「市川崑物語」
市川崑のドキュメンタリー映画。
ドキュメンタリーというと関係者の証言や本人へのインタヴュー、再現ドラマが定番で、人物をテーマにすると「知ってるつもり」や「波瀾万丈」をイメージしてしまう。
しかし、この映画は写真や像と文字、そして市川崑の映画の一部で構成されており、ナレーションはなし。
どちらかといえば、監督である岩井俊二の市川崑へのリスペクト、それこそ岩井俊二であるからというわけでもないが「ラブレター」なのである。
だから全編、岩井俊二の目線で話が進んでいく。
映画は市川崑の生まれてから現在までの作ってきた映画と、脚本家であり彼の妻だった和田夏十の事を描いている。
自分は市川崑が作ったアニメーションが少しでも観ることができたらいいなあと思って観にいったわけだが、少しだけだが観ることができたので、これだけでもOKかなと思っている。
自分は世代的に市川崑を意識したのは、やはり「犬神家の一族」だった。
「火の鳥」は手塚先生の原作が好きだったのでトホホな状態だったけどね。
市川崑が90歳を越える高齢なのに、彼の姉が百を越えても生きていらっしゃるのには驚いた。
おそらく物凄い長生きする家系っぽいので、長生きしてどんどん新作を作ってもらいたい。
あと、市川崑といえば明朝体の文字なんだけど、今の若者には「エヴァンゲリオン」なんだろうなあ
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