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2007年1月 5日 (金)

「モーニング娘。新春!LOVEストーリーズ」

D110476084  正月のテレビ番組が面白くない。
 正月中で一番面白いのがニュースというのが情けない限りで、早く通常放送に戻って欲しいと思うのは自分だけはないはずだ。
 2002年の正月番組で自分が唯一気合いを入れて観たのが「モーニング娘。新春!LOVEストーリーズ」である。
 モーニング娘。が送る3本のラブストーリーで「伊豆の踊り子」「はいからさんが通る」「時をかける少女」をドラマ化する。
 この3本はいままで映画やドラマ化されたお馴染みの作品で、映画ファンとしてはどのように映像化しているかが気になるところである・・・…ってそんなもの全然どうでもよくてモーニング娘。が出ているから観るだけで、彼女らが出演していなかったら絶対に観ていない。

「伊豆の踊り子」

 原作は言うまでもない。
 この話に出演するモー娘。のメンバーが後藤真希と保田圭、辻希美。
 ゴマキはかわいい。
 保田は「ハロモニ」のコントのおばあちゃんが若くなったような感じで、主人公の友達で売られていく娘を演じている。
 意外にここが泣かせる最大のポイントで、保田はこのドラマでは助演女優賞物の美味しいところを持っていっている。
 辻ちゃんが結構かわいく、またドラマの中では結構熱演である。
 ゴマキの憧れる学生役が小橋賢児で、格好がどこから見てもおはスタ番長であるところに子供にも気を使っていると思われる(←考えすぎ?)
 また脇を固めているのが2時間ドラマの女王・片平なぎさで、主人公の恋路を邪魔するいやな奴なのだが、すっかり社会人になった今は彼女の立場もわからんでもなし。
 時間が短いのでえらくコンパクトにまとめているのだが、おそらくこのドラマで狙っているのが「初恋のきた道」で、そういえば音楽もそれっぽい。
 正直そんなに悪くなかったと思う。
 

「はいからさんが通る」

 モー娘。が出ているとか関係なしに原作のファンで、TVアニメだって今のBSじゃなくてリアルタイムで見ていたし、宝塚のTV舞台劇だって見てたし、南野陽子の映画だって見にいったものである。
 しかし、アニメはいくら裏が「宇宙戦艦ヤマト2」で視聴率が取れなかったのが原因かどうか知らないが話途中で終わるならまだしも、前半が最終回の1話の話の前半で、後半が最終回の後半になっているので、わけがわからない展開だった(ひょっとして放送事故か?記憶違いだったらすいません)
 宝塚のTV舞台の方は、舞台というと吉本新喜劇しか知らなかったのでかなり違和感があったことを覚えている。
 何しろ宝塚は女が見るものだと当時は思いこんでいたので。
 若かったんだなあ>自分
 南野の映画は、あの長い髪を切ったというのが最大の話題であったが、映画は結構ムチャありすぎで、まあ「ビーバップ」の同時上映だし、当時は南野さえ出ていればなんでもいい時代だったのだ。
 「はいからさんが通る」は原作が壮大なので映画で納めるのは「ロード・オブ・ザ・リング」を作るくらいの気合いが必要で、やっぱり朝の連ドラでじっくりやってほしいものである。
 それなのに2時間24分の枠の3本立てのドラマの1本ということは正味1時間ないわけで、そんな短い時間で全ての話を納めるのはハリウッド映画で1,2を争う脚本家でも不可能である。
 そうなると最初から完全な話は期待できないわけで、注目はキャスティングと一体どこまでドラマ化するのかである。
 紅緒役が石川梨華で、これがかわいいんだ。
 相変わらずアニメ声なんだけど、それがマニアにはたまらんわけよ。
 演技は「ハロモニ」のコントと変わらない。
 環役が吉澤ひとみで、彼女のボーイッシュなところが配役に合っている。
 5期のメンバーは後輩役で出ている。
 矢口も出ているのだが、彼女はご存じ金髪で、今回黒髪のカツラをつけているのだが、久しぶりの黒髪だったので誰か一瞬わからなかったのだが、後ろから少し金髪が出ているのを見落としてはならない。
 少尉役は沢村一樹。
 どうせ「ミスムン」で男役なので少尉役は吉澤にして徹底するくらいでも良かったのではないか?
 配役で唯一いただけないのがおばあさま役の吉行和子で、いくらなんでも髪の毛が紫はねえだろ。
 どこまでドラマ化したかというと少尉がシベリアに行ったところで終わり!
 なんじゃこりゃあ、「キッズ・リターン」じゃないけど「まだ何も始まっちゃいないぜ」状態!
 いくらチャーミーやよっすぃーが出ていても、怒っちゃうよ!
 というか計算してみるとドラマの正味時間として30分しかないわけで、そんな短い時間で「はいからさんが通る」なんか無理に決まっている。
 どうしてドラマ化をしようとしたのかよくわからんが、石川の袴姿がやりたかっただけなのか?
 それが目的だったら100%達成されている。
 しかしそれだけじゃ駄目だろ。

「時をかける少女」

 これも今までにドラマ化されているが、大林宣彦ファンはうるせえぞ!
 正直、自分も、実写で大林の「時かけ」以上のものは出てこないと思っているので、そんなに期待していない。
 おそらく大林信者からたたかれるのは目に見えてあきらかなのだが、♪OK勇気が大事(@「恋愛レボリューション21」)?>スタッフの皆さん
 「時かけ」すっかり時のアイドルが出る作品になっている。
 主演が安部なつみ。
 いくらゴマキが出てきたとはいえ、ドラマや映画で主役を出捲くっているだけあって馴染んでいる。
 友達役に自分がメンバーの中で最も愛する(特に髪の毛が肩までの時)飯田が出ているのが、これも「ハロモニ」のコントの飯田先輩と変わらない。
 というかイメクラ嬢の域に突入している。
 加護ちゃんはなっちの妹役で出ている。
 話は後半あたりは映像で見せるというより、説明に終始してしまう展開だ。
 なんといっても「時をかける少女」なのにあまり時をかけていない。
 

 自分としてはモー娘。が出ていて「月曜ドラマランド」くらいのレヴェルにならなければいいと思っていたが、エンディングが彼女らの「Mr.ムーンライト」で、「はいからさん」のレヴェルが異常に低くどう贔屓目に見ても「月ドラ」状態だった。
 まあ正月だけに隠し芸大会の一種と思えばいいのかな?・・・…というか思うしかない。
 
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