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2007年3月25日 (日)

「善き人のためのソナタ」

Yokikotokana  1984年、東西冷戦下の東ベルリンで、シュタージ(国家保安省)局員のヴィースラーは、劇作家のドライマンと舞台女優である恋人のクリスタが反体制的であるという証拠をつかむよう命じられる。
 しかし、監視するヴィースラー自身が彼らの生き方に影響を受け、自分自身が変えられてしまうのだった・・・・・・。
 昔、「サザエさん」で植木屋(だったか?)が、仕事先の家の人とベッドのセールスマンの話を聞いて、自分がベッドを買ってしまうという話があったが、この映画は正にそれである。
 「この曲を本気で聴いた者は、悪人になれない」と予告編であったので、もっと曲が重要なのかと思いきや、意外にも映画ではそれ程前面に出ているわけではない。
 「壁に耳あり障子に目あり」という言葉があるが、今や壁に盗聴器ありの時代である。
 1984年という時代設定がジョージ・オーエルの「1984年」を意識したところもあるのかなと思ってしまう。
 上映時間は138分と長いが、全く飽きさせないし緊張感がある。
 映画の最後の主人公の「わたしのためのものだ」のセリフ(状況は映画を観て確認してね)には感動した。
 よくよく考えてみると若い人には随分昔のことかもしれないが、自分は1984年はそんな大昔のイメージではなく、ちょうどその前の年に公開された「007/オクトパシー」でも東西ドイツが出てきたし、「エロイカより愛をこめて」のエーベルバッハ少佐もソ連や東ドイツを相手に冷戦の真っ最中で、まさかあの当時、ソ連が崩壊してベルリンの壁がなくなるとは誰が想像しただろうか?
 ただその時でさえもシュタージについては話題になっていなかったのは、当時としては誰も語れなかったからかもしれない。
 今、やっと語れることができるのは大変なことなんだろうなあ。
 監督はフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルクで、なんとこれが初監督で33歳。
 そんな若くてこんな重たい作品を演出しているのが凄い。
 ドライマン役のセバスチャン・コッホが、気を抜くと顔がスティーブン・セガールに見えてしまう。
 アカデミーの外国映画賞をもらうのもわかるような気がする。
 ただ、ハリウッドでリメイクというのは勘弁してくれ。
  
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