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2007年5月 6日 (日)

「WXⅢ 機動警察パトレイバー」

Wx  この映画は賛否両論だろう。
 タイトルに「機動警察パトレイバー」と銘打っているにもかかわらず、肝心のパトレイバーはほとんど出てこないし、いつものレギュラーの登場人物は少ししか出てこないしキャラクターデザインも変わっているのでファンとしては納得できないだろう。
 さらには前回の1作目と2作目が熱烈なファンがいる押井守が監督であり、今回は監督が彼でないので、最初から評価が低そうである。
 だからといって映画としてつまらないかといえば決してそうではない。
 むしろ見た目の派手さを重視するアニメが多い中では、淡々とした描写の積み重ねでも緊迫感が出ている。
 怪獣映画としてはかなり良くできている。
  怪獣映画には大きく分けると2種類あって、怪獣がひたすら町中で暴れまくっている映画と怪獣がほとんど出てこない映画である。
 怪獣が暴れている映画はひたすら破壊の限りをつくすところにそのカタルシスがある。
 そして怪獣がほとんど出てこない映画は怪獣の存在を解明していく面白さがある。
 普通はこの2つを微妙に織り交ぜることにより出来が変化してくる。
 怪獣が街中で暴れているだけだとドラマがないとかただのプロレスだと言われ、子供には評判がいいが大人には良くない。
 怪獣の存在の解明を中心とすると、大人には評判がいいが子供には不評である。
 本来はこの2つの要素がほどよくミックスされているのが良い。
 「WXⅢ」は後者の方の面白さを狙っており、レイバーと怪獣の戦いを期待すると肩透かしだが、「人狼」のような雰囲気の「怪奇大作戦」的な怪獣映画として観ると面白いだろう。
 話は漫画版の「廃棄物13号」を元にしている。
 漫画版は7巻~10巻くらいまで続く長い話で、当然第2小隊が中心となって活躍する。
 しかし、映画は第2小隊はとりあえず義理で出ている程度である。
 とりあえずは昔からのファンへのサーヴィスもあった前2作に比べて、今回はファンを完全に無視状態。
 パトレイバーにすると金を出してもらえるし観客動員も期待できるからというのが大人の事情だったりするかもしれない。
 自分的には登場人物やお約束を踏まえつつも傑作を作り出すというのも制作側の醍醐味だと思っている。
 そんな条件の元に作られた作品の中には傑作もあるからだ。
 だからTVアニメの映画化だからといて、間抜けな評論家みたいに頭から馬鹿にしたり否定したりはしない(つまらない作品は何やってもつまらないが・・・…)
 「WXⅢ」はかなり面白い作品だと思う。
 普通のアニメであれば、動きや状況説明を絵で見せるために、セリフで説明してしまうところだが、この映画に関しては、セリフは極力少なくなっており、絵で見せるということに徹底している。
 全編あまりにも客観的すぎて登場人物の誰にも感情移入はできない。
 逆にいえば誰にでも感情移入することができるという面を持っているのだが、この手法は下手すると大変散漫なものになり失敗してしまう確率が高い。
 しかし、この映画は成功している方であるといえる。
 実写でも十分いける話であるが、高層ビルと川の構図などは、実写でなくアニメならではであったり、最後唯一出てくる夏の青空も実写で不可能ではないのだが、アニメだからこその青空ではないかと思ってしまうのだ(←考えすぎか?)
 できれば4作目も作ってほしい。
 その時はもっと違う手法と演出を希望!
 基本的にはパトレイバーさえ出ていればなんでもOKですよね?>バンダイさん
  

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