「憑神」
幕末を舞台に、貧乏神・疫病神・死神という三人の災いの神様に取り憑かれてしまった下級武士がやがて自分を見つめ直し奮闘していく姿をコミカルに描く。
原作は浅田次郎。
う~ん、ここ浅田次郎の原作はどうも映画化したい、もしくはし易いのか、大体年1~2本は制作されており、特に東映と松竹の困った時の浅田頼みになっている。
自分の中での浅田作品お映画化は、泣かせるための逆算方式の話が多いというのが印象である。
原作の小説を読んでいないので判断はできないのだが、小説は評判がいいことから、おそらく映像化されたものは、あまりうまくないのではないかと思ったりする。
今回は前半はコメディ色が濃くてそれなりには面白いのだが、後半は少し深刻な展開で、死生観の話はちょっとわかりにくい。
ただ最後の時代が変わるのは、どうもいただけないというか、今までの雰囲気がすっかり冷めるので勘弁して欲しい。
主演は妻夫木聡で、彼も頑張っているのだが、今回は神様を演じた3人、貧乏神=西田敏行、疫病神=赤井英和、死神=森迫永依が絶対的ににハマリ役であり、正直この3人で何とか鑑賞に耐えることができる。(しかし、この神様の願いの叶え方って「仮面ライダー電王」のイマジンと同じなんよね)
そして、香川照之や佐々木蔵之介、石橋蓮司など意外に豪華な出演者であることも注目したい。
主題歌が随分ご無沙汰の米米クラブなんだけど、ど~聞いても「Give Me Up」なんだけど、これでいいのか?
監督は降旗康男。
「鉄道屋」以来なので、8年ぶりの浅田作品を監督することになる。
「鉄道員」は世間的には大ヒットだが、自分はあまり良いとは思わなかった。
東映はこの後も、同じ浅田次郎原作(またかよ)の「オリヲン座からの招待状」を公開するのだが、「カーテンコール」みたいな雰囲気だったらいやだな。





コメント