「ダイ・ハード4.0」
たまたまそこにいたばっかりに、上司からマット・ファレルというハッカーをFBI本部まで連行するよう命令されたジョン・マクレーン。
たかだかFBIの本部に連れて行くだけだったのに、デジタル制御された全米のインフラ機能を襲うサイバー・テロの脅威に巻き込まれていく・・・・・・。
ブルース・ウィリスが刑事で護送するだけなの仕事が予想もしない事態に巻き込まれていく・・・・・・って、「16ブロック」と同じじゃん。
シリーズ4作目。
1作目が1988年だから、20年ぶりくらいの新作。
1作目の時も随分薄かったブルース・ウィリスの頭は、この映画ではすっかりマルガリータ状態で、ツルツル頭でニューヨーク市警の刑事だと、すっかり刑事コジャックである。
ジョン・マクレーンは1作目ではダメダメ刑事だったが、新作ができる度にスーパーマンぶりを発揮!
この映画は絶対に死なない奴というより、生きているのが不思議な状態!
とにかく大物量勝負で、この手の映画をお得意とする007シリーズが小規模に見えるくらいだ。
1作目のビルの中という密室状態で、普通のおっさんが知恵を絞って戦うという面白さはないものの、明るく楽しいアクション映画としてはOK。
逆に言えば別にダイ・ハードでなくてもいいんだけどね。
まあ、それ以前にシリーズの面白さであるレギュラーの登場人物もいないわけだし。
マクレーンの娘が出てくるのだが、これが結構妙齢。
え、どうしてこんなに大きい娘なの?と思ったら、20年前子供だったら、当然のことである。
この娘が親父顔負けの神経の太さというのが良い。
時代の流れか今回は敵はサイバーテロであり、当然、アナログ人間であるマクレーンはとても不利なのだが、これまでの黒人と同じように協力者がいる。
それが彼と対極にいるハッカーで、彼の仲間もいかにもな感じの奴だかりで、マクレーンとの衝突も見物だ。
敵の一味の女役!(マクレーンは女にも容赦なしだぞ!)でマギーQが、「M:i:Ⅲ」に引き続き、似た感じの映画に出演
しかし、彼女の出番って意外に少ないんだけどね。
監督は「アンダーワールド」のレン・ワイズマン。
面白いけど、ダイ・ハードだと思うと物足りない映画である。
« 「明日があるさ THE MOVIE」 | トップページ | 「吉祥天女」 »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 「A Film About Coffee(ア・フィルム・アバウト・コーヒー)」(2016.01.06)
- 2015年映画雑感(2016.01.05)
- 2015のダメ映画②(2016.01.04)
- 2015のダメ映画①(2016.01.03)
- 2015年日本映画ベストテン(2016.01.02)
この記事へのコメントは終了しました。
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 「ダイ・ハード4.0」:
» ダイ・ハード4.0 [映画] [mololog(モロログ) -映画レブーとかその他諸々]
★★★★★★★★☆☆ http://movies.foxjapan.com/d [続きを読む]
» 「ダイ・ハード4.0」これが見納め?だからこそ劇場へ行こう! [soramove]
「ダイ・ハード4.0」★★★★★満足オススメ
ブルース・ウィリス主演
レン・ワイズマン 監督、アメリカ2007年
参考人の青年を移送する仕事、
簡単に片付くと思ったが
これがまたハードな仕事に。
ありえない展開に突っ込みどころ多数あり
だけどそんな...... [続きを読む]
» 帰ってきた、ジョン・マクレーン!☆『ダイ・ハード4.0/LIVE FREE OR DIE HARD』☆ [honu☆のつぶやき 〜映画に恋して〜]
私が今までに観てきた中でのアクション映画ナンバーワンは『ダイ・ハード』
これまでに何度観たかわからないくらい、何度も何度も観てる。。。
それでも毎回ワクワク気分を味わえる、まさに最高傑作
その新作が12年ぶりに観れるとあっては、絶対に外すわけにはいかない
...... [続きを読む]
» ド迫力 ダイハード4.0 観てきました。 [よしなしごと]
2007年の本命映画の1つダイ・ハード4.0を観てきました。アクション映画と言うより、アクションコメディ?! [続きを読む]
コメント