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2007年3月15日 (木)

「千年の恋 ひかる源氏物語」

Senennokoi  東映という会社は、誰がこんなもの観るんだ?というような映画を作ることでは、ブロックブッキングをしていた頃の松竹といい勝負だったが、松竹がそれをやめてから他の追随を許さない。
 その最たるものがやはり「北京原人」で、この企画で映画を作らせた奴ってある意味凄く商売がうまいのではないかと思ってしまう。
 そして2001年は東映の50周年記念ということで、記念映画が目白押しだったのだが、ど~かんがえても普段公開される映画より遥かに面白くない企画目白押しだった。
 そして「千年の恋 ひかる源氏物語」だが予告編を観ただけでトホホな展開で、東映はどう考えているか知らないが、間違いなく多くの人はこの映画を観たいとは思っていないはずだ。
 50周年記念ということで文芸色の強いものを作ったのだろうが、やはり「笛吹童子」を今の技術で映画化し昔の作品と比較するとかもっとやり方はあったはずで、この当時、「伊能忠敬」「千年の恋」「化粧師」と時代劇3連発で、予告編を観て面白くなさそうなのはちょっとまずいと思う。
 かといってあきらかに傑作の「GO」があまりかんばしくなかったというのも残念でならない。
 そうはいいながらも明らかに面白くなさそうな「千年の恋」を観にいったのは、自分が大和和紀の「あさきゆめみし」を読んでいたからに他ならない。
 「あさきゆめみし」「日出処の天使」「ベルサイユのバラ」は人間関係から歴史背景まで一気に頭に入る傑作漫画で、普通「源氏物語」なんかまず原書では読まないし、飛鳥時代やフランス革命はまず試験勉強以外で興味は持てない。
 ところが、これらの漫画を読むと背後関係をもっと知りたくなって相当勉強してしまうのだ。
 「ベルばら」全盛期の時に歴史のテストで女子が高得点を取ってしまうのも実はそこらへんに要因があるのはいうまでもない。
 「源氏物語」は「あさきゆめみし」がある程度極めているので、漫画に関してはあれ以上のものは出てこないだろう。
 しかし、映画はどうか?
 ここ最近で自分が観た映画ではピアスをはめている光源氏が出てくるアニメだが(相当前の話だと思う)大変できが悪くこれは問題外である。
 自分は公開2日目の日曜日の昼に劇場に行ったのだが、思った以上に人が入っているのに驚いた。
 やっぱり「源氏物語」は人気があるのかと思った。
 そして、映画とタイアップしている朝日新聞や福井県などのCMをえんえんと見せられた後、やっと映画がスタートする。
 話は紫式部が彰子に「源氏物語」を話して聞かせると言う形をとっている。
 子供に「源氏物語」を聞かせるのは、今でいうところのエロ小説を語るみたいなものである。
 もともと長い話をどうやって演出するのか興味があったのだが、映画は紫式部が一気に話してダイジェストにしている。
 だからきめ細かな演出はなく話に合わせて絵作りをしているような形となっている。
 そして最後は紫式部と紫の君が同調するという展開!
 やりたいことはわかるのだが、伝わらない。
 何しろ登場人物の心情も本人が言葉で話してしまうのだからわかりやすい反面情緒も何もない。
 それにどういうわけかこの映画は引きの画面が多く、人の判別が同じような格好ばかりで難しい。
 ひょっとしてTVは顔のアップが多いが、映画は引きの画面を多用しようという目論見か?
 もしそうだったら極端すぎるっちゅうの。
 そこらへんはうまくやって欲しい。
 光源氏役に天海祐希(B88-W58-H88)が扮している。
 これは宝塚的効果を狙ったものだろう。
 この試みはなんとか成功していると思う。
 個人的にはミッチーこと及川光博がいいかなと思っている。
 紫の上の常盤貴子(B83-W58-H86)は明らかにキャスティングミスで、どうみても大事に光源氏が育てたとは思えない程俗っぽい。
 細川ふみえ(B91-W58-H87)の明石の君も明らかに違うと思う。
 しかし、細川よりも問題なのが松田聖子(B80-W57-H83)で、彼女が扮する揚げ羽の君は「源氏物語」に出ていないどころか、映画の話筋にも関係なく、画面に登場するといきなり歌い出してミュージカル状態で、一体何故彼女の役が必要なのかわからない。
 映画が終わった後、自分の後ろの席の女性2人が「松田聖子ってなんだったの?」と言っていたが誰でもそう思うだろう。
 結論から言うとこの映画は果てしなくダメな映画で「北京原人」の次くらいの駄作である。
 さらに上映時間が2時間23分というのも我慢の限界を越えてしまう。
 同じ平安時代が舞台でも、東宝では「陰明師」が大ヒットしており、どうしても比較してしまうのだが、やはり東映の企画力はまるでないと思う。
 何度も同じ失敗を繰り返し、誰が考えてもダメだなと思う企画が通って全国公開されてしまう。
 こんな企画に大金を投入してしまう東映ってやっぱり凄いよ。
 せいぜい100年目目指してがんばってくれ!
 
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