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2007年4月19日 (木)

「舞妓Haaaan!!!」

Maikohaaaan_1  これは予想以上に面白い!
 予告で、堤真一がお茶をかけられて、随分してから熱がるというシーンに声を出して笑ったが、本編はそんなものは、ほんの一部だということがわかった。
 本編はそれ以上に笑いっぱなし。
 今、この時点では、自分の観た今年の日本映画ではいきなり上位に来てしまう。
 サラリーマン鬼塚公彦(阿部サダヲ)は、京都・祇園の舞妓と野球拳をしたいという夢を持っている。
 京都支社に転勤(実は左遷)を機に、恋人を捨てお茶屋デヴューを目指すが、「一見さんお断り」などの決まりがあるため思うようにいかない。
 しかし、彼の会社の社長がお茶屋の常連で仕事で実績を上げれば、お茶屋に連れて行ってくれるといわれ俄然張り切りだす・・・・・・。
 主人公の舞妓好きという設定が普通でないため、全く先が読めないのだが、実際映画も予想もしない展開になっている。
 あまりにも調子のいい展開は、無責任シリーズを思わせるものがある。
 そう、この映画は昔懐かしの東宝サラリーマン喜劇を現在に復活させてしまったのだ。(ミュージカルシーンだってある)
 また京都の観光映画としても屈指のできで、あまりにも露骨に徳島県の後援がわかる「眉山」よりは遥かに良い。
 そしてわかっているようでわかっていない芸者のシステムもわかりやすく説明されており、世に中に舞妓さんと野球拳をしたいと思う人がどれくらいいるかわからないが、この映画を観ていると、野球拳をやってみたいなあと思えてしまうから不思議だ。
 脚本が宮藤官九郎なので、マニアネタと小ネタが満載なのだが笑わせるだけでなく、きちんとしめるとことはしめていて、主人公の恋愛三角関係やその他の人間関係も意外に最後はホロっとくるものがある。
 監督は水田伸生・・・・・・って誰?と思ったら「花田少年史 幽霊と秘密のトンネル」の監督だった。
 あの作品は賛否が分かれるが、自分は結構好きだ。
 確かに特撮レヴェルは高くないが、「HINOKIO」もそうだが、あれが松竹の特撮クオリティだよ。
 主演の阿部サダヲは脇役で光るので主役はどうかなあと思ったが、作品を選べば大丈夫だということが発覚!
 彼のライヴァルでお座敷遊びの常連のプロ野球選手に堤真一。
 彼が喜劇に出るのはSABU監督の作品以来ではなかろうか。
 自分も舞妓になってしまう主人公の元カノ役に柴咲コウ(B76-W58-H83)。
 彼女の年齢で舞妓は、人妻なのに美少女と言い切ってしまう「美少女戦麗舞パンシャーヌ」くらい無理があるのだが、映画を観るとそれなりの理由はきちんと用意されている。
 主人公の会社の社長役は伊東四朗なのだが、自らが出演している「THE有頂天ホテル」ネタは笑える。
 その他にも脇で生瀬勝久やMr.オクレなど、手堅く笑える俳優が出演!
 古くからお座敷遊びをしているご隠居役で植木等が出演しており、おそらくサラリーマン喜劇のOB的な特別出演なのだが、これが遺作になってしまった。合掌!
 エンディングの歌のグループ魂に柴咲コウが”『お・ま・え ローテンションガール』もOK!
 というか、この後に公開される「そのときは彼によろしく」も柴咲コウが歌っており、もはや女優よりも歌手の方が向いているのではないかと思われる。
 とにかく最初から最後まで盛り沢山の2時間なので必見!
 
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本日 (5/6日) 発売の‥ 【GyaO Magazine(ギャオマガジン) 6月号】 USENが出版している~ 若い人のための (10代後半~20代の男女) 総合情報誌みたいです。 ‥で、インタビュー受けたのォ! 元舞妓として。 #いぇ~ぃ♪ ぶぃっ!! (※この画像は、インタビューに回答した記事と、 何ら関係ありません・汗) 阿部サダヲ&堤真一&柴咲コウがトリプル主演で、6/16日~公開... [続きを読む]

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