮大な助走にすぎなかったことが発覚!
 連続活劇的な面白さも出ており、この予告だけでもう1回劇場に行こうと思ってしまった。
 エンドロール途中で帰った人は勿体無い・・・・・・というか普通考えて予告があるってわかりそうなもんじゃない?
 久しぶりの「サービス、サービス」もあったしね。
 もうこの時点で制作側の策略にハマってるよなあ。

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2007年9月 1日 (土)

「モモタロスのなつやすみ」.

Photo  「ゲキレンジャー」と「電王」の間に上映される5分くらいの短編で、アニメというか実写というか、昔、写真を切り抜いたものを少しずつ動かして8ミリで撮影したようなもの。
モモタロスが泳げるようになるために、ウラタロスやキンタロス、リュウタロス、そしてどういうわけかマスターシャーフーまで出てきて大騒ぎかというまあ比較的どうでもいい話なのだけど、これが意外に面白い。
こういうのはTVで放送するかどうか微妙なので、映画館で観ておくのが大切だよね。
つうか、マスターシャーフが出てきた時点でDVDの収録も微妙なんじゃないかな?
 例えば、「ミニモニ。じゃムービー お菓子な大冒険!」と「とっとこハム太郎 ハムハムハムージャ!幻のプリンセス」でキャラの相互乗り入れがあったけど、これっておそらくカットされてるんじゃないのかな。(確かめてないのでわからんが・・・・・・)

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