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2007年6月30日 (土)

「ダイ・ハード4.0」

40_1  たまたまそこにいたばっかりに、上司からマット・ファレルというハッカーをFBI本部まで連行するよう命令されたジョン・マクレーン。
 たかだかFBIの本部に連れて行くだけだったのに、デジタル制御された全米のインフラ機能を襲うサイバー・テロの脅威に巻き込まれていく・・・・・・。
 ブルース・ウィリスが刑事で護送するだけなの仕事が予想もしない事態に巻き込まれていく・・・・・・って、「16ブロック」と同じじゃん。
 シリーズ4作目。
 1作目が1988年だから、20年ぶりくらいの新作。
 1作目の時も随分薄かったブルース・ウィリスの頭は、この映画ではすっかりマルガリータ状態で、ツルツル頭でニューヨーク市警の刑事だと、すっかり刑事コジャックである。
 ジョン・マクレーンは1作目ではダメダメ刑事だったが、新作ができる度にスーパーマンぶりを発揮!
 この映画は絶対に死なない奴というより、生きているのが不思議な状態!
 とにかく大物量勝負で、この手の映画をお得意とする007シリーズが小規模に見えるくらいだ。
 1作目のビルの中という密室状態で、普通のおっさんが知恵を絞って戦うという面白さはないものの、明るく楽しいアクション映画としてはOK。
 逆に言えば別にダイ・ハードでなくてもいいんだけどね。
 まあ、それ以前にシリーズの面白さであるレギュラーの登場人物もいないわけだし。
 マクレーンの娘が出てくるのだが、これが結構妙齢。
 え、どうしてこんなに大きい娘なの?と思ったら、20年前子供だったら、当然のことである。
 この娘が親父顔負けの神経の太さというのが良い。
 時代の流れか今回は敵はサイバーテロであり、当然、アナログ人間であるマクレーンはとても不利なのだが、これまでの黒人と同じように協力者がいる。
 それが彼と対極にいるハッカーで、彼の仲間もいかにもな感じの奴だかりで、マクレーンとの衝突も見物だ。
 敵の一味の女役!(マクレーンは女にも容赦なしだぞ!)でマギーQが、「M:i:Ⅲ」に引き続き、似た感じの映画に出演
 しかし、彼女の出番って意外に少ないんだけどね。
 監督は「アンダーワールド」のレン・ワイズマン。
 面白いけど、ダイ・ハードだと思うと物足りない映画である。

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2007年6月29日 (金)

「明日があるさ THE MOVIE」

Ashita_1  今では全く信じられないが、その昔日本が金が余っていた頃、いわゆるバブル時代、CMは異常に面白かった。
 特にドラマ仕立てのCMは1分以内でも普通の映画やTVドラマよりも面白かった。
 これは時間が短いために脚本や演出が練りに練られるし、映像もインパクトのあるところのみで構成できるし、CMを見てもらうためのドラマ作りではなく、CMそのものを作るので相当気合いが入るからだろう。
 当然動く金も半端ではない。
 CMが面白ければ話題にもなって商品も売れる。
 ドラマ仕立てだと本当にTVドラマにしてみようという企画も出てくるわけで、ドラマの視聴率があれば今度は映画化となるだろう。
 映画化のメリットはなんといっても、既に認知されて馴染みがあることと、連日放送しているCMが既に宣伝効果となっていることで、これがメディアミックスの典型的な例かもしれない。
 実際、CMはよくできていたしドラマもそれなりに面白かった。
 しかし、さあ金を払ってCMを見るか?というのは結構微妙なところである。
 どれだけ面白くても無料で観ているからいいのであって、わざわざ劇場まで出かけて時間を拘束されて金を払って観るというのはやはり根性がいるし余程でないと駄目なわけである。
 しかし、金払ってみるならTVで観ている方が失敗がないわけだったりする。
 やはり根本的に映画は博打なので。

 「ガキの頃の夢をかなえた奴って何人おるんやろ?」

 これがこの映画のテーマの一つである。
 そう、確かに昔は野球の選手からタレント、宇宙飛行士、さらには美人のお姉さんの乗る自転車のサドルまでなりたいものがあったはずだ。
 だけど実際はどうなったかというと、中には夢をかなえた奴もいるが、実際半分以上の人は実現しなくて近いところで終わっていれば良い方だと思う。
 逆にある程度まで来たら諦めるのも大切だと思う。
 この映画の主人公は子供の頃、宇宙飛行士になりたかったのだが、当然なれるわけなく今や普通のサラリーマン生活をしている。
 ところがひょんなことで知り合ったじいさんが日本初の有人ロケットを作っており、昔の夢を思い出し、仕事うっちゃり状態でロケット作りを手伝うことになる。
 ロケットが出てくることによって、映画らしいスケールアップをしているのだが、逆にそれが嘘臭さをかもしだしているのも確かで、本来、このドラマの面白いところは日常のちまちましているところでがんばるところに共感が持てるということだったはずだが、さすがに今回のロケットは規模が大きすぎ。
 ただ、ここ最近日本映画を盛り上げるROBOTが参加しているので、それなりのハッタリは効いていると思う。
 例えば、日本初の民間ロケットが広告だらけというのは絶対にありえそうである。
 最大の見せ場は町中でロケットを飛ばすところで、街の建物の間をロケットが飛んでいくシーンはヴィジュアル的には大変面白く、これだけでも観ることができて良かったと思う。
 この映画は東宝でお馴染みのサラリーマンシリーズの現代版と吉本新喜劇のノリが、もう少し合わさっていると面白いなあと思ったのだが、実際はそこまで軽くもなく少し重たいものがあったりする。
 そのバランスがうまく取れていればいいのだが、中途半端であったりする。
 荒んだ社会人の自分から観ると、主人公は共感がしづらいというか、ロケットが飛んでその後はどうなるんだよ?としか言いようがなく、結局いつもの生活が戻ってくるはずだし、むしろ仕事がたまっているはずである。
 結局、ちょっと長期休暇を取っただけにしかすぎず、もちろんこれが主人公にとり精神的な何かが反映されたらそれでいいのだろうが、実際はどうかなあなど考えてしまうが、それは自分が荒んだ生活をしているからか?(泣)
 それにこの映画は内容の割には上映時間が少し長すぎて、それもよく考えたら元がCMだから、それに比べれば長く感じてしまうのは仕方ないかもしれない。
 さすがは吉本興行創業90周年記念映画であって、あちこちに芸人が出演している。
 公開当時、劇場で彼らが映画に出てくると。観客が異常に盛り上がるのだが、これって西の方だけなのだろうか?
 
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2007年6月28日 (木)

「なごり雪」

Photo_51  大林宣彦の監督作品ほど、面白いのと面白くないの明暗がきっちりわかれているのは珍しいだろう。
 とにかくダメな作品はとことんダメなのである。
 ところが、世の中には大林宣彦信者が多数いるので、迂闊な発言をするわけにはいかない。
 ど~考えても駄作以外何物でもない「SADA」とか「漂流教室」を無理無理にいいとこ探して褒めているわけで大変だなあと思ってしまう。
 自分は基本的に作品ごとに面白いかどうか判断するので、信者でもなんでもないのでつまらない時は例えそれが今まで大ヒットを飛ばしているスピルバーグでもつまらないと言い切ってしまう。
 とは言いながらも今までの大林映画だと多くの人が言うように「さびしんぼう」や「時をかける少女」とかはそれなりに好きだったりする。
 「ふたり」は映画よりもNHKで放送したドラマ版の方が絶対に良かったと思うのは自分だけか?(特に前編)
 とにかく当たればもの凄く胸に響くので、大林映画は一応チェックしている。
 それに大林映画と岩井俊二を語ると日本映画ファンの女の子と仲良くなれると、「ホットドッグプレス」に書いてあったしね。
 ちなみに語ってもモテないのは鈴木則文だそうで、なるほど、確かに若い女の子が「ドカベン」の実写版なんか興味ないだろうしね。
 じゃあ「ブラック・ジャック」の実写版である大林監督の「瞳の中の訪問者」はどうかというと、微妙なところで、やっぱりこういうのはその時代がものを言うのだろう。
 なんか話が脱線しまくりなので「なごり雪」に戻す。
 「なごり雪」といえばやっぱイルカ(B85 W65 H88)が歌っていたサラダ油のCMソングだなあと思っていた奴は中途半端に歳取りすぎ!
 やっぱり「なごり雪」といえば伊勢正三でしょ。
 ところがこの映画は、最初からギター弾きながら歌い出す伊勢正三のタイトルバックでスタート!
 タイトルソングの歌手が顔出しをするのは、「007/ユア・アイズ・オンリー」のシーナ・イーストン以来の快挙といえばそうなのかもしれないが、いきなりそんあベタな展開はないだろう。
 つうかここまでやって、尚かつ出演者が劇中で「なごり雪」の歌詞を台詞として使ってしまうところなど、あまりの徹底の仕方で驚いてしまう。
 そこでふと思った。
 これって新手の歌謡映画じゃないか?
 歌謡映画というのはうちのおかんが若い時代好きだった映画のジャンルで、橋幸夫、舟木一夫、西郷輝彦とか、歌謡曲をモチーフにドラマを作るやつで、普通タイトルバックだけに使ったり、劇中にちょっと歌ったりすることが多く、テレビが普及していなかった時は結構重宝していたらしい。
 これだけ映像が氾濫しまくっている時代に逆に新鮮な感じがした。
 正直この映画はあまりにも予告編が臭くてベタなので、絶対に観たいという雰囲気がまるでわかない。
 ところが前から言っているが、映画というのは観てみないとわからない。
 思った以上に面白かったというのが本音だ。
 おそらく賛否両論だと思うが、まるで棒読みのようなセリフも大変効果的で、例えば三浦友和が自分の心情をえんえんと語るところから、この映画が実は実は歌謡映画の形を取った「小説」であることがわかろうというものであろう。
 主人公が東京の大学に行ったら新しい彼女ができたというのも実はよくある話で、自分の周りも遠距離恋愛で成功した奴は誰もいない。
 やっぱり声が聞こえて触れる距離にいないと男女はダメだなあ。
 特に学生時代。
 あ~あの時メールや携帯があれば・・・…いや思うまい。
 この映画で自分がいいなと思ったのは、駅で歩くシーンがスローモーションのところがあって、離れていく列車とのタイミングが絶妙なところで、最近スローモーションが多様されるが効果的であるものは少ないのだが、この映画はうまくやったと思う(自分もうる覚えなのでそんなシーンがなかったらゴメン)
 大林宣彦といえば、女を撮らせたら日本一の監督と言われているが、残念ながら自分は現在女を撮らせたら一番は金子修介だと思っている。
 とはいいながらもヒロイン役の須藤温子(B75 W59 H83)は素晴らしく、自分が主人公だったら絶対にこの娘と結婚すると思わせるものがある。
 そして、大林宣彦と言えば、女を脱がせることでは五社英雄亡き今は日本一であることは言うまでもない。
 そして、今回餌食になっているのは宝生舞(B82 W58 H84)で、ある。
 正直、全然必然性のないヌードであることは言うまでもないし、あまり「実用性」のないものであるが、やっぱり一瞬でも裸があれば観にいくのは男の性だろう。
 もっとも宝生舞の一番良かった映画はやっぱり「あした」じゃないっすか?

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2007年6月27日 (水)

「恋に唄えば♪」

Koi_1  自分は基本的にダンスが好きだ。
 だからこそ、むやみやたらと長い上映時間のインド映画だって観にいくわけだ。
 ところが日本映画の場合、ミュージカル映画が少ない。
 確かにミュージカル映画と言うのは特殊なジャンルである。
 リアリティを売り物にしている映画という表現方法で、いきなり歌ったり踊ったりしていたらやはり変だろう。
 人によってはついていけないかもしれない。
 しかし<リアル>を表現する映画というジャンルで、生の人間が歌い踊る迫力をいかに見せるかもポイントの一つだろう。
 生で目の前で踊る迫力は凄いが、映画で編集や撮影方法で見せる迫力もあると思う。
 ところが、日本映画はミュージカル映画は妙に少ない。
 ここ最近(といっても随分昔)で自分が観たそれに近い物といえば「博多ムービーちんちろまい」なのだが、これが思った以上に面白くなくてがっかりした覚えがある。
 「カタクリ家の幸福」は健闘していた方ではあるが、やはり日本のミュージカル映画は「鴛鴦歌合戦」が最高か?
 「恋に唄えば♪」は予告を観た限りでは異常に期待していた作品である。
 監督が金子修介なので、どのような表現をするかも楽しみであった。
 しかし、残念ながら思った以上にミュージカルシーンはなく大変中途半端な作品であった。
 朝川朋之の音楽が良かったのに映画がそれに追いついてないのである。
 話自体は大した話ではない。
 これはいい。
 ミュージカルで複雑な話である必要はない。
 しかし、複雑でなくシンプル故に、ミュージカルシーンに迫力がなくてはいけない。
 ところがこの映画はミュージカルシーンが少ないため、ただの単純な話だけが目立って仕方ないのである。
 弾けてない。
 だからこそ漫画的な表現が必要以上に幼稚にしか思えない。
 東映系全国公開で金子修介が監督だからこそ、それなりに観ようかなと思うだけであって、本来この手の映画であるならビデオ発売前の迫付けのための劇場公開と同じようなもの、例えば自分が最近観た映画で言うと「BOM!」とか「ゲット・イット・オン?」のようなアイドル映画と同じ立場でしかないはずなのである。
 特にダンスシーンは人数が少ない。
 これはやはりインド映画くらいの人数がいればベストなのだが、せめて「カタクリ家の幸福」くらいの人数はいないとダメだろう。
 というかNHKドラマの「浪速少年探偵団」よりもせこく感じさせるのはまずいだろう。
 そうなると、この映画の見所は優香(B87-W59-H85)しかないわけなのだが、金子監督がいかに彼女の魅力を引き出してくれるかというのが最大のポイントである。
 優香の魅力は、男の夢を具体化したロリ顔に巨乳しかない(←断言かよ)
 ところが最近は水着のグラビアの仕事を全くしていないわけで、誰もが映画ではなく本来もっとやるべき大切な仕事があるだろうと思っているはずだ。
 ところが現状、今の彼女ではそれを望んでも不可能である。
 当然、この映画の中で水着シーンなどあるわけがない。
 で、あればせめて乳揺れのシーンを探すしかないだろう。
 自分が観ていた限り乳揺れを顕著に感じたのは以下の通り。
 冒頭、イメージでペリーダンサーの格好で走っていくシーン
 居酒屋で竹中直人の首をしめるシーン
 モーテルで竹中直人を押し出すところ
 オーストラリアの美術館(?)で走っているシーン
 特にペリーダンサーのシーンは最も確認できるところなので見逃さないように!
 また金子監督といえば、何でもないシーンを妙にエロ臭く見せるのだが、この映画だと、酔いつぶれた優香を竹中が背負って歩いているところがあるのだが、その足の広げ具合が妙にエロいのでチェック!
 スッチー役で中山忍(B80-W58-H82)が少し出演しているのだが、制服姿が妙にかっこいいので、そっち方面の人も見逃さないように!

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2007年6月26日 (火)

「転校生 さよならあなた」

Tenkose  古典をリメイクしたりするのはよくあることだし、新しい解釈を取り入れて別のものにすることもある。
 だけどさ、市川崑の「犬神家の一族」の時もそうだけど、セルフリメイクってやる意味あるの?
 まあ、「犬神家」の場合は、ほぼ同じ映画を作ってしまったという潔さがあってOK!
 で、今度は大林宣彦監督が「転校生」をリメイク。
 1982年版は結構好きな映画なので、正直リメイクする意味が全くわからないが、ひょっとして監督が自らリメイクするということは、新しい解釈と演出なんだろうなあと思って劇場に行った。
 客は異常に少ない。
 そして肝心の映画なのだが、・・・・・・こ、これは真剣つまらない。
 というか、大林監督の映画は癖があるので、傑作か駄作のどちらかしかなく、中間はない。
 そして、この映画は間違いなく駄作だ。
 つうかリメイクして、出来が悪いというのもどうよ?
 旧作は尾道が舞台で、映画のおかげですっかり観光地になり、例の階段は「転校生」マニアのバカップルが転げ落ちていることで有名だ。
 今回は長野が舞台だが、頻繁に尾道という言葉が出てくる。
 そして出演者も今までの大林映画の常連を見つけることができる。
 まあ、大林映画の信者へのファンサーヴィスという意味ではOKなんだけど、常連だらけのスナックに初めて入った客のような居心地の悪さがある。
 今回は階段ではなく、水に落ちて入れ替わるというもの。
 水をかぶって・・・・・・って「らんま1/2」ですか?
 それに、これも全く不自然な池の落ち方で困ってしまう。
 まあ、ここまではいいとして、実は女の子の体が死に至る病だということが発覚する。
 えええええええ、またっすか?
 何故、日本映画って病気で死ぬ話ばっかりなんですか?
 もう日本映画は病気で死ぬ話は禁止!
 つうか、こんな話でどうして出資する人がいるのか、さっぱりわからない。
 もちろん、大林監督もわかっていて確信犯的にやっているのはわかるのだけど、正直、物凄く時代とズレていると思う
 主演の蓮佛美沙子(B80-W56-H83)は角川映画のイチオシで「バッテリー」にも出演していたが、この娘ってかわいいか?
 まあ「バッテリー」の時よりは少しかわいいなと思うけど、華がないんだよねえ。
 下着姿や、水着、乳首こそ見せないが胸まで触られて、頑張っているというより、すっかり大林監督の術にはめられてますよ。
 これも面白いと言えるのが、大林監督ファンなんだろうけど、自分は無理です~。
 セルフリメイクしているよりも新作を作って下さい!

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2007年6月25日 (月)

「シュレック」

Shrek  日本では夕方から幾度となく繰り返し放送されていた「トムとジェリー」だが、かつてのアメリカの短編アニメは今観ても面白い。
 「トムとジェリー」を初めて劇場で観た時はその迫力と面白さに感動した。
 面白さがTVの比ではなく、劇場で公開されることが前提となっていることを実感した。
 ここ最近劇場用短編アニメはすっかり観なくなってしまった。
 「トムとジェリー」も新作はTV用で、そのつまらなさには驚いてしまう。
 どう考えても日本のアニメの方が面白い。
 かつての短編アニメの面白さはもう無理なのか?
 ところがどっこい短編アニメの面白さは生きていた。
 CGという形で。
 短編アニメではなく長編だが「バグズ・ライフ」や「トイ・ストーリー」はかつてのドタバタ短編アニメの精神が生きている。
 それどころか更に昇華しており、特撮に使用されているCG技術はアニメの新しいジャンルとなりもはや実験的なものではなく、商業として十分成り立っている。
 そしてそのトップを走っているのがディズニー配給ピクサー制作の作品だが、他の会社だって負けるわけないはいかない。
 「シュレック」はドリームワークスが作るCGアニメだ。
 ドリームワークスといえば、かつて「バグズ・ライフ」のバッタ物として「アンツ」を作っていたが、全く面白くなかった。
 しかし「シュレック」はそんな心配を一掃する面白さである。
 この映画を語る時、時期的にどうしても「ファイナル・ファンタジー」と比較してしまう。
 比較すると、いかに「ファイナル・ファンタジー」がどうしようもないクソ映画だとわかってしまう。
 結局、凄い技術があろうとも、それを使う演出がないとどうしようもない。
 リアルな映像もつきつめれば実写になってしまうわけで、そうでなくCGならではの映像と表現がなくてはならない。
 「シュレック」は技術もさるところながら、それをうまく演出に使い切っている。
 自分が特に凄いなと思ったのはフィオナ姫で、同じ人間でも「ファイナル・ファンタジー」はどことなく作り物臭いところがあったが、こちらは生き生きとして人間臭い。
 実はこっち方面ではトップを走るピクサーも人間に関しては、それが意図的かどうかはわからないが大変違和感がある。
 ところが「シュレック」の人間は限りなく自然である。
 またフィオナ姫の次にロバのドンキーの動きが良くてロバでありながらも犬のような動きをさせているところが面白い。
 しかし何が感動したかというと、シュレックとフィオナ姫が徐々に惹かれていくところで、カエルやヘビを風船みたいに膨らませて、じゃれあっているところは、まるで遊園地に初めてデートに来た男女を思わせるものがあり、この1分もないシーンでの心の微妙な動きを描くのはうまいと思った。
 これは実写でも、相当演出に力がないと難しい。
 話は今までのおとぎ話を片っ端から入れて、それをシニカルな視点で描いている。
 ラストのオチも、実はシュレックが実はかっこいい男で・・・…という展開だったらどうしようかと思ったがそうではなかったので安心した。
 そしてこの映画で勢いをつけたドリームワークスのアニメは、徐々にピクサーに追いつきつつあるのはいうまでもない。

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2007年6月24日 (日)

「憑神」

Tsukigami_1  幕末を舞台に、貧乏神・疫病神・死神という三人の災いの神様に取り憑かれてしまった下級武士がやがて自分を見つめ直し奮闘していく姿をコミカルに描く。
 原作は浅田次郎。
 う~ん、ここ浅田次郎の原作はどうも映画化したい、もしくはし易いのか、大体年1~2本は制作されており、特に東映と松竹の困った時の浅田頼みになっている。
 自分の中での浅田作品お映画化は、泣かせるための逆算方式の話が多いというのが印象である。
 原作の小説を読んでいないので判断はできないのだが、小説は評判がいいことから、おそらく映像化されたものは、あまりうまくないのではないかと思ったりする。
 今回は前半はコメディ色が濃くてそれなりには面白いのだが、後半は少し深刻な展開で、死生観の話はちょっとわかりにくい。
 ただ最後の時代が変わるのは、どうもいただけないというか、今までの雰囲気がすっかり冷めるので勘弁して欲しい。
 主演は妻夫木聡で、彼も頑張っているのだが、今回は神様を演じた3人、貧乏神=西田敏行、疫病神=赤井英和、死神=森迫永依が絶対的ににハマリ役であり、正直この3人で何とか鑑賞に耐えることができる。(しかし、この神様の願いの叶え方って「仮面ライダー電王」のイマジンと同じなんよね)
 そして、香川照之や佐々木蔵之介、石橋蓮司など意外に豪華な出演者であることも注目したい。
 主題歌が随分ご無沙汰の米米クラブなんだけど、ど~聞いても「Give Me Up」なんだけど、これでいいのか?
 監督は降旗康男。
 「鉄道屋」以来なので、8年ぶりの浅田作品を監督することになる。
 「鉄道員」は世間的には大ヒットだが、自分はあまり良いとは思わなかった。
 東映はこの後も、同じ浅田次郎原作(またかよ)の「オリヲン座からの招待状」を公開するのだが、「カーテンコール」みたいな雰囲気だったらいやだな。

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2007年6月23日 (土)

「アポカリプト」

Apo  狩猟民族の青年が妻子や仲間と平和に暮らしていると、突然マヤ帝国の傭兵による襲撃に遭う。
 なんとか妻子を涸れ井戸の中に隠すも、捕らえられてしまう。
 干ばつを鎮めるための儀式の生け贄になりかけたりもするが奇跡的に助かり、その後は人間狩りの標的にされる。
 しかし、何とか逃げきった彼は、妻子の待つ故郷の村を目指し走り続けるのだった・・・・・・。
 セリフも全てマヤ語で出演者も映画経験のない人達らしい。
 マヤ語を初めて聞くのでよくわからないが、例えエチオピア語でもマヤ語だと言われてたら、自分は「そんなものかなあ」と納得してしまう。
 「ラストエンペラー」で中国人が英語を話しているよりはマシか。
 とにかく全編手加減なしのヴァイオレンスが炸裂!
 最初はタルかったのだが、主人公が逃げ出してから俄然面白くなってくる。
 「ルーツ」みたいな話かなと思いきや、実はひたすらバトル映画だった。
 それも「300<スリーハンドレッド>」みたいに様式美な戦いではなく、とてつもなく生々しいものがある。
 ナイフといっても石を使っているため、きれいに切れるようなものではなく、大変痛そうで、観ていて顔をしかめてしまう。
 主人公の嫁さんが這い上がることもできない井戸の下に落ちた時は「火の鳥 黎明篇」をい想像させる。
 そう考えると「狼少年ケン」やを「ジャングル黒べえ」が実写化できるのではないかと思えてくる。
 最後のオチは主人公にとって新しい試練の始まりなのか?
 監督はメル・ギブソン。
 自分の中ではまだまだ「マッド・マックス」や「リーサル・ウェポン」のイメージがあるのだが、イーストウッドと同じ、今やすっかり映画監督なんだなあ。

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2007年6月22日 (金)

「キサラギ」

Kisaragi  焼身自殺をしたマイナーなグラビアアイドル一周忌のオフ会に集まったの5人の男たち。最初は自慢話で盛り上がるが、そのうちにの死の真相を巡って怒涛の推理を展開していく・・・・・・。
 ひとつの部屋の中で繰り広げられる密室劇で、日本映画では珍しいワンシチュエーション・ドラマ。
 大変面白い!
 何よりも脚本の勝利だと思う。
 この手の話は舞台が限定されている分、目一杯あれやこれやエピソードを詰め込まなくてはならない。
 謎が謎を呼び、ドンデン返しの連続、それでいてサスペンスなのに心温まる展開になっている。
 へたすると、へたなアクション映画より盛り沢山の内容になっている。
 正直、演劇じゃないかというツッコミを入れる人もいるだろうが、面白ければなんでもOK。
 自分は演劇を観るときは脳内カット割りをしながら観ているので、最初からカット割りしてある演劇系の映画は大歓迎!
 いや、それよりもどれだけでも場所を広げることができる映画で一つの場所で一つのネタで話をもたせることが、どれだけ難しいか考えれば、この映画の面白さがわかるだろう。
 ここ最近のお笑い芸人の映画よりは遙かに面白いと思う。(←ここ最近のつまらないの判断基準)
 残念なのは最後アイドルが顔出ししたことで、ここは最後まで顔出しせずに観客そそれぞれに想像させておく方が良かったのではないかと思う。
 出演は、小栗旬、ユースケ・サンタマリア、小出恵介、塚地武雅、香川照之。
 全員個性的で面白いが、何となく小栗旬だけ美味しい見せ場を作っているような気がする。(特に最後の方)
 監督は「シムソンズ」の佐藤祐市。
 最後は続編を匂わせるが、あくまでネタだと思うぞ!

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2007年6月21日 (木)

「あるスキャンダルの覚え書き」

Aruscan  15歳の教え子と禁断の関係を持ってしまった女教師と、その秘密を利用して彼女に近づいていく孤独な初老の女教師との愛憎劇。
 出演はジュディ・デンチとケイト・ブランシェット。
 粗筋だけ聞くとエロビデオやレディースコミックみたいな話である。
 スキャンダルの覚書って何かな?と思ったら日記のことかよ(笑)
 この映画の面白いところは、若い女教師も初老の女教師もどっちもどっちで、脛に傷のある立場である。
 だからこそ下世話な話であるのに妙に緊迫感があるのである。
 何といってもジュディ・デンチが迫力ありすぎで、彼女が007のMのイメージが自分の中ではすっかり定着しているので、彼女がケイト・ブランシェットを陥れる陰謀は得意中の得意だと思えてしまうので怖い。
 ケイト・ブランシェットはこの映画を観る限り無茶苦茶美人とは思えないけど、15歳の男子は性欲の塊なので関係ないのだろう。
 だけど、何故彼女が15歳の教え子と関係を持つのかは、あまりよくわからない。
 まあ、これはあくまでジュディ・デンチから見た話なので仕方ないのかもしれない。
 この映画の醍醐味は何といっても人をコントロールする怖さで、よくよく考えたら、この映画って別に殺人が発生するようなスリラーではないのである。
 それでも、ここまでの緊迫感が出るのだ。
 上映時間も90分程度ないのが良い。(最近のやたらと長い映画は見習うように!)
 ちなみにジュディ・デンチの入浴シーンもあるので、マニアの貴兄はチェキ!
 

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2007年6月20日 (水)

「ラストラブ」

Last_love   ニューヨークでサックスプレイヤーとして活躍していた阿川明は、妻の急死をきっかけにジャズ界から姿を消した。
 1人娘と日本でひっそり暮らしている彼は清掃局に勤める若い女性、上原結と出会い、やがてニューヨークに向かう飛行機で再会、言葉を交わすうちに、心が通うようになる。
 帰国後、娘も結に懐きはじめ、3人の間には幸せな時間が流れるが、幸せも束の間、明は癌で余命3カ月の命だった・・・・・・。
 出演は田村正和と伊東美咲(B83-W58-H87)、田村の娘役で、ドラマ版の「ちびまる子ちゃん」でお馴染み森迫永依。
 主演の2人が揃いも揃って大根役者で、伊東美咲の一本調子の演技はいつも通りだが、14年振りの映画出演である田村正和は、世間的にはどうなのか知らないが、自分には全くかっこいいとも思わないし、演技は何をやっても田村正和だ。
 しかし、それ以上に口の中でボソボソ何を喋っているのか聞き取り辛いのが困る。
 ニューヨーク、サックス、バー、酒という80年代のわたせせいぞうの「ハートカクテル」を思わせるアイテムに、癌で余命3カ月という、あまりにもベタな展開。
 こんなバカな話の企画が通ってしまう日本の映画界は不思議だ。
 前から言っているが、余命3カ月だとベッドで寝ているのが精一杯なのに、ど~して映画の中の癌患者は活動的なんだろう?
 この映画の主人公なんか、ニューヨークまでいってサックス吹いているんだけど、癌は絶対に誤診だと思うな。
 とにかく、都合のいい話展開で、伊東美咲は左手が不自由な設定なんだけど、全く生かされていないし、彼女が主人公の病気を知るのは、彼が落とした病院の袋に薬の名前が書いてあってそれをネットで調べたらわかったというのだが、袋に薬の名前なんか記さないっちゅうの。
 その彼女が主人公の娘に誕生日プレゼントだといって、犬を持ってくるのだが、もし娘が犬が嫌いだったりアレルギーだったらどうするんだよ?
 それに田村の娘って、いくつで作った恥かきっこなんだ?
 主人公も妻を亡くしてサックスを吹かなくなった設定なのだが、これも早々と吹けるようになっている。
 どちらかといえばサックスよりもホラを吹いている感じだ。
 基本的に、この映画って誰を対象にしているのだろう?
 別に少々矛盾があったり整合性が取れてなくてもOKで、それなりに勢いがあって面白ければOK(例:「舞妓Haaan!」
 だけど、この映画はそうはいかないのだよなあ。

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2007年6月19日 (火)

「ふぞろいな秘密」

Huzoroi  前にも言ったが、映画はTVに比べてフットワークが悪い。
 時事ネタなんかをやろうとしたら、準備している間に、話題が終わってしまう。
 「ふぞろいな秘密」は、2006年12月に発売された石原真理子(B84-W58-H84)の恋愛遍歴を赤裸々に告白した自叙伝を映画化したものである。
 本が発売されて約半年も経過しているので今更の感じがするが、映画化としては結構早い方なのではないかと思われる。
 自分の行った劇場は大変客入りが悪い。
 ふと考えると、この本の最大の見所は石原の恋愛遍歴の男が実名で出ているところであって、それを読めば好奇心は満足してしまうのである。
 果たして、それのドラマを作って、無料で観ることができるTVならまだしも、金を払って映画館で観るか?といえば多くの人は観ないと思う。
 これが本に出ている人に取材をするドキュメンタリーだったら面白いかもしれない。
 映画は本の内容を網羅するのかと思いきや、安全地帯の玉置浩二の話だけを映画化している。
 さすがに安全地帯ではまずいのか、映画ではバンド名がセーフティーゾーンになっている(笑)
 正直、映画としては至極平凡で、面白いかどうかと言えば面白いとはいえないのだが、ここ最近、真剣つまらないお笑い芸人が監督する映画を観た後では、この映画でさえも普通に観ることができるのだ。
 監督・脚本・出演は石原真理子。
 正直、彼女が本当に監督したかどうかは疑問だが、こういうのは話題作りが大切だから、聞いたこともない映画監督がやるよりは彼女自ら監督したことにしておくのが都合がいいと思う。
 まあそれ以前に芸能界は基本的には作られた世界でしかなく予定調和でできている。
 彼女のプッツンぶりもキャラ作りの一環でしかないし、 今回の映画も彼女が撮り直しを要求してプロデューサーと揉めているとか、共演の河合龍之介に横恋慕しているとか、それらだってあくまで宣伝でしかないと自分は思っている。
 出演は石原の20代の役に後藤理沙(B85-W60-H87)
 確か、彼女って引退したはずだけど復活してたんだね。
 話し方が吉川ひなの(B80-W57-H82)に似ている。
 しかし、「ガラスの脳」といい、キワ物映画ばかり出演している気がする。
 彼女のマネージャー役は安達祐実(B81-W57-H82)の実母・安達有里(B81-W58-H85)。
 ここらへんも微妙に旬から外れたキャスティングだったりする。
 録音状況が悪いのか妙にノイズっぽいのが観ていて辛い。
 原作の本が登場するシーンが多く、結局この映画は本の宣伝でしかないんだろうなあ。

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2007年6月18日 (月)

「きみにしか聞こえない」

Kimikiko_1  不思議な“脳内電話”を通して会話ができるようになった男女の物語。
 男は長野、女は横浜に住んいて 、いつのまにか心が通うようになり会う決心をする・・・・・・。
 原作は「暗いところで待ち合わせ」と同じ乙一だが、自分は未読。
 何故、脳内電話で、会話の時差が1時間(男からだと1時間先の女に電話している)なのかは説明がなく、そういうものだという約束の下進んでいく。
 もしここで納得がいかないと、この映画にはついていけない。
 脳内電話のやりとりを見て「攻殻機動隊」を思い出している人は、もっと映画に集中すること!
 脳内電話ってテレパシーじゃないの?というツッコミもダメ。
 心の中でも着信音がして圏外もあるから電話なんです~!
 時空を超えたやりとりというと「イル・マーレ」や「オーロラの彼方へ」、「リメンバー・ミー」などがある。
 正直、ちょっと見ていて恥ずかしいところもあるが、幾つかの仕掛けや伏線がうまく作ってあって、脳内電話でないとダメな理由がわかってくるとナルホドとうなづいてしまう。
 また後半の手に汗握る展開も二人の時間差をうまく使っていて面白い!
 ただ話展開的にぎこちないところもあって、主人公が公園で玩具の携帯を拾う設定がちょっと無理がありすぎかなと思ってしまった。
 それが脳内電話のきっかけになるのだが、原作はどうなっているのかわからないが少なくとももっとスマートなやり方はなかったのかと思ってしまう。
 主人公の女の子が「どうせ誰もかけてこないから」という理由で携帯も持っていないというキャラクター設定はちょっと無理があるというか、自分が携帯がなかった学生時代を過ごしているので、携帯にそこまで重要度を置く理由がちょっとわからない。
 この映画を観て、携帯電話はもはや絶対に必要なものになったことを実感した。
 主演は成海璃子(B81-W57-H82)。
 ここ最近、映画館で彼女の顔ばっかり観ているような気がするが、これからの期待女優だ。
 彼女が叫ぶシーンは岩井俊二の「Love Letter」の中山美穂(B80-W58-H85)を思い出してしまった。
 なんとなく岡本綾(B84-W57-H86)に似ているけど、あそこまでエロ臭くない。
 面白いけどちょっと惜しいところもあるなあと思ってみていたが、ラストのDREAMS COME TRUEの同名主題歌で泣かされてしまった。
 いやはや、変な大阪の歌の時は大丈夫かなと思ったが、この歌は久しぶりにドリカム節全開ですよ。

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2007年6月17日 (日)

「ゾディアック」

Zodiac  ゾディアックと名乗る謎の犯人が引き起こした実在の未解決連続殺人事件を追いかけることにより、運命を狂わされていく4人の男たちを描く。
 上映時間157分なので、もしつまらなかったら取り返しがつかない。
 何しろ実在する事件で未解決となると話のオチは決まっているので、いかに面白く演出して解釈をするのかがポイントとなる。
 ところが意外に面白い。
 話はゾディアック事件の犯人探しよりも、それを追いかける人々にポイントが置かれている。
 彼らを媒体として恐怖を描くことに成功している。
 さらにはいつの間にか事件を追いかけているうちに家庭が冷えてきたりするなど、知らない間に運命が狂ってくる怖さも描いている。
 まあ確かに上映時間は長過ぎるんだけどね。
 監督がデヴィッド・フィンチャーなので「セブン」みたいな雰囲気や、「ファイト・クラブ」みたいな凝った話展開を期待すると肩透かしで、むしろ淡々とした語り口で進んでいく。
 実はアメリカの事件で、暗号物なので、英語がわからないと面白さも相当半減されると思っていたが、そうではなかった。(もちろん日本語吹替版があれば尚良し)
 1969年から始まって70年代が中心の話なので、観ていて少し懐かしい雰囲気が漂っている。
 そういえば音楽もその当時っぽいところもあったなあ。
 ワーナーとパラマウントのマークがちょっと古い感じになっているところに、細かい配慮を感じた。
 自分は面白いと思ったが、爆睡している人もいたし、終わった後「つまらない」と話していた男女がいたので、一般の人にはかなり評判が悪いようだ。
 個人的にはここ最近の実話の映画化物の「ブラック・ダリア」より面白いと思った。
 未解決の事件だと考えると、ひょっとしてどこかで犯人が映画を観ている可能性が大きいわけで、犯人が「う~ん、ちょっと違うなあ」と言いながら観ていたらちょっといやだ・・・・・・っつうか怖い。

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2007年6月16日 (土)

「それでも生きる子供たちへ」

Dokkoi  7か国の子どもたちが直面する厳しい現実を、それぞれの国を代表する監督たちが綴ったオムニバス映画。
 世界中のかわいそうな子供の品評会みたいな話である。
 だからといって、それを前面に出しているわけではない。
 タイトルにひねりがないが、もしこれ以外だと「どっこい生きてる子供たちへ」になるのか?
 そんなわけで、それぞれの感想など。

 「タンザ」(監督:メディ・カレフ)

 銃を手にゲリラ部隊の一員として戦闘にかり出されるルワンダの少年の物語。
 少年兵の学校への憧れには胸つまるものがある。

 「ブルー・ジプシー」(監督:エミール・クストリ)

 窃盗団家族に生まれ、親から盗みを強要される少年の話。
 途中でなんとなくオチがわかるのだけど、音楽が妙にテンポがよくて良い。
 子供って本当に親次第なんだよなあ。

 「アメリカのイエスの子ら」(監督:スパイク・リー)

 HIV感染者が両親で、生まれた時からHIVに感染しているためにいじめられている少女の話。
 韓国映画や市川拓司の小説みたいに病気が小道具として軽く使われるわけでなく、もっと切実な話である。
 救いようがないが、その光があることを信じたい。
 

 「ビルーとジョアン」(監督:カティア・ルンド)

 廃品を集めて小銭に換え自活するブラジルの兄妹の語。
 街中で空き缶集めをしている人がいるが、調べてみると物凄く集めても大した金額にならない。
 この映画もゴミを集めて換金する子供達を描いているが、それを惨めだとか悲しいということを前面に出さずに、彼らの力強さやタフさを描いているのが良い。

 

 「ジョナサン」(監督ジョーダン・スコット&リドリー・スコット)

 戦場でのショックで幻覚にうなされるフォトジャーナリストが不思議な出来事を体験する話。
 リドリー・スコットが関与しているので期待していたのだが、7本の作品の中では一番つまらない。

 「チロ」(監督:ステファノ・ヴィネルッソ)

 大窃盗団の最下層でたくましくも懸命に生きる少年の語。
 金持ちから高級品を盗み、窃盗団のボスと互角に渡り合う子供が、ボスにささやかな願いが微笑ましくも悲しい。
 影絵のシーンも良かった。

 「桑桑と小猫」(監督:ジョン・ウー)

 裕福だけど愛のない家庭に暮らす少女と、貧しい老人に拾われた孤児の少女が、一体のフランス人形を介して不思議な運命に導かれていく話。
 実はこの映画で自分の目当てはジョン・ウーの作品だけだけだった。
 子供が二丁拳銃で撃ちまくり、ハトが羽ばたき、スローモーションが駆使されているかと思いきや、チャン・イーモウかと思うような話で、貧乏で障害者だけど、けなげで親孝行で・・・・・・というあまりにも狙いすぎであざとい。
 最後、これを持ってくるのは絶対にずるい。
 くそ~、その手には乗らないぞと思ったが、すいません、これが一番泣けてしまいました。
 ジョン・ウーの底力を認識!

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2007年6月15日 (金)

「300 <スリーハンドレッド>」

300  100万のペルシア大軍をわずか300人のスパルタ軍が迎え撃つという伝説的な史実を基にしたフランク・ミラーのグラフィック・ノベルを映画化。
 スパルタは、正にその由来の通り、スパルタ教育で子供を戦士にするために教育をしている。
 「ライオンは我が子を谷に落としてPTAで問題になっている」という今の時代からは想像ができないくらいである。
 しかし、いくら何でも300人で100万人相手は無理なので「墨攻」みたいに知恵を絞って戦う話かと思いきや、そんな小細工はまるでなし。
 真っ向勝負の力業なのには驚いた。
 「男には、負けるとわかっていても、戦わなければいけない時がある。」という松本零士先生のキャプテン・ハーロックを地でいくような展開で、あまりにも採算性のない決定をしてしまうスパルタ王レオニダスは上司にしたくない男の上位に来てしまうことは間違いなし。
 彼についてくる部下も「君のためなら死ねる」と叫んでいる「愛と誠」の岩清水君みたいな連中で、まあこんな上下関係だからOKなんだろうなあとしか思えない。
 全編特攻精神丸出しであり、正にスパルタ版「俺は、君のためにこそ死ににゆく」である。
 一応、彼らが不利な戦いをしなくてはいけない理由はあるのだが、この映画を観ている限り、納得できるものではない。
 一応、レオニダスと妻の愛情も描いているのだが、どうでもいいというかなくてもかなわない。
 何しろ見所はそれではなく、様式美にこだわった映像なのである。
 正直、それしかないのである。
 確かに凄いのだけど、メリハリがあるわけでないので途中で単調になってくるし、実は思った程戦いのシーンはない。
 フランク・ミラーの「シン・シティ」は絵作りは面白いが映画としての流れがなかったので、あまり好きではなかったが、この映画はそれに比べると流れがあって良いと思う。
 ただ、あまりにも気合の入り過ぎた映像に出演している人間さえも作り物臭くなっている。
 登場人物ほぼ全員がマッチョな男ばかりなので、そっち系が好きな人は必見かもね。
 個人的にはこの映像で「北斗の拳」が観たい。

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2007年6月14日 (木)

「学校の階段」

Kaidan  いやはや、これはタイトルの面白さの勝利だと思う。
 「怪談」でなく「階段」であるのがミソで、まあギャグとして言う奴は多いと思うが、これで一本の物語を作ってしまったのは評価に値すると思う。
 話は、無気力だったヒロインが、ひょんなことから入部した学校非公認の階段部での活動を通じて、次第に仲間との友情を育み、ただ走ることに情熱を見出していく・・・・・・というもの。
 この階段部というのがただ校内を走るだけの部活というのがバカバカしくていい。
 あと、主演が「ケータイ刑事」の黒川芽以(B83-W57-H84)で、共演に「マジレンジャー」のマジブルーでお馴染み甲斐麻美(B83-W58-H83)。
 ここまで条件が揃ったらやっぱり観るしかないっしょ。
 映画は基本は全編大まじめなスポ根(?)となっている。
 時々黒川芽以のへたな歌のPVがあったりして緩いところもあるがこれは許容範囲であるものの、もっとまじめに作り込めば、設定のバカバカしさが生きると思った。
 そうはいいながらもスポーツウェアでなく、あくまで制服で全力疾走するところに萌え度は高い。
 お目当ての甲斐麻美はあまり目立つ役ではなく、昔はなんとなく長澤まさみ(B83.5-W54-H82.5)に似ていると思ったが、今見ると髪形だけだったのかなと考え直す次第(え、自分だけがそう思ってただけ?)
 アイドル映画でもあるので、その他にも「ヤングマガジン」ご用達グラビアアイドルの小阪由佳(B88-W58-H84)、通山愛里(B83-W60-H84)、が出演、男は松尾敏伸が出ているけど、これはまあどうでもいいわ。
 監督は「ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状」の佐々木浩久。
 この人、「発狂する唇」の監督もやっているので、だから三輪ひとみ(B83-W68-H82)が出演しているのかな?というのは考えすぎか。
 でもさすがに女子高生役は昔のビニ本のモデルなみに無理があるので子持ちの主婦役。
 あまり話には関係なく無理無理作ったような役。
 おそらく「戦艦ポチョムキン」の「オデッサの階段」ネタのためだけなんよね。
 おそらく続編も可能なので、出演者が女子高生役がでくる年齢のうちに制作希望!

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2007年6月13日 (水)

「恋する日曜日 私。恋した」

Koishita  007シリーズとか大作は公開前から話題となっているが、中には話題になっていないがシリーズ物として存在しているものがある。
 例えば「ミナミの帝王」や「修羅がゆく」なんかは時々劇場で公開されるが、新作が出たからといって大騒ぎになっているイメージは(自分の中では)ない。
 「恋する日曜日 私。恋した」もBS-iの人気ドラマシリーズの劇場版第2弾で、自分は1作目は劇場で観たけど、そんな2作目を作るような客入りではなかったような気がする。
 ただ映画的には結構好きなんだけどね。
 そんなわけで待望(?)の劇場版第2弾は、余命3ヵ月の宣告を受けた17歳の女子高生が、初恋の人のもとを訪ね、病気のことを告げぬまま一緒に過ごす儚くもかけがえのないひと時を、静かに切なく描いている。
 あ~また難病物かよと思ったが、この映画は泣かせるための逆算方式の話ではない。
 だけど、自分は身内が癌になった時に知ったのだけど、余命3カ月だと生きているのが精一杯で、どこかに出かけるとか何かをしようという気力も体力もない。
 病院のベッドで寝ているだけなのだ。
 ところが、難病物に出てくる病人はへたすると普通の人より行動力と体力がある。
 ここらへんは、もうそろそろ考えて欲しいなあ。
 ちなみに映画は主人公の病気は物語を語る要素として必然性は感じられない。
 主演は堀北真希(B78-W58-H83)で、本当は彼女目当てで観に行きました、スイマセン。
 彼女のまだまだ女子高生役はまだまだいけると認識!
 共演に高岡早紀(B87-W60-H90)と窪塚俊介。
 特に大人のずるい女である高岡と女子高生の堀北の対決はちょっと見物だ。
 監督は第1弾に引き続き廣木隆一。
 好きな人に自分が間もなく死ぬことも言わず、愛の告白もしない。
 淡々と進んでいくので、ベタな展開が好きな人には辛いかもしれない。
 どちらかといえば、自分は前作の方が好きかなあ。
 この調子だと知らない間に第3弾もできそうな予感!

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2007年6月12日 (火)

「鉄人28号 白昼の残月」

28  2004年に放送された「鉄人28号」は時代背景を原作と同じ昭和30年代にして主人公の金田正太郎の目線を通して戦後の日本を描いた傑作である。
 現在の目線を入れることにより、本来なら時代遅れになってしまう昭和30年代の世界を新しく構築している。
 そして、普通ならどこかの歌手とタイアップしてしまう歌も昔のまんま「進め!正太郎」や「鉄人28号」というのもよくわかっている。
 同じ時期にアニメ化された「鉄腕アトム」が目新しさに乏しく、1980年版よりもつまらないことを考えると、アニメ黎明期のリメイク対決は「鉄人28号」の勝ちといえるだろう。
 2004年版の面白さはやはり監督の今川泰宏監督の功績が大きい。
 そして彼の監督で映画化が決定したと聞いた時は、その公開を一日千秋の思いで待ちわびたのだが、いつの間にか映画の話を聞かなくなった。
 映画の実写版の興行成績が悪かったからお蔵入りしたという噂もあるが真実はわからない。
 確かに自分があの実写版を観たら「鉄人28号」に期待はできないなあ。
 理由はともかく公開の運びになったのはめでたい。
 正太郎の前に戦争で行方不明になっていた同姓同名の義兄ショウタロウが姿を現わす。
 金田博士の養子となり戦争の兵器である鉄人の操縦士としての訓練を受けていたショウタロウは、正太郎に鉄人の操縦法を伝授する。
 一方、東京の地下で廃墟弾と呼ばれる最終兵器が随所に埋設されていることがわかり、正太郎とショウタロウは協力して事態解決に乗り出す・・・・・・。
 話は2004年版のアニメの世界観を継承して若干登場人物の設定を変更している。
 警視庁署長秘書の高見沢さんが村雨一家の一員になっていたり、TVでは早々と死んでいた村雨竜作が生きていたりしている。
 高見沢さんが「ショタコン」という言葉を使っているのは笑える。
 このアニメの世界ではショタコンを最初に使ったのは「ファンロード」ではないわけだね(笑)
 ただ、高見沢さんのコメディパートはちょっと話の流れから浮いているのが辛い!
 劇場版なのでもっと鉄人のアクションシーンが多いかと思いきや、意外と控えめだが、鉄人が兵器だという怖さは出ていたと思う。
 しかし「いいも悪いもリモコン次第」って、当時はセキュリティーとかパスワードとかの概念がなく、意外に鉄人って大雑把な兵器だったのかもしれない(笑)

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2007年6月11日 (月)

「秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE ~総統は二度死ぬ~」

Takanotume  本編上映前に映画のマナーについてのお知らせはシネコンによって特徴があって、ワーナーマイカルシネマズだとバックスバニーのアニメだったりする。
 もう随分前からそれなので、フィルムは傷がついているし、同じものを何度も観るのですっかりセリフも覚えてしまった。
 「ん~どったの?先生。ワーナーマイカルシネマズにようこそ、いらっしゃい。」ってやつね。
 昔の映画館の結婚式場のCMとか見せられるよりは遙かに良いのだが、ちょっと前からTOHOシネマズの映画マナーは秘密結社鷹の爪団のアニメになっているのだが、これがへたすると本編よりも面白いという本末転倒の状態になっている。
 ここ最近、TOHOシネマズで観る映画の判断基準は、鷹の爪団の映画館でのマナーより面白いかどうかになっている。
 このアニメを作っているのは今更説明することではないが、蛙男商会であり、フラッシュアニメで作られている。
 そしていよいよ長編劇場版公開である。
 世界征服の野望を目論む密結社 鷹の爪団だが、実情は家賃も払えないくらいの資金難であり、この映画ではとうとう大家の取り立てから逃げようとする。
 ところが大家を振り落とそうとして宇宙空間に飛び出してしまう。
 鷹の爪団を救ったのは巨大な宇宙実験施設ピースボールであり、そこの案内係の青年は総統が23年前に生き別れた息子とそっくりだった。・・・・・・。
 スクリーン右の予算インジケーターが、3Dを使うと大きく減少したり、スポンサーのロゴ表示など低予算を逆手に取っているのには笑う。
 フラッシュアニメで劇場版は大丈夫か?と思ったが、十分鑑賞に耐えることができるものであり、よくよく考えてみたら昔のアメリカ製のTVアニメってこれくらいのレヴェルだったよなあ。
 告白タイムも笑える。
 いやはやフラッシュアニメ故に動きには限界があるが、その分会話が大変面白い。
 ~ったく、ここ最近のどっかのお笑い芸人の監督はこの映画を観てもっと勉強しろっちゅうの。
 同時上映は「古墳ギャル コフィー~桶狭間の戦い~」
 2本の作品を楽しめる、正に踏んだり蹴ったり、いや至れり尽くせりなのだ。

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2007年6月10日 (日)

「花と蛇」

Hanahebi  杉本彩(B83-W58-H86)がエロ映画に出てる!?
 実写版「美少女戦士セーラームーン」ではクイン・ベリル役で大活躍している杉本彩が何故エロ映画に出ているのか、よくわからない。
 別に落ち目だからというわけでもないし、落ち目だから子供番組に出ているわけでもないと思う。
 一体どういう心境なんだろう?
 とはいいながらも理由はどうであれ、女の裸をこよなく愛する自分としては裸が拝めるのなら理由はどうでもいいわけで、公開当時早速劇場に行ってきた。
 そんなに入っていないだろうと思っていたら、意外にも満席に近い状態でなのにびっくり!
 客層はカップルもいたが、基本的には「週刊現代」やら「週刊ポスト」などを愛読しているおぢさんばかりで、その手の週刊誌に杉本彩の写真を載せておいて正解だったかも!
 すいません自分もついつい予告編のCD-ROM付の雑誌を購入してしまいました、エヘ!
 エロ映画といってもジャンルはSMで少し深い世界が展開!
 ちなみに「セーラームーン」では美少年をはべらしている女王様役なのだが、この映画では女王様役ではなく痛ぶられている。
 有名人の出ている映画というと、ほんの少しだけ裸が出てきて終わりというパターンが多く、がっかりさせるものが多いのだが、この映画は最初から杉本彩の裸が登場し、実は服着ている時間より裸の時間の方が長いのではないかと思わせる程である。
 エロビデオの普及のおかげで、エロ映画のやっていることが大変物足りないと思っていた自分にとって、有名女優がここまでやってくれたら大満足である。
 杉本彩もいいが、彼女のボディガード役で出演している未向(B91-W59-H88)に注目!
 彼女も裸になるが、アクションシーンはキレがあって良いので見逃さないように!

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2007年6月 9日 (土)

「インストール」

Install  あ~なんて美人なんだ>綿矢りさ(B83-W60-H81←紫野高校時代)。
 芥川賞をもらった二人はどちらも美人だが、やはり綿矢が一番美人だよ。
 実はCDのジャケ買いではなく、作家が美人だから本を買ったのは綿矢が初めてですよ。
 といっても小説に彼女の写真がついているわけでもないんだけどね(泣)
 はははは、アホで~す。
 その彼女の処女作(処女という言葉にときめくよね)である「インストール」が映画化されるとなればやっぱり観にいかないわけにはいかないでしょ。
 主役が上戸彩(B82-W58-H84)か。
 綿矢本人がやればいいのに、っつうか観たいよね?>制服姿の綿矢
 それはともかく綿矢の小説はどちらかというと内面をだらだらと描いていくわけで、これをどうやって映画化していくかが興味があったのだが、この映画では主人公の脳内幻想の映像化して入れている。
 ところが主人公の言う「広くて深いエロの世界へ」には効果的ではない。
 ネットの世界も表現方法も色々あるわけで、パソコン通信時代の「(ハル)」などは字だけだったが大変効果的だったと思うが、この映画はそれに及ばない。
 エロチャットのやりとりを映像化したのを遊郭っぽく見せるのもひねりがないし、17歳の主人公が言葉通り展示されているのも工夫がないというか、漫画的あるいは記号的な映像表現は「下妻物語」で行きつくところまで行ったところがあるので、この映画くらいだと今更なのである。
 あと、音楽も嫌いじゃないけど繰り返し結構鬱陶しい。
 映画の最後の方で冬服を着ている上戸彩は、原田知世(B76-W57-H80)っぽい。
 おそらく狙って撮ったなと思った。
 その上戸の胸をさわっているのが天才子役の神木隆之介で「うらやましいぞ、このやろう」なのだが、確かに今一番売れっ子の上戸の胸もいいが、やっぱ男としては小島聖(B83-W60-H85)の豊満な胸にも触っておくべきだぞ>神木君

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2007年6月 8日 (金)

「素晴らしき休日」

Photo_50  カンヌ映画祭60周年を記念して、選ばれた世界の映画監督35人が持ち時間3分で映画館を舞台にした短編映画を製作。
 コーエン兄弟、ロマン・ポランスキー、デヴッド・クローネンバーグ、ウォン・カーウァイなど世界を代表する監督の中で、日本からは北野武が選ばれた。
 田舎の映画館のたったひとりの観客を描くコメディで、主演はモロ師岡、彼が見ている映画は「キッズ・リターン」
 短編が長編よりも労力がいるのは重々承知しているが、すいません、自分は何がいいかわからず終わってしまいました。
 笑いも結構ベタだし・・・・・・と思っていたら、その後に観た「監督・ばんざい!」がベタというより全く笑えなかったので、実はこの映画はまだ面白いのではないかと思い直した。
 ちなみに「大日本人」は3分だったら面白かっただろうなあ。

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2007年6月 7日 (木)

「あしたの私のつくり方」

Ashita  クラスで仲間はずれになるのを恐れて、目立たず、友だちに合わせてばかりの自分に違和感を抱いていた寿梨は、クラスで人気者の日南子に憧れていた。
 ところが、中学受験に失敗した寿梨が久しぶりに学校に行くと、日南子はクラス中から無視される存在になっていた。
 やがて高校生となった彼女は、日南子が転校していったことを知ると、コトリと名乗って自作の物語を日南子に携帯メールで送るようになる。それは転校生の少女ヒナが人気者になるためのノウハウが綴られた「ヒナとコトリの物語」というものだった。
 「人気者になるため、奇数のグループにえぐりこむようにはいるべし。」
 「カラオケでは替え歌を歌うべし」
 それはまるで少年院に入っているジョーに葉書でボクシングの指示をする丹下段平のごとしで、どちらかといえば「(ハル)」に近いかなあ。
 NTTが協賛しているので、携帯電話が使用されているのは仕方ないとしても、テレビ電話はちょっとやりすぎで、そのシーンも画面を分割して黒バックで話をしているのには違和感を感じた。
 もっと工夫してほしいいなあ。
 監督は市川準なのだけど、この人の作品って結構ムラがあり、今回は結構いい話ではあるのだけど微妙。
 「あおげば尊し」の方が好きかな。
 自分がこの映画を観にいった理由は成海璃子(B81-W57-H82)が出演しているからで、今回も小学生から高校生まで演じており、一昔前の堀北真希(B78-W58-H83)を思わせるものがある。
 共演にAKB48の前田敦子(B76-W55-H80)なのだけど、あまりよく知らない。
 成海があまりにも大人顔なので、物凄く幼く見える。
 ところで、前田さんはテレビ電話のシーンは目の動きから何となくカンペ見ている感じがするのだけど実際はどうなんだろ?
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2007年6月 6日 (水)

「ボルベール〈帰郷〉」

Volver  学生時代だと金がないので映画も情報誌などを調べて吟味して観にいくのだけど、さすが社会人になると金はあるが時間はない状態なので、タイミングが合えば適当に観ることにしている。
 今や事前情報なんか予告編以上に頭に入れていないし、パンフレットも映画雑誌も買わない。
 調べようと思えばネットがあるし、そういう行為はやらないし、世間的にどんな評価だろうが自分が面白ければそれでいいと思っている。
 そんなわけで「ボルベール <帰郷>」なんだけど、後で知らべたら第79回アカデミー賞主演女優賞ノミネートで、カンヌ国際映画祭の最優秀女優賞と最優秀脚本賞をもらっているらしい。
 ところが、そこらへんを知らずに観ていたので、どういうジャンルの映画かさっぱりわからなかった。
 最初は主人公の女性の娘が「本当の娘じゃないから」と関係を求めてきた父親を包丁で刺し殺してしまい、主人公が死体を隠そうとするので、「お、死体をめぐるサスペンスだな」という気持ちで観ていたら、実はそれはあまり重要でなく、話は母娘の話に突入!
 まあ言われてみれば、確かに強く優しく温かい母の愛を描いた感動作なのだけど、自分はすっかりサスペンス物だと思っていたので、途中で心の進路修正ができず大変居心地が悪かった。
 しかし、それ以上に主演のペネロペ・クルス(B88-W61-H86)が真剣エロく、半分以上は胸の谷間を強調した服で、カメラもご丁寧に真上から胸を見下ろしたりしているし、母親に「そんなに大きかったっけ?」(うる覚え)みたいなことを言われ、さらにはトイレで用を足すシーンもある。
 正直、そんなシーンいらないだろ?と思うシーンも多数だが、観ているうちに「青い体験」や「課外授業」などのイタリア系エロ青春映画を思い出させてもらい懐かしいものがあった。(ちなみにこれはスペイン映画)
 ペネロペ・クルスのアイドル映画と考えれば、これは大傑作である。
 監督はベドロ・アルモドバル・・・・・・・って誰?と思ったが「オール・アバウト・マイ・マザー」の人らしいのだが、全然記憶にない。
 つうかスペインの監督ってビクトル・エリセしか知らないんだけど。
 こういう映画を観て面白いと思い、熱く語れればよいのだが、自分が実はいい歳なのにペネロペ・クルスのエロさしか印象に残ってない中学生並みの考えだったことが発覚!
 こういうのをいつまでも少年の心を持ち続けている・・・・・・とは言わんのだろうなあ。

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2007年6月 5日 (火)

「主人公は僕だった」

Shujiboku  ある日突然、自分の人生が人気作家によって執筆中の物語に左右されていることを知った男が、自分の人生を取り戻すために奮闘するお話。
 書いた通りに人が動くというと最近では「デスノート」、一昔前なら「ドラえもん」で「のび太」が「のび犬」になった話でお馴染みだが、この映画はそれら程面白くない。
 自分は典型的なアメリカンコメディだと思って観にいったら、やたらと展開が遅く、中盤あたらいへ結構ダレ気味!
 それに妙に真面目な話で、コメディでもなかった。
 結論から言うと全く面白くない。
 あ~しまったあ、ここ最近お笑い芸人の映画に引きつづきハズしっぱなしだよ。
 いや、どうして面白くないかというと、登場人物のキャラクターが立っていないし、人気作家の小説で人生が左右されるという設定のルールが明確化されていないので、観ていて感情移入がしにくい。
 そうなると、主人公の名前を変えればOKじゃん、とか主人公が大学教授に相談しているけど、これは小説家の操作範囲じゃないの?とか重箱の隅をつつきたくなってしまう。
 だから、小説家が何が何でも主人公が不幸になる結末を書かなくてはいけない緊迫感が全くないのである。
 だからこそ、最後のオチもエスパーでなくても想像がついてしまう。
 つうか予告編で想像できてしまうから、もっといい意味で裏切ってほしい。
 主演のウィル・フェレルは有名なコメディアンらしいけど、この人も日本ではアダム・サンドラーと同じく知名度は低いよなあ。
 多くの人が思うだろうけど、石原良純に似ている。
 でも何気にダスティン・ホフマンとか大物が出演しているのもチェック!
 監督が「チョコレート」や「ネバーランド」のマーク・フォースターだから、やっぱりちょっと堅めの話になったと思うの偏見? 

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2007年6月 4日 (月)

「監督・ばんざい!」

Kusoeiga  自分の中では北野武はツービートのビートたけしなのだが、今の若い連中には映画監督というイメージが強い。
 ちなみに島田紳助はチョイ悪系の司会者で、ツッパリ漫才をやっていたことはおそらく知らないと思う。
 「監督・ばんざい!」は、北野武の13作目の監督作品である。
 ギャング映画を撮らないと宣言した映画監督、キタノ・タケシは今まで作った事のないタイプの作品、小津安二郎風人情劇、「三丁目の夕日」のような昭和30年代もの、ホラー、ラブ・ストーリー、時代劇、SFなどに挑戦したが、全て中断になってしまうのだった・・・・・・。
 いわゆるコメディ映画である。
 お笑い芸人がコメディを作ると物凄く面白いものができそうだが、どういうわけか不思議と面白かったことがない。
 北野武も「みんな~やってるか!」というコメディ映画を作ったが全く面白くない。
 個人的には前半あたりは嫌いじゃないし、飛行機のガダルカナルタカのくだらない踊りには不本意ながら笑ってしまった。
 ところが、「監督・ばんざい!」は「みんな~やってるか!」より笑えないしつまらない。
 「TAKESHIS’」に引き続きセルフパロディ物だが、この手の作品は1本で十分である。
 基本的に北野武の映画は緊迫感の中に入るギャグが笑えるのであって、真っ向からギャグを見せられても全く笑えない。
 おそらく本人だってわかって作っている。
 これは邪推かもしれないが、ヴェネチア国際映画祭でグランプリをもらって、周りの期待もインフレ状態なので、あえて逃げているのではないかと思ってしまう。
 何しろ彼は今や好きな作品を作れる立場だし、本職の映画監督でないので、今やめてしまっても何の問題もないのである。
 もちろん彼の本心はわからないが、少なくともTVで毎週無料で観ることができた「ひょうきん族」のコントより面白くないものを見せられても困ってしまうのである。
 こういうのを「くだらね~」とかいいながらツコミを入れて話のネタにすることもできるだろうが、そういうのはあえてやめたい。
 唯一良かったのは、井出らっきょの出ているところと、詐欺師親子の衣装デザインくらいか。
 同じ日にダウンタウンの松本人志の監督作品も公開され、お笑い芸人監督対決になっているが、どちらも映画をなめすぎ!
 おそらく二人ともやればそれなりにできるのだけど、結果が全てだし、つまらない映画をあえて無理して深読みする必要性はない。
 それは過剰評価だ。
 自分は狙ったつまらなさというよりも、結果的につまらなくなっただけだと思っている。
 例えば、これが北野武じゃなくて、他の聞いたこともない映画監督だったら、企画段階でボツだと思う。
 だけど、この手の映画でも出資OKというのだから日本は裕福な国だなとつくづく思う。
 

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2007年6月 3日 (日)

「大日本人」

Dainihonjin  ダウンタウンの松本人志が映画監督をすることは何となく予想がついていた。
 問題は彼がどんな映画を作るか?である。
 お笑い芸人で映画監督といえば、その最大基準は北野武である。
 偶然なのか、今回は松ちゃんと、武の映画が同じ日に公開される。
 世間的には、正にお笑い芸人監督対決である。
 松ちゃんが映画監督をすると聞いて、絶対にやってほしくないことがあった。
 できれば良い意味で裏切って欲しい。
 そんなわけで公開初日の朝一で観にいってきた。
 客の入りは半分程度。
 話は予告を観る限りさっぱりわからないし、あえて予備知識なしで観てきた。
 話は物凄く簡単に言うと、松ちゃん扮する主人公が電流を浴びると巨大化して怪獣(映画では「獣」と呼称)を倒すというもので、それをドキュメンタリータッチで描いている。
 巨大化した主人公はウルトラマンと言うよりも人気の落ちてきたプロレスラーみたいな存在。
 お笑い芸人が監督をする時に心配なのは、お笑い芸人故にお笑いで真っ向勝負を避けることで、自虐ネタや、あえて笑えない展開、もしくは結果的にすべったギャグを「脱力系」とか「シュール」いう便利な言葉で逃げてしまうことだ。
 そして松ちゃんが映画監督をすると聞いた時に一番願ったのは、「ごっつええ感じ」のコントをやらないでほしいということである。
 と・こ・ろ・が、この映画は正に「ごっつええ感じ」のコントになっていて、最後は正にまんまなのである。
 やっていることなんかオジンガーZや世紀末戦隊ゴレンジャイと変わらない。
 正直、毎週無料で観ていたものを映画館で金払ってみせられてもなあ。
 いや、もちろん映画はそれなりに昇華してればよいのだけど、そういうわけでもないので困ってしまうのである。
 まあ製作側もわかってやっていると思うのだけど、それがいいかどうかは別問題だ。
 ただ、自分は松ちゃんに才能がないとは思わないので、次回作に期待!

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2007年6月 2日 (土)

「ザ・シューター 極大射程」

Kyokudai  長距離射撃物という分野があるのかどうかは知らないが、自分はスナイパーが出てきて遙か彼方の目標物を仕留める映画が好きだ。
 どこから飛んできたかわからない弾に人々が右往左往しているのは面白いし、一発で仕留めるという職人技にわくわくするのだ。
 「ザ・シューター 極大射程」は「スターリングラード」が好きな自分としては、久しぶりに出てきた長距離射撃物である。
 ちなみに「極太射精」というネタは禁止ね!
 スティーブン・ハンターの小説を原作としているらしいが、自分は未見。
 だから原作と比べてどうこう言えないのだが、映画は大変面白い!
 上映時間も、むやみやたらと長い映画が多い昨今としては、125分は適当だと思う。
 元海兵隊のスナイパー、ボブ・リー・スワガーは一線を退き、山奥で暮らしていたが、退役したアイザック・ジョンソン大佐が彼のもとを訪問し、大統領暗殺計画の動きがあるので、彼の経験を生かし、狙撃ポイントを割り出すことを依頼される。
 しかし、それは巧妙に仕組まれた罠だった・・・・・・。
 とにかく、長距離射撃満載である。
 長距離射撃は一発勝負なので銃撃戦のような迫力はないのだが、一発を撃つための過程が面白いのである。
 この映画はそれを妙に細かく見せており、特に「観測者」と呼ばれるパートナーの存在が面白い。
 さらには射撃場所に合わせて銃の色を変えているし、1600m先の標的を撃つ時の銃のリアクションが良い。
 「ゴルゴ13」を愛読している自分としては、主人公の職人気質も嬉しい限り。
 一応、ヒロインも出てくるのだけど、ラヴシーンがあるというわけでもなく、基本は男のための男による男のための男汁が出まくる漫画である。
 話はちょっとご都合主義のとおろもあるのだが、勢いがあるので問題なし!
 主人公を演じるマーク・ウォルバーグは妙に地味な顔なのだが、まあこれも、ある意味リアルなところか? 

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2007年6月 1日 (金)

「仔犬ダンの物語」

Dan  だからさあ、前から何度も言うけどモー娘。使って普通のドラマなんかやっても面白いわけねえじゃん。
 それが、なんか実話を元にしたもので動物を使ってなんてベタな企画は普通だったらやらねえなあ。
 つうかもうその時点でお涙頂戴で臭そうじゃん。
 まあそれが24時間テレビのドラマだったりしたら仕方ねえなあで済むと思うんだよ。
 だってテレビドラマって無料だしいやならチャンネル変えればすむから。
 ところが、映画だと1800円も払ってしまうわけで、半年したらビデオが出るし1年経ったらテレビで放送してしまうわけだ。
 1800円も払ってつまらないドラマ見せられても困ってしまう。
 昔、フィルムコンサートと言うのがよくあったが、それが一番皆が望んでいるものじゃないの?
 前も言ったけど映画館のドルビーデジタルやらDTSの音響を駆使したら、コンサートよりも盛り上がると思うよ。
 フィルムコンサートで盛り上がるのか?と疑問を持つ人も多いと思うが、絶対に大丈夫!
 自分は一度えらい高い旅費をかけて爆音娘。に行ったことがある。
 爆音娘。と言うのはライヴハウスを借り切ってモー娘。を中心とした音楽をガンガンかけて皆で歌ったり踊ったりしているイヴェントで、当然彼女たちが来るわけではないのだが、朝まで真剣盛り上がってしまうのだ。
 映画は劇映画でないとダメと言う発想は捨ててしまってもいいと思うが、フィルムコンサートだと評論家は意見の言いようがないのがちょっと辛いところだし、当然観客によっては騒ぎ出すので静かに映画を観る環境ではなくなるかもしれないが、たまにはいいと思う。
 もちろん、ビデオやDVDが普及した時代にわざわざ映画館に行くのか?という意見もあるが、オポンチなドラマよりもましだと思う。
 もしきちんとした劇映画なら現実の状況も加味して卒業した後藤真希(B84-W65-H85)をつけねらう「パーフェクト・ブルー」みたいなサスペンス物はどうだろう?
 これだとファンも楽しめるし評論家の皆さんも満足するだろう。
 もちろん、多忙な彼女らをどれくらい拘束できるか等の現実の話は別としてだ。
 そして「仔犬ダンの物語」である。
 なんじゃこりゃあ!モー娘。がほとんど出てないじゃないか~。
 そういえば自分は男の裸と子供は興味ないもんで全く気にしてなかったが、ハロー!プロジェクトキッズとか言って子供のオーデションしていたが、そこで選ばれた連中が中心の映画なのである。
 娘自身は時々チラっと出てくるくらいの超脇役で、主役はあくまでもガキ連中なのである。
 ところがガキ連中もキャラクターが立ってないのに妙に沢山出てくるし、台詞が棒読みであり、さらにはモー娘。の「ハロモニ」のコントみたいな演技に とか榎木孝明、榎木孝明、柄本明などのベテラン演技というバランスの悪さがこの映画を異常な状態にしている。
 これがどれくらい異常かと言うと子役独自のきばった棒読みの台詞に、ベテランの大人の演技がなんとかフォローをしていると、いきなりアニメ声の石川梨華(B80-W60-H80)が割り込んできてしまうのである。
 ところが石川の存在も実は映画の進行上意味がなくカメオ出演でしかない。
 話は目の見えない小犬を拾った団地の子供達が、大人たちから団地内で飼うのを反対されたが、「どうして目の見えない盲動犬は人の為に尽くしているのに、目の見えないこの犬は、捨てられなきゃならないの!」
とみんなが泣きながら訴えて、団地内に犬小屋を作ってみんなで可愛がっているというもの。
 ところが、この感動の台詞もいきなりすぎて感動どことか、何か理不尽なものがあり、自分はどちらかというとマンションの犬を飼うのに反対している人達に同情してしまった。
 だってやはり犬アレルギーの人もいるわけだし、一人の子供のわがままに過ぎないわけだから本来は最初に出ていた犬好きの家庭にもらわれていくのが一番の解決方法だと思うぞ、いやマジで。
 それに犬もほとんど話と関係がないわけで、結局、両親の離婚する子供の話がメインで、犬もモー娘。もとりあえず映画会社からの指示で入れておきましたというような状況なのである。
 ラストは感動の中エンディングかと思いきや、全然話の流れと関係がないモー娘。のプロモがエンディングロールのバックと称してえんえんと流れるわけで、これがモーニング娘。+ハロー プロジェクト・キッズ+後藤真希が唄う主題歌「がんばっちゃえ」「HEY!未来」の映画館でしか見られない特典映像付で、ファンとしては満足なのだが映画としては関係がない。
 だって本編に出ていないメンバーの5人とか出ててもしようがないでしょ。
 監督は澤井新一郎。
 この映画は制限や条件が沢山あるだろうに澤井監督の苦労が忍ばれます。
 そしてあくまで「仕事」として割り切ったプロ魂には頭が下がります。
 この映画の良いところって上映時間が短いところだろうなあ。

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