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2007年8月20日 (月)

「陸に上った軍艦」

Okagun  100歳近いのにエネルギッシュに映画を作りつづけている新藤兼人。
 彼の戦争体験を、自身の証言と脚本で描き出した異色の反戦ドキュメンタリー・ドラマ。
 監督が自ら語るドキュメンタリー部分と、それを再現したドラマ部分の2つから構成されている。
 いやはや戦争と言うと、「一年戦争」とか平気で答える若者がいる現在に、戦争の体験をした人の話は大変貴重である。
 戦争と言うと、やみくもに反対し泣かせに走る映画が多いが、この映画は悲劇なのに滑稽なところがあり、それでいて怖いところがある。
 30歳で召集令状をもらって、10歳以上年下の上官の下で過酷な軍隊生活。
 海軍といいながらも軍艦はなく、食料を確保するため5年後に大きくなる鯉を育てたり、その餌となるハエを千匹捕まえたり、挙句の果ては靴を逆さまに履いて行進することにより、靴あとを逆につけて敵には退却していると思わせる訓練をしたり・・・・・・もはや軍隊コントを見ているような感じで、戦争末期はいかにどうしようもない状況だったかが垣間見えてしまう。
  時々、職場で上の命令で明らかにおかしいことをやらされている時は、会社がかなりやばいのではないかと思うのだが、それが国歌レヴェルだとさらに怖い。
 それに比べアメリカ軍の空爆予告はユーモアがあり、これだけでも勝つ気満々!
 いやそれよりも、戦争って奇襲攻撃ばかりだと思っていたので、こんな予告ビラを撒いていることは知らなかったし、空襲の予告はかなり精神的に辛いものがあったと思うので、これも一種の心理戦なんだろう。
 正にアメリカとしては「負ける気がしね~」状態だったんだろうなあ。
 今から考えると明らかに負け戦なのだが、今だからこそ何故戦争しなくてはならない状況になったのかをもっと考えるべきである。
 いつまでもやみくもに戦争反対と唱えるだけではダメで、戦争に至る理由をもっと明確にしなくてはならない。
 莫大な金と労力がいる戦争をあえてやらなくてはいけないのは何故かをもっと知るべきだと思う。
 この映画は普通の一般市民が戦争にいくことを描いているが、おしつけがましくないのが良い。
 戦争が終わって半世紀以上経過した今、映画にしてもドラマにしても違う視点で戦争を捉える時に来たのではないのかな。

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