「世界最速のインディアン」
このタイトルを聞いて、アンソニー・ホプキンスがアメリカ原住民を演じる映画だと思った人は北半球に最低5人はいると思うし、このネタでHPやブログを書いている人は相当な数になるんじゃないかな?
インディアン・スカウトというバイクを40年以上もかけて改良を続け、63歳にしてニュージーランドからアメリカへ渡り、世界最速記録を打ち立てた伝説のライダー、バート・マンローの実話を映画化。
アンソニー・ホプキンスといえば変質者しか演じていないイメージがあったので、この映画のあまりにも健全な爺ぶりには最初ちょっと違和感があったのだが、すぐにハマリ役だと感じた。
いや、むしろ物凄くかっこよくて、将来はこんな年の取り方をしたいと思うくらいだ。
船便で運んだバイクの箱が破損したり、せっかく来たのにレースに出ることができなかったりして、トラブルが多いのだが、拍子抜けするくらいあっさりと解決してしまう。
基本的にこの映画の登場人物は悪者がいない。
これに対して疑問を持ってしまうと、この映画は大変つまらないものとなってしまう。
しかし、自分はこれはこれでありだと思うし、逆に何かとえげつない展開が多い中で、こういうのも必要だと思うぞ。
一度勝負した暴走族(?)の兄ちゃん連中が、主人公がアメリカに行く時に見送りに来てくれるところに自分は感動した。
これが「タイマン張ったらダチ」ってやつか?
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原題:The World's Fastest Indian
バイクに乗らなくなって何年か経つけど、心地良い振動と、文字通りに一体となって風を切り裂いていく、あの素晴らしい感覚が、心臓の高鳴りと共に甦る・・
バイクでは随分と危険な目にも会い、常にスリルと恐怖さえも同居してたように思... [続きを読む]
» 世界最速のインディアン [PLANET OF THE BLUE]
この映画のタイトルだけを聞いた時、
「なんじゃそりゃ?」
て思ってたんですけど、内容はいいものでした。
監督・脚本・製作 ロジャー・ドナルドソン
出演 アンソニー・ホプキンス 他
〝インディアン〟とはバイクの名前のことです。
これを知らないと、タイトルだけ聞いてると、見る気が起きないですよね^^;
1000cc以下のクラスで世界最速記録を持つ、
バート・マンローという実在する人物の物語。
ニュージーランド出身の彼が、アメリカ、ボンヌヴィルの、
ソルトフラッ... [続きを読む]
映画評とは関係ないんですが
インディアンフルートまでネイティブアメリカンフルートと呼ばれてるので、インディアンて
使用禁止語になったのかと思ってたら
そうでもないんすね。
投稿: 砂野 | 2007年2月13日 (火) 08時03分