「偶然にも最悪な少年」
誰しも思うこと「偶然にも最悪な少年」じゃなくて「偶然にも最悪な映画」でしょ。
実はこの映画に関して全く情報なしで観にいったので、東映の映画であることも上映が始まるまで全くわからなかった。
何しろ当時住んでいるところは田舎なので直営館といういのがなく、シネコンで一緒くたに上映するので東宝と東映の予告編が同じスクリーンで観ることができる無節操ぶりで、それも上映する映画オンリーなので当然、東宝ムービーニュースとか回数こなすうちに徐々に全貌が見えてくる予告編なんかは当然上映しない。
ここがシネコンの辛いところだが、上映設備が良いのと立ち見がないのを当たり前ながら重宝している・・・・・・いや選択の余地がないだけかもしれない。
最初、渋谷でたむろしている若者(馬鹿者)の映画化と思いきや、主人公が「僕、韓国人なんです」とか言い始めて、あ~またかあと思ってしまった。
もうこの問題はいいって。
まあ東映だからなあ。
「キネ旬」を始め各賞を総なめにした「GO」みたいな映画を狙ったのか?
「GO」の主演の窪塚を使って「凶気の桜」を作ったのにイマイチだったので、今度はもう一度在日にスポットをあてた映画を作ろうとしたのかなあと勘ぐってしまう。
東映って本当に二匹目のドジョウが好きなのに二匹目がいたことがない。
これほど胸糞が悪くなる映画も久しぶりで、主人公が韓国人であるとして何がどうなのか、自殺した姉ちゃんの死体を博多から韓国に運んでど~するの?とか物語の肝になるところが全く描けてないのでよくわからない。
ここらへんは制作側だって百も承知であえて描いてないと思うし、要はそこらは適当に想像して下さいよてなところだが、伝わらないなあ>少なくとも自分には。
つうかね、主人公が頭悪い設定かと思ってたよ。
もっともこの映画ではより優雅に「壊れている」と呼んでいるがね(←カリオストロ伯爵かよ?)
あれじゃあいじめたくなる奴の気持ちわかるよな。
あと姉ちゃんの死体を運ぶんだけど、あれは絶対に死体を知らないと思うぞ。
自分の親戚が死んだ時に葬儀屋がドライアイスをつめなかったら臭いが半端じゃなくて、棺を覗き込んだ人が臭いで吐いてしまったんだよ。
いやまじで。
だからいくらなんでも死体のそばにず~っといることは難しいって。
それに死体と一緒にいる神経がよくわからん。
出演者全員が頭いっちゃってるからというのもあるかもしれないが(より優雅に「壊れている」・・・・・・もうええっちゅうの)、自分は滅茶苦茶違和感ありまくりだ。
それよりあの臭いを思い出すだけで酸っぱいものがこみ上げてくる。
それに姉ちゃんを韓国に持っていく意味がわからん。
お、これと同じようなことを考えた映画あったなあ。
ピザを九州まで運ぶ「GO!」(「GO」ではない!がつく)とかいう映画 ラストの警官の発砲も何がなんだかわからないし、銃を使うかな?普通。
姉ちゃんと主人公が近親相姦って、ネットの情報で初めてわかった。
つうかあの表現じゃわかんねえって。
あと必要以上に音楽がうるさい。
まあこんなもんでしょ・・・・・・じゃねえぞ。
やっぱりこういう映画を面白いといえるのが若いってことかもしれないけど、自分の中では2003年のワースト10には軽く当確!
出演は市原隼人と中島美嘉(B80-W57-H80)という今考えるとそれなりに有名なのだが、公開当時は中島美嘉を知らずに、かなり目つきの悪い奴だなあと思っていたのも、今となってはいい思い出だ。
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