「アート・オブ・ウォー」
自分がジャッキー・チェンの次に師匠として仰いでいるウェズリー・スナイプスの出演映画と聞けばとりあえず観にいくに決まっている。
お目当てはもちろん彼のアクションである。
黒人というよりは土人という言葉が良く似合う彼の鍛えぬかれた体で繰り出されるアクションが楽しみである。
しかし、残念ながらジャッキー・チェンみたいにアクション映画だけで勝負しているわけではないので、全ての作品が満足というわけでもない。
ちなみに彼の傑作は賛否両論あろうが自分にとってはなんといっても「魁!男塾」を映画化したような「ブレイド」だし、その次は地方では「沈黙の戦艦」と同時上映で話題にもならなかった「パッセンジャー57」だったりする(自分はちゃんとパンフも買ったぜ。300円)
期待しまくりの「アート・オブ・ウォー」であるが、話は面白くない。。
彼は国連の秘密機関のエージェントで、はめられて孤立無縁の戦いを強いられていく話である。
ところで彼の役である国連の秘密機関のエージェントの仕事というのがあまり見えてこない。
良く言えば盛り込み過ぎ、悪くいえば整理されていない話なのだが、それでも勢いがあれば大丈夫なのに、この映画は変な回想シーンが挿入されてしまうことがあり、そこで流れが中断してしまうのだ。
最後の戦いもまんま「マトリックス」になっているのは、今流行のそういう表現としてOKなのだが、そこに至るまでの「さしで勝負だ!」という状況が良くわからないのでちょっと失笑物である。
やっぱり自分の求めるスナイプスは「ブレイド」にしかないのか?
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