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2007年6月 4日 (月)

「監督・ばんざい!」

Kusoeiga  自分の中では北野武はツービートのビートたけしなのだが、今の若い連中には映画監督というイメージが強い。
 ちなみに島田紳助はチョイ悪系の司会者で、ツッパリ漫才をやっていたことはおそらく知らないと思う。
 「監督・ばんざい!」は、北野武の13作目の監督作品である。
 ギャング映画を撮らないと宣言した映画監督、キタノ・タケシは今まで作った事のないタイプの作品、小津安二郎風人情劇、「三丁目の夕日」のような昭和30年代もの、ホラー、ラブ・ストーリー、時代劇、SFなどに挑戦したが、全て中断になってしまうのだった・・・・・・。
 いわゆるコメディ映画である。
 お笑い芸人がコメディを作ると物凄く面白いものができそうだが、どういうわけか不思議と面白かったことがない。
 北野武も「みんな~やってるか!」というコメディ映画を作ったが全く面白くない。
 個人的には前半あたりは嫌いじゃないし、飛行機のガダルカナルタカのくだらない踊りには不本意ながら笑ってしまった。
 ところが、「監督・ばんざい!」は「みんな~やってるか!」より笑えないしつまらない。
 「TAKESHIS’」に引き続きセルフパロディ物だが、この手の作品は1本で十分である。
 基本的に北野武の映画は緊迫感の中に入るギャグが笑えるのであって、真っ向からギャグを見せられても全く笑えない。
 おそらく本人だってわかって作っている。
 これは邪推かもしれないが、ヴェネチア国際映画祭でグランプリをもらって、周りの期待もインフレ状態なので、あえて逃げているのではないかと思ってしまう。
 何しろ彼は今や好きな作品を作れる立場だし、本職の映画監督でないので、今やめてしまっても何の問題もないのである。
 もちろん彼の本心はわからないが、少なくともTVで毎週無料で観ることができた「ひょうきん族」のコントより面白くないものを見せられても困ってしまうのである。
 こういうのを「くだらね~」とかいいながらツコミを入れて話のネタにすることもできるだろうが、そういうのはあえてやめたい。
 唯一良かったのは、井出らっきょの出ているところと、詐欺師親子の衣装デザインくらいか。
 同じ日にダウンタウンの松本人志の監督作品も公開され、お笑い芸人監督対決になっているが、どちらも映画をなめすぎ!
 おそらく二人ともやればそれなりにできるのだけど、結果が全てだし、つまらない映画をあえて無理して深読みする必要性はない。
 それは過剰評価だ。
 自分は狙ったつまらなさというよりも、結果的につまらなくなっただけだと思っている。
 例えば、これが北野武じゃなくて、他の聞いたこともない映画監督だったら、企画段階でボツだと思う。
 だけど、この手の映画でも出資OKというのだから日本は裕福な国だなとつくづく思う。
 

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