「夜の哀しみ Living in Shadows」
「海辺の嫁さんは旦那が遠洋漁業にいってるから欲求不満が溜っているので、すぐにやらせてもらえるよ」
そんな噂を真に受けて某漁港に行ったら、ばあさんばっかで妙齢の女性がいないことが発覚!
結局、サザエ丼というサザエが3個ご飯にのっている意味不明な物だけ食べて帰ってきた中学生っておそらく各都道府県には最低2人はいると思うけどなあ。(え、自分だけ?)
「夜の哀しみ」はまさに中学生の妄想を映像化したような話である。
また三浦哲郎が原作なので文学的雰囲気も漂っているので、ポルノはちょっと抵抗のある中学生も大義名文ができるから安心!
少なくとも夜中に放送されていたら、中学の自分なら絶対に観ると思うな・・・・・・っちゅうか絶対に観ていると思う。
主役は平淑恵(B82-W58-H88) 。
一応映画の中では35歳の設定なのだが、絶対にこれはミスキャストでどう考えても50前にしか見えない。
例えていえば人妻ヘルスで働く一番年配の方みたいな感じである。
だって年齢の近い設定の友達役の涼風真世(B81-W58-H82)なのだが、どっから見ても涼風の親に見えるくらいなのだ。
話はいきなり「淫乱の意味って知ってる?」とかいうまるで「俺の空」で安田一平が先生に「セックス教えてください」とか言っているような展開でスタート!
それまでに近所の婆さんがたき火でもやしているエロ雑誌で「淫乱」という言葉がアップになったり、砂浜に淫乱という言葉を書いて波に消されたりして盛り上げる。
夫が出稼ぎに言っている彼女は入院している女友達の家に言ってと友達の夫と肉体関係になったりしてまるで絵に書いたような展開!
正直期待していた程濃厚なエロシーンはなく、これが深夜に放送されていたら最初の1時間で寝てただろう。
ところが後半のとんでもない展開で、主人公は浮気しているところを自分の子供に見られてしまう。
子供はそれをネタに好きなものを買ってもらう(子供のやることではない)
金がなくなるので愛人になる。
ところが愛人は心臓が弱く死亡!
それどころか毎月もらっていた10万円は彼の金ではなく会社の金を使い込んでいたのだ。
証拠隠滅に死体を焼いてしまう。
協力してくれたばあさんも昔自分の夫を殺している過去ありであることが発覚!
「いや~自分もあんたと同じ年齢で旦那を殺して埋めたよ」(大意)とまるで誰でも通る道みたいなアドヴァイスしている始末だ。
主人公はなぜか病気になって血を吐いている。
病気だから当然仕事をやめるのだが、「金を稼げ」と子供になじられ子供の首を絞める。
最後は海にで入水自殺を思わせる展開で終わり!
トホホ、なんじゃこりゃあ。
もうギャグにしか思えない。
主人公がここまで不幸だと笑うしかない。
別に馬鹿にしているわけでもないのだが、主人公の切実さが伝わらないから仕方ない。
淫乱というならエロ映画並みにはめまくっているか、もっと深く掘り下げるかしてくれないと辛い。
しかし、青森県の深浦町や岩崎村、鯵ヶ沢町、五所川原市などが町を上げてバックアップした映画が「淫乱とは何か」ではまずいだろう。
おそらく名古屋での「アイコ十六歳」や博多での「ちんちろまい」とは盛り上がり方は違うと思うわけだが、地元では盛り上がったのだろうか?
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