「ラストラブ」
ニューヨークでサックスプレイヤーとして活躍していた阿川明は、妻の急死をきっかけにジャズ界から姿を消した。
1人娘と日本でひっそり暮らしている彼は清掃局に勤める若い女性、上原結と出会い、やがてニューヨークに向かう飛行機で再会、言葉を交わすうちに、心が通うようになる。
帰国後、娘も結に懐きはじめ、3人の間には幸せな時間が流れるが、幸せも束の間、明は癌で余命3カ月の命だった・・・・・・。
出演は田村正和と伊東美咲(B83-W58-H87)、田村の娘役で、ドラマ版の「ちびまる子ちゃん」でお馴染み森迫永依。
主演の2人が揃いも揃って大根役者で、伊東美咲の一本調子の演技はいつも通りだが、14年振りの映画出演である田村正和は、世間的にはどうなのか知らないが、自分には全くかっこいいとも思わないし、演技は何をやっても田村正和だ。
しかし、それ以上に口の中でボソボソ何を喋っているのか聞き取り辛いのが困る。
ニューヨーク、サックス、バー、酒という80年代のわたせせいぞうの「ハートカクテル」を思わせるアイテムに、癌で余命3カ月という、あまりにもベタな展開。
こんなバカな話の企画が通ってしまう日本の映画界は不思議だ。
前から言っているが、余命3カ月だとベッドで寝ているのが精一杯なのに、ど~して映画の中の癌患者は活動的なんだろう?
この映画の主人公なんか、ニューヨークまでいってサックス吹いているんだけど、癌は絶対に誤診だと思うな。
とにかく、都合のいい話展開で、伊東美咲は左手が不自由な設定なんだけど、全く生かされていないし、彼女が主人公の病気を知るのは、彼が落とした病院の袋に薬の名前が書いてあってそれをネットで調べたらわかったというのだが、袋に薬の名前なんか記さないっちゅうの。
その彼女が主人公の娘に誕生日プレゼントだといって、犬を持ってくるのだが、もし娘が犬が嫌いだったりアレルギーだったらどうするんだよ?
それに田村の娘って、いくつで作った恥かきっこなんだ?
主人公も妻を亡くしてサックスを吹かなくなった設定なのだが、これも早々と吹けるようになっている。
どちらかといえばサックスよりもホラを吹いている感じだ。
基本的に、この映画って誰を対象にしているのだろう?
別に少々矛盾があったり整合性が取れてなくてもOKで、それなりに勢いがあって面白ければOK(例:「舞妓Haaan!」)
だけど、この映画はそうはいかないのだよなあ。





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