「あかね空」
京から江戸に移った豆腐職人が深川育ちの娘と力を合わせ、大通りに店を構えるまでを描く話。
原作は山本一刀だが、自分は未読。
いや、正直ベタな話なんだけど、妙に演出のテンポがいいのと、出演者の演技で一気に見せてしまう。
特に内野聖陽は豆腐屋と賭場の親分の二役なのだけど、すいません、最後まで気がつきませんでした。
あはははは、アホで~す。
だけど、彼の演技力がこの映画を左右するといっても過言ではないし、見事成功していると思う。
豆腐屋の嫁役の中谷美紀(B85-W58-H87)は髪形のせいか妙に頭が大きく見えてしまうし、若作りに無理があったが、年とった役では違和感なし。
あと、久しぶりに見たよ>岩下志麻(B85-W58-H87←「秋日和」出演時)
話も行方不明になった子供が豆腐屋かと思わせといて実は・・・・・・という話展開も途中で予想できるが悪くない。
また無理無理なこじつけではなくて、色々な形での「縁」というのが描かれていて、あとでじんわりと染みるものがある。
基本的にこの映画って目茶苦茶悪人がいなくて、一応悪者の中村梅雀演じるライヴァルの豆腐屋もどこか憎めないところがある。
ただ、残念なのは、中谷演じる豆腐屋夫人が長男を溺愛する理由というのがあっさり描かれており、実はそこをもっと描かないと彼女が長男のことになるとヒステリックになる理由が伝わらないし感情移入ができない。
結婚に至るまでの見せ方はくどくなくてうまいと思ったのだけどね。
この映画の見所の一つである江戸の町の再現は凄いのだが、時々いかにも合成しましたといわんばかりの場面が出てくるのが惜しい。
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