「式日」
「新世紀エヴァンゲリオン」は空前の大ヒット作だが、どうしても 話題が後半の話が壊れた方に集中しており、そのせいかドラマも漫 画もアニメも中途半端でも十分いけるという風潮が出てきて困ったものである。
だが自分に言わせれば「エヴァ」は前半のきちんと話が成り立っている時が一番面白く、後半の話がきちんと収まらなかったのが残念でならない。
もちろん収まっていれば映画版はないわけだし、あそこまでのブームはなかったかもしれない(正直よくわからんが)
「エヴァ」の監督である庵野秀明の名前は一気に有名になり、彼はアニメだけでなく「ラブ&ポップ」という実写映画も監督してしまう。
個人的に「ラブ&ポップ」は嫌いではないのだが、映画の雰囲気は完全に「エヴァ」の後半のノリであり、好きな人はいいかもしれないが、こればっかりだと飽きてくる。
そして「式日」である。
ああああああ、す~っげえつまんねえ。
もう真剣勘弁してほしいなあ。
正直こんなぐちゃぐちゃとした話、本当に面白いか?
こんなクソつまらない話が128分の上映時間だよ。
こんなの1時間以内にまとめろよ。
自分が藤谷文子(B82-W57-H85)のファンじゃないからつまらないのか?
確かに自分はファンでもなんでもないよ。
だけどこの映画観てると好きになるどころか嫌いになっちゃうよ。
今時、不思議少女の話なんかどうでもいいっちゅうの。
岩井俊二もわけのわからない映画なんか出てるなら、映画撮れって。
大体いつまでも太明朝の文字や林原めぐみ使っててても仕方ないだろう。
まあそれがないと「エヴァ」系のファンの取り込みができないというのもわからんでもないんだけどね。
この映画でやっていることって、今関あきよしとやってること同じだと思うわけ。
岩井俊二が扮するカントクの持っているデジカメが今関あきよしだと8ミリカメラになるだけなのだ。
作家性を全面に出したといえば聞こえはいいが、自己中心な作品が多すぎる。
好きな人はそれでいいけど、自分はいかにもな作風でなく、わかりやすくて面白い作品を求める。
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