2016年1月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ

« 「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」 | トップページ | 「神童」 »

2007年5月18日 (金)

「RED SHADOW 赤影」

Akakage  「バトル・ロワイアル」を観にいった時に一番驚いたのは「赤影」の映画化の予告編である。
 「赤影」といえば1967年~1968年にTVドラマ化された特撮忍者物で、一応、木下藤吉郎や織田信長の名前が出てくるのでその時代だと思われるが、時代設定は記号程度でしかなく内容は空飛ぶ円盤は出てくるし、ロボットは出てくるし、怪獣は出てくるしといった感じの何でもあり状態で、赤影自身が、髪形がポマードで固めたリーゼントにSMクラブの女王様のようなマスクをしているくらいである。
 TVドラマの中で赤影が卍党に向かって「怪しい奴だ」と言ってたがどう考えてもお前の方が怪しいと心の中でツッコミを入れている人も多かったはずだ。
 さらに言えばこのドラマの特撮は当時観てもかなりチープで、「ウルトラマン」とかの円谷プロの特撮を観ていた当時の子供から観てもその差は一目瞭然である。
 それでも皆が観ていたのは、当時観るものがなかったという身も蓋もない答えもそうだが、なんでもありの内容にセンス・オブ・ワンダーを感じていたからだろう。
 その「赤影」を今映画化するとなれば一体どうなるんだろう?
 今の技術を持ってすれば千年竃ももっと迫力あるものになるだろうし、ギヤマンの鐘ももっと洗練されたデザインになるはず。
 期待してしまうのは当然だろう。
 しかし、公開が近づくにつれ不安の要素も大きくなってくる。
 何しろ監督がむやみやたらと過剰評価されている中野裕之で、予習も兼ねて観た「Streo Future」があまりにもひどかったので不安になってくる。
 そんなわけで不安の方が大きい「RED SHADOW 赤影」だが、あまりにも世間の評判が悪い「パール・ハーバー」同様、ボーダーラインを低くしすぎたせいか思った以上に悪くなかった。
 むしろ自分の中で大変評判の悪い中野監督の中では一番ましな作品となっている。
 以前の作品「SFサムライ・フィクション」よりも遥かにテンポが良くなっている。
 それはほとんど全編鳴り捲っているBGMと編集のテンポがうまく融合しており、ビデオクリップ屋出身の映画監督の効用がやっと出てきたと思う。
 この「赤影」はTVドラマとは別物になっていると思うが、一応ほんの少しだけTVの要素も入っている。
 前半と後半がかなりテンポが違っており、特に後半は少し失速気味である。
 赤影はSMの女王様みたいな仮面をつけてないのが賛否両論だと思うが、まあ個人的にはつけてほしいけど、なくてもいいかなあてな感じ。
 くノ一の麻生久美子(B80-W59-H83)は格好がちょっとボンテージ入っていてちょっと萌え!
 あの格好でアクションはやっぱりいいよね。
 お姫様役に「ブブカ」の写真騒動でお馴染み奥菜恵(B80-W59-H88)。
 彼女の一本調子な話し方は「隠し砦の三悪人」の上原美佐を思わせるものがあって個人的には悪くないと思う。
 竹中直人は白影にはぴったりだと思うのだが、一人芸をやりだすとダメで、抑えた演技に徹底させるべきである。
 前にも言ったがこの映画は自分のボーダーラインが異常に低いので、こんなものだと思っている。
 しかしあえて言うなら結局、ニュー時代劇だとか言っても本来は昔からの時代劇を基に昇華していくべきであり、特に「赤影」は今復活させるのであれば、TVドラマのなんでもありの状況をもっともらしく映像化することが大切である。
 例として一番わかりやすいのは「バットマン」である。
 「バットマン」はTVドラマはどうしようもなくチープでなおかつ苦笑するような話展開である。
 しかしながら、それでも全編センス・オブ・ワンダーにあふれてはいたのでファンがいるのだと思う。
 そしてティム・バートンで映画化した時、TVの雰囲気を昇華して見事に映像化していた。
 当時、初めて「バットマン」の映像を観た時、昔のTVドラマを知っている人達は驚いたはずだ。
 あの鼠色のタイツのバットマンが洗練されかっこよくなっているからだ。
 あの陽気なコメディタッチは影をひそめ、コミックスのダークな雰囲気をかもしだしている。
 もし今「赤影」を映画化するのであれば「バットマン」のようになるべきではなかったか?
 やはりTVドラマをもっともらしく今の技術を持って映画化するべきだったと思う。
 そうでないともともとマイナーなドラマなので今の子供はまるで知らないし、唯一知っている世代がある程度納得したり共感したり、懐かしさに浸ったりすることができなければ意味がない。
 せっかくの50周年記念作品なのにこれじゃあまずいんじゃないの?>東映さん
 自分はTVシリーズの金目教や卍党の話をリメイクしてほしかったなあ。

   ↓↓↓↓参加しています↓↓↓↓
   

« 「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」 | トップページ | 「神童」 »

「映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/185540/15110143

この記事へのトラックバック一覧です: 「RED SHADOW 赤影」:

« 「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」 | トップページ | 「神童」 »