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2007年3月17日 (土)

「ファイナルファンタジー」

Photo_45  1960年代の「キネマ旬報」で手塚治虫先生が21世紀はロボットが俳優の替わりをするだろうとか言っていたが、いざ21世紀になってみると人間型ロボットはやっと二足歩行するのが精一杯で、アイボが出てきたくらいである。
 もちろん21世紀は後90年以上残っているのでこれからどうなるかはわからないが、少なくともアトムが生まれる年が来ても俳優のロボットは出てこないだろう。
 その代わり手塚先生も想像しなかった分野が異常に発達している。
 それがCGだ。
 「ファイナルファンタジー」は3年の歳月と150億円以上の費用をかけて作ったフルCGアニメだ。
 この雰囲気は昔どこかで味わったことがある。
 そう、「トロン」が公開された時が正にこんな感じだったのである。
 「トロン」と「ファイナルファンタジー」。
 この2作品に共通するのはコンピューターを駆使して製作、そしてどちらも作品的には面白くないことだ。
 確かに「ファイナルファンタジー」のCG技術は素晴らしい。
 とうとうここまで来たかという感じである。
 「ゴルゴ13」のヘリコプターが斬新だと言われていた時と比べたら雲泥の差である。
 しかし、この映画を観て思ったことは技術はあくまで表現の手段でしかなく、映画の善し悪しを決めるのは脚本と演出だということだ。
 おそらく多くの人達がこの映画を観てその技術には驚くだろう。
 しかし、それだけなのである。
 例えば3年かかって150億円以上も投入してこれか?
 これだったら同じ金額でもっと安くて面白い映画ができるのではないか?
 おそらく多くの人が期待したのはCGを使うことによっての新しい表現方法であったり新しい可能性であるはずである。
 今回の映画がフルCGなのに破格の値段でできてしまったらそれこそ革命であろう。
 しかしCGでできた人間は良くできているが、まだ少しぎこちない。
 特に主人公が他の登場人物に比べてぎこちないのは致命的だ。
 おそらくプロデューサーの中には「これだったら手間を考えると人間の俳優を使った方が安い」と思うだろう。
 話だって「エイリアン2」と変わらない。
 「エイリアン2」ほどの手に汗握る展開であれば良いがそうではなく、もしCGで制作したという売りがなければB級SF以下である。
 日本のアニメはリミテッドでも表現方法や世界観の構築の仕方は極めていて世界一の水準である。
 その技術をもっと取り込めば映画としての面白さは更に出たはずである。
 本当に口惜しい映画である。
 これを強く痛感したのは本編前の「シュレック」の予告で、どう観てもこちらの方が面白いし、CGの使い方や表現の仕方がうまいからで、正直「ファイナルファンタジー」のどこがどう凄いのかがわからなくなってしまう。
 「ファイナルファンタジー」より遥かに安くせこいCGだが昔WOWOWで放送していた「VISITOR」の方が話は遥かに面白かったと思う。
 「ファイナルファンタジー」は技術は凄いが話が面白くないし、「VISITOR」は話は面白いのに技術はないし、世の中うまくいかないものである。
 
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